ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズの成分解析です。
30mlで5,800円+税というかなり強気な価格設定のコスメですが、成分的にはどうなのでしょうか?
【全成分&成分解析】こんにちは。コスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありす(@alice_kaiseki)です✨
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
の成分解析
説明
全成分と配合目的(予想)
水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、酸化チタン、スクワラン、グリセリン、ドロメトリゾールトリシロキサン、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、PG、変性アルコール、TEA、DPG、マイカ、ステアリン酸、セチルリン酸K、ナイロン-12、硫酸Ba、酸化鉄、トコフェロール、ココヤシ果実エキス、ココイルサルコシンNa、塩化Na、安息香酸Na、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、アデノシン、ステアリン酸PEG-100、エチルヘキシルトリアゾン、パルミチン酸、ポリソルベート80、マルトデキストリン、キサンタンガム、ペンチレングリコール、セイヨウハッカエキス、トロメタミン、イソヘキサデカン、エーデルワイス花/葉エキス、カプリリルグリコール、カルボマー(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ミリスチン酸、オレイン酸ソルビタン、ワサビノキ種子エキス、ソルビトール、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、EDTA-2Na、ガリカバラ花エキス、セタノール、BG、BHT、シアバター油粕エキス、クエン酸、ソルビン酸K、水酸化Al、ステアリン酸グリセリル、香料
ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズの成分解析
日焼け止め下地なので、紫外線カット成分から解析していきます。
オリジナルの紫外線カット成分
SPF50+PA++++で、6種類の紫外線吸収剤と、酸化チタン(紫外線散乱剤)が配合されており、かなり強いUVカット効果が期待できますね。
水の次に紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)が入っていて、濃度もかなり高そうです。
紫外線吸収剤を多く入れることで、白浮きの原因になりやすい紫外線散乱剤の配合量を抑えられます。
入っている紫外線吸収剤はこの6種類
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- ドロメトリゾールトリシロキサン
- テレフタリリデンジカンフルスルホン酸
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
- エチルヘキシルトリアゾン
- ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
この中で特に注目なのは「ドロメトリゾールトリシロキサン」「テレフタリリデンジカンフルスルホン酸」。
ランコムが所属するロレアルグループの独自成分なので、他社のコスメには入っていません。
大手メーカーでも、自社で開発した独自の紫外線カット成分を使っているというのは少ないんです。
ロレアルは日焼け止めの研究に力を入れているおり、肌を紫外線による老化やダメージから守ってくれます。
ただしこの成分はランコム限定ってわけではなく、メイベリンニューヨークやラロッシュポゼなど、もう少し安い価格帯のロレアルグループのコスメにも入っていますね。
特にラロッシュポゼの日焼け止め下地に関しては、濃度に違いはあるものの、使われている紫外線カット成分の種類は全く同じでした。
ラロッシュポゼの日焼け止め下地とはどう違う?
成分の構成はかなり似ています。違いをざっくり挙げるとこんな感じです。
- 入っている美容成分が若干異なる(ランコムの方が美容成分が多く入っている)
- ラロッシュポゼは香料不使用、ランコムは香料使用
- 着色成分も種類は同じだが、濃度や処方で仕上がり・色味は大きく変わるので、同じ効果があるとは言えない
美容成分を解説
ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズに入っている美容成分をざっと解説します。
- スクワラン・・・皮脂に似た性質を持つ油。お肌の水分蒸発を防いだり、外部刺激から守る。
- グリセリン、PG、DPG、BG、ソルビトール・・・一般的な保湿剤。
- ココヤシ果実エキス・・・保湿・整肌・抗酸化作用を持つ植物エキス。
- アデノシン・・・表情筋の伸縮を防ぐ、コラーゲンの合成をサポート。
- マルトデキストリン・・・テクスチャ調整と保湿。
- セイヨウハッカエキス・・・抗菌&皮脂抑制。濃度が高いと刺激になりやすいがこのぐらいなら大丈夫そう。
- ペンチレングリコール、カプリリルグリコール・・・抗菌性のある保湿剤。
- エーデルワイス花/葉エキス・・・保湿&日焼けの炎症をケアする植物エキス。
- ワサビノキ種子エキス・・・モリンガオイル。ベタつきにくくい油脂。水分の蒸発を防ぎ、お肌を守る。
- イソヘキサデカン・・・炭化水素油。お肌の水分蒸発を防いだり、外部刺激から守る。
- ガリカバラ花エキス・・・薬剤師のバラと呼ばれる植物エキス。保湿&整肌。
