【全成分&成分解析】ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ

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こんにちは。コスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありす(@alice_kaiseki)です✨

今回はラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズの成分解析です。

SNSや雑誌でも話題になった、自然な血色感を作るピンク系化粧下地。

海外コスメな処方ですが、肌に合えば優秀なコスメだと思います。

【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
  • 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
  • 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
  • リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
目次

ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズの成分解析

アジア人の肌に合わせた敏感肌向けコスメとのことですが「敏感肌向け」という点で気になる部分があったので、そこから解説していきます。

日本製の敏感肌コスメよりは成分に不安あり

ラ ロッシュ ポゼは、フランス製の海外コスメです。

海外のコスメって、敏感肌向けであっても、日本の敏感肌向けよりも刺激になりやすい成分が入っていることが多いんですよね。

実際にラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズの成分を見てみると、日本の敏感肌向けコスメではあまり使われない成分が入っていました。

  • 6種類の紫外線吸収剤・・・国内の敏感肌向けだと、紫外線吸収剤不使用が主流。濃度も高そう。
  • PG・・・昔からよく使われている保湿成分だけど、やや刺激あり。
  • 変性アルコール・・・エタノールとほぼ同じ。肌に合わないと刺激・赤みの可能性あり。
  • TEA・・・ph調整剤。やや刺激のある成分で最近はあまり使われていない。
  • アニオン界面活性剤類・・・乳化剤。やや刺激があるので肌に塗り置くコスメには不向き。

上記の5種の成分は、日本の敏感肌向けコスメではあまり使われない、やや刺激の気になる成分です。

特に気になったのは、製品の乳化に複数のアニオン界面活性剤が使われているという点。

製品の水と油を混ぜるために乳化剤は必須なのですが、刺激になりにくい非イオン界面活性剤を使って欲しかったな。

どれも日本の化粧品でも配合できる成分だし、めちゃくちゃ危険ってわけではないけど、「低刺激か」と聞かれると、頷けない成分配合です。

紫外線カット効果が優秀

6種類の紫外線吸収剤と、酸化チタン(紫外線散乱剤)が配合されており、かなり強いUVカット効果が期待できますね。

水の次に紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)が入っていて、濃度もかなり高そうです。

紫外線吸収剤を多く入れることで、白浮きの原因になりやすい紫外線散乱剤の配合量を抑えられます。

そして、ラ ロッシュ ポゼって、ランコムなどのブランドを持つロレアルグループの会社なんです。

ロレアルグループが開発した、肌の老化の原因になりやすいUV-Aをカットする「テレフタリリデンジカンフルスルホン酸」も配合されています。

さらにロレアルグループは日焼け止めの研究に力を入れている会社。

なので、他社のプチプラで紫外線吸収剤を多種類混ぜているものと比べても、かなり研究されて配合されているんじゃないかなと予想できます。

一方で紫外線吸収剤はお肌の負担・刺激・乾燥の原因になりやすい成分なので、人によってはお肌が荒れたり、乾燥しちゃう可能性も高いですね💦

「紫外線による肌へのダメージを防ぐメリット」と「紫外線吸収剤による肌への負担・刺激や乾燥のデメリット」を強く併せ持つコスメです。

美容成分を解説

ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズに入っている美容成分をざっと解説します。

  • スクワラン・・・皮脂に似た性質を持つ油。お肌の水分蒸発を防いだり、外部刺激から守る。
  • グリセリン、PG、DPG、BG・・・一般的な保湿剤。
  • シアバター油粕エキス・・・シアバターの成分が濃縮されている。保湿性が高く、お肌を整える効果が期待できる。
  • カプリリルグリコール・・・抗菌性のある保湿剤。
  • イソヘキサデカン・・・炭化水素油。お肌の水分蒸発を防いだり、外部刺激から守る。
  • ボタンエキス・・・日焼けによる炎症からお肌を守る植物エキス。
  • サーマスサーモフィルス培養物・・・抗酸化作用を持ち、お肌のバリア機能をサポートする成分。

この中で珍しいのは「シアバター油粕エキス」「ボタンエキス」「サーマスサーモフィルス培養物」あたりです。

ただ、日焼け止め下地に入ってる美容成分なので、どの程度効果が期待できるのかは微妙なところ。

まぁ入っていないよりは良いので、プラスのポイントとして考えてもいいと思います。

色付きだけどタール色素は不使用

血色感を与える、ピンクの色付きの日焼け止め下地ですが、刺激の原因になりやすいタール色素は使用されていません。

メイクアップ効果が期待できる成分は「酸化チタン」「マイカ」「硫酸Ba」「酸化鉄」あたりですね。

ピンクの色は酸化鉄の色かな?他の成分は光を反射して、お肌を綺麗に魅せるような成分です。

成分解析のまとめ

  • 敏感肌向けではない成分がけっこう入っている
  • 紫外線吸収剤が多く使われ、紫外線カット力は期待できるけど、肌負担・刺激・乾燥のリスクあり
  • 美容成分もいくつか入っている
  • タール色素不使用なのは肌に優しい

全成分と配合目的(予想)

成分名目的評価
ベース
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル紫外線吸収剤
酸化チタン顔料(着色or紫外線散乱剤)
スクワラン炭化水素油(エモリエント)
グリセリンベース(保湿)
ドロメトリゾールトリシロキサン紫外線吸収剤
テレフタリリデンジカンフルスルホン酸紫外線吸収剤
PGベース(保湿)
変性アルコールベース
TEAph調整(旧)
DPGベース(保湿)
マイカ顔料(パール光沢付与・調整)
ステアリン酸高級脂肪酸(調整or石けん合成)
セチルリン酸K陰イオン界面活性剤(乳化)
トコフェロールビタミンE(整肌・製品の抗酸化)
ナイロン-12調整
(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー増粘、乳化安定
水酸化Alコーティング
硫酸Ba顔料
BHT製品の酸化防止(旧)
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン紫外線吸収剤
BGベース(保湿)
シアバター油粕エキス保湿
カプリリルグリコール保湿・抗菌
カルボマー合成ポリマー(増粘・乳化安定)
セタノール高級アルコール(調整)(旧)
酸化鉄顔料
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル紫外線吸収剤
エチルヘキシルトリアゾン紫外線吸収剤
ステアリン酸グリセリル非イオン界面活性剤(乳化)
イソヘキサデカン炭化水素(エモリエント)
ミリスチン酸高級脂肪酸(調整or石けん合成)
ボタンエキス植物エキス(整肌)
パルミチン酸高級脂肪酸(調整or石けん合成)
ステアリン酸PEG-100非イオン界面活性剤(乳化)
フェノキシエタノール防腐剤
ポリソルベート80非イオン界面活性剤(乳化)
ソルビン酸K防腐剤(旧)
塩化Na調整
ココイルサルコシンNaアミノ酸系陰イオン界面活性剤(洗浄)(旧)
オレイン酸ソルビタン非イオン界面活性剤(乳化)
サーマスサーモフィルス培養物整肌・製品の抗酸化
エチレンジアミンジコハク酸3Naキレート
トロメタミンph調整
キサンタンガム多糖類(増粘)

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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