- シアバター油粕エキス・・・シアバターの成分が濃縮されている。保湿性が高く、お肌を整える効果が期待できる。
成分が似ていると言われている、ラロッシュポゼの日焼け止め下地よりも多くの植物エキスが入っています。
単なる保湿だけでなく、お肌のハリツヤをサポートする成分もがっつり入っていますね。
公式がアピールしている「エーデルワイス花/葉エキス」は日焼けによる肌荒れをケアすると言われる植物エキスです。
ただ、日焼け止め下地に入ってる美容成分なので、どの程度効果が期待できるのかは微妙なところ。
まぁ美容成分がほとんど入っていないよりは圧倒的に良いので、プラスのポイントとして考えてもいいと思います
色付きだけどタール色素は不使用
女性らしい血色感を与える、ピンクの色付きの日焼け止め下地ですが、刺激の原因になりやすいタール色素は使用されていません。
メイクアップ効果が期待できる成分は「酸化チタン」「マイカ」「硫酸Ba」「酸化鉄」あたりですね。
ピンクの色は酸化鉄の色かな?他の成分は光を反射して、お肌を綺麗に魅せるような成分です。
このあたりもラロッシュポゼの日焼け止め下地と使われている成分は同じ。
でもメイクアップコスメって、濃度や処方のちょっとした違いで、仕上がりや色味が大きく変わってきます。ここに関しては成分が同じでも、仕上がりが同じとは言い切れません。
刺激になりやすそうな成分も入っている
ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズは、フランス製の海外コスメです。
他のメーカーのコスメでもそうだけど、海外製のコスメって、日本製よりも刺激になりやすそうな成分がけっこう入っているんですよね。
気になったものをザッと上げてみるとこんな感じです。
- 6種類の紫外線吸収剤・・・国内の敏感肌向けだと、紫外線吸収剤不使用が主流。濃度も高そう。
- PG・・・昔からよく使われている保湿成分だけど、やや刺激あり。
- 変性アルコール・・・エタノールとほぼ同じ。肌に合わないと刺激・赤みの可能性あり。
- TEA・・・ph調整剤。やや刺激のある成分で最近はあまり使われていない。
- アニオン界面活性剤類・・・乳化剤。やや刺激があるので肌に塗り置くコスメには不向き。
この部分もラロッシュポゼと同じですね。
ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズは、そもそも敏感肌向けってわけではありませんが、肌が弱い人はちょっと注意した方が良いコスメです。
成分解析のまとめ
- ラロッシュポゼとよく似た成分だけど、美容成分や仕上がりは異なる
- 紫外線吸収剤が多く使われ、紫外線カット力は期待できるけど、肌負担・刺激・乾燥のリスクあり
- 紫外線のダメージから肌を守る美容成分などが入っている
- タール色素不使用で作られている
水 | ベース | ほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。 水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。 |
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メトキシケイヒ酸エチルヘキシル | 紫外線吸収剤 | 多くの日焼け止めで使われるメジャーな紫外線吸収剤です。 赤くなる日焼けの原因であるUV-Bの吸収に優れています。 紫外線吸収力は高いのですが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。 |
酸化チタン | 顔料・紫外線散乱剤 | 肌の表面で紫外線を反射し、UV-AとUV-Bに対して防御効果を持ちます。カバー力のある白色の粉末なので、メイクアップ目的でも配合されます。 フェイスパウダーなどに多く配合すると、皮脂を吸収する役割も。水や油を吸収しやすいので、制汗剤やボディパウダーに配合されることもあります。 そのまま使うと刺激が強いため、シリカや水酸化AIなどでコーティングして配合されます。 コーティングされたものは皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。酸化亜鉛に比べ、金属アレルギーのリスクもほぼありません。 石鹸に配合される場合は白く発色させるのが目的です。洗い流されるので特に危険はありません。 |
スクワラン | エモリエント | 肌の保湿や柔軟作用を持っています。人間の皮脂中に5%含まれており、お肌に馴染みやすい成分。 こってり感はありますが、べたつきにくいので感触改良のためにも配合されます。 100%のオイルをそのままスキンケアに使うことも可能です。 分類としては炭化水素油ですが、石油ではなく動植物由来の成分です。 安定性が高く、酸化や熱による劣化が少ないのも特徴。医薬品の軟膏などにも使用されています。 クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。 脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。 |
グリセリン | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。 高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。 |
ドロメトリゾールトリシロキサン | 紫外線吸収剤 | UV-A、UV-Bのどちらも吸収し、持続力が高い紫外線吸収剤です。(UV-Aの吸収はやや弱め) 強い刺激はありませんが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。 大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。 |
テレフタリリデンジカンフルスルホン酸 | 紫外線吸収剤 | 主にUV-Aを吸収します。 ロレアルグループが開発した成分です。 不安定な成分なので皮膚刺激があるとの声もありますが、大量の配合でなければ基本的には刺激は少なく、安全性の高い成分です。 |
PG | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 保湿力は中間ぐらい。 昔からよく使われている成分ですが、肌に刺激になる可能性の高い成分なので、高濃度で配合されている場合は避けたほうが無難です。 |
変性アルコール | ベース | 化粧品で「アルコール」と呼ばれている、揮発性の高い成分です。 使用感の向上、清涼感の演出、抗菌などの効果があります。 高濃度で配合されていると、ツンとしたにおいがあり、刺激や乾燥の原因になることも。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
TEA | ph調整 | pH調整剤(アルカリ性)です。 安価な化粧品にもよく使われるアルカリ成分で、カルボマーなどと中和反応して化粧品を増粘させたり、合成界面活性剤の原料となります。 強く危険な成分ではありませんが、人によっては刺激を感じたり、肌荒れやアレルギーを起こす可能性があるので注意しましょう。 市販コスメの多くに入っているので、完全に避けるのは難しいと思います。 |
DPG | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 さっぱり系の使用感で、低コストで配合できるのが特徴です。 眼睛刺激やわずかな皮膚刺激の可能性があり、無理に避けるほどではありませんが、濃度が高いものは注意しましょう。 |
マイカ | 顔料 | 着色料(体質顔料)です。酸化チタンと共に配合することで、パールのような光沢が得られます。 細かく滑らかな性質で、化粧品のすべりを良くする効果もあります。 |
ステアリン酸 | 洗浄or調整 | 高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。 石けんに使われる高級脂肪酸の中では気泡力が弱め。刺激が少し強めです。 テクスチャ調整や乳化の補助のために配合されることもあります。 |
セチルリン酸K | 乳化 | アニオン(陰イオン)界面活性剤です。乳化目的で配合されます。 アニオン界面活性剤では珍しく、洗浄・気泡力をほとんど持ちません。 |
ナイロン-12 | 調整 | ポリアミド系の合成繊維です。 滑らかな性質を持ち、化粧品のテクスチャを調整するために配合されます。 マスカラに配合すると、ロングラッシュ効果を発揮します。 |
硫酸Ba | 顔料 | 素肌感や柔らかい感触を出すため、メイクアップ商品に多く使用されます。 光を拡散して、肌の凸凹をぼかす効果も。酸化チタンなどの表面処理にも使用されます。 皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。 |
酸化鉄 | 顔料 | 鉄の酸化物(さび)の総称で、代表的な顔料(着色料)です 赤、黒、黄色の3色があり、化粧品ではすべて酸化鉄と表示されますが、医薬部外品では色によって違う呼び方がされます。 光の屈折率が高く、紫外線錯乱効果も持ち合わせています。 サビと言われると少し怖いですが、ミネラルファンデーションにも使われており、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。 |
トコフェロール | 酸化防止剤 | 製品の酸化を防ぎます。 ビタミンEなので、肌への抗酸化作用も期待できます。 防腐剤の一種ですが、刺激はほとんどありません。 |
ココヤシ果実エキス | 植物エキス | ココナッツの果実から採れる植物エキスです。 お肌を保湿し整えるほかにも、ビタミンEが豊富で、抗酸化作用が期待できます。 |
ココイルサルコシンNa | 洗浄・乳化 | アニオン(陰イオン)界面活性剤・洗浄成分です。 アミノ酸系(サルコシン系)の界面活性剤ですが、アミノ酸の中では高めの洗浄力と気泡力を持っています。 アミノ酸系の中で最も歴史が長いけど旧表示指定成分になっており、刺激やアレルギーの可能性が指摘されています。 現在ではあまり使われていませんが、アミノ酸の中ではあまりおすすめできない洗浄成分です。 |
塩化Na | 調整 | 製品の増粘、乳化安定、収れん、殺菌などの作用があります。 基本的には安全ですが、スクラブ目的で大量に配合されていると、刺激になることもあります。 |
安息香酸Na | 防腐 | 細菌やカビなどに対して殺菌作用を持ちます。 食品の防腐剤としても使用できる成分ですが、高濃度では強い毒性があります。 化粧品の防腐剤では濃度が低いので、特に避けるほどではありません。 |
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル | 紫外線吸収剤 | 肌老化の原因であるUV-Aの吸収に優れた紫外線吸収剤です。 強い刺激はありませんが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。 化粧品自体を紫外線による劣化から防御する目的でも配合されており、少量なら特に気にする成分ではありません。 |
アデノシン | 抗老化 | 表情筋の伸縮を防いだり、コラーゲンの合成をサポートしてシワを予防します。 |
ステアリン酸PEG-100 | 乳化 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。 製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。 O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。 |
エチルヘキシルトリアゾン | 紫外線吸収剤 | 多くの日焼け止めで使われるメジャーな紫外線吸収剤です。 赤くなる日焼けの原因であるUV-Bの吸収に優れています。 光安定性が高く、肌の刺激になりにくい紫外線吸収剤です。 |
パルミチン酸 | 洗浄or調整 | 高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。 石けんに使われる高級脂肪酸の中では気泡力が弱め。 乳化の補助のために配合されることもあります。 |
ポリソルベート80 | 乳化 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤です。 製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化し、粘度を上げてゲル化させる役割で配合されます。 O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。 化粧品の浸透感をアップさせるためにも配合されます。 |
マルトデキストリン | 調整 | 多糖類の一種です。 製品のテクスチャを調整したり、保湿する役割があります。 |
キサンタンガム | 増粘 | 化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。 |
ペンチレングリコール | 保湿 | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 さっぱりした使用感で、抗菌効果もあります。 高濃度で配合されている場合は、肌に刺激になる可能性の高いので、肌の弱い方は避けたほうが無難です。 1%以下の濃度なら特に気にしなくても大丈夫でしょう。 |
セイヨウハッカエキス | 植物エキス | シソ科のセイヨウハッカから採れる、ペパーミントとも呼ばれる植物エキスです。 抗菌作用と皮脂を抑制する作用があると言われています。 皮冷感作用を持ち、すっきりした香りがあるメントール成分が含まれています。 やや刺激がある成分なので、配合量が多いと人によってはヒリヒリを感じる可能性があります。 |
トロメタミン | ph調整 | pH調整剤(アルカリ性)です。 主に製品のpHを調整する目的で配合されます。 |
イソヘキサデカン | エモリエント | 炭化水素油です。 浸透性はなく、お肌の表面で膜を作って水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守ります。 他の油性成分を溶かし込むための溶剤としても配合されます。 |
エーデルワイス花/葉エキス | 整肌 | エーデルワイスから採れる植物成分です。 日焼けによる炎症を抑制したり、保湿効果もあると言われています。 |
カプリリルグリコール | 保湿 | 保湿成分ですが高い抗菌性を持っており、防腐剤代わりとしても使われています。 防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。 |
カルボマー | 増粘・乳化安定 | よく使われる合成ポリマーで、製品にとろみをつける・ジェル化させる目的で配合されています。 じ名前でも増粘効果が異なるものが多数存在します。 アルカリ性の成分と反応するので、水酸化Kや水酸化Naと共に配合されます。 製品の乳化や油分・粉を分散させる役割もあります。 天然ガム類(多糖類)よりも増粘効果・均一性・温度変化に対する安定性が優れているのが特徴。 肌に乗せると塩分や脂肪酸の影響で水のようにさらっとした性質に変化します。 皮膜を作って水分の蒸発を防いだり、肌をバリアする機能も。 合成ポリマーと聞くとあまり印象は良くないですが、肌への負担や刺激はなく、安全な成分です。 |
(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー | 増粘、乳化安定 | 増粘・乳化剤で、共重合体のポリマーです。 水に溶かすと増粘効果を持ち、製品のテクスチャを整えるために配合されます。 乳化を安定させる効果もあるので、刺激の強い乳化剤の配合を減らす役割もあります |
ミリスチン酸 | 洗浄or調整 | 高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。 石けんに使われる高級脂肪酸の中で、泡の持続性に優れているという特徴があります。 乳化の補助のために配合されることもあります。 |
オレイン酸ソルビタン | 乳化 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。 製品を油の中に水が溶け込むW/O型に乳化します。 W/O型は水に流れにくくこってり。ウォータープルーフのコスメなどによく使われる乳化です。 |
ワサビノキ種子エキス | 保湿 | モリンガオイルとも呼ばれる、ワサビノキから採れる油脂です。 べたつきが少なく浸透しやすいので、使用感の良いオイル。 お肌をやわらげたり、抗酸化作用があると言われています。 |
ソルビトール | 保湿 | 化粧品でよく使われる一般的な保湿成分です。 粘度が高いので、増粘剤としての役割も果たします。 |
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン | 紫外線吸収剤 | UV-A、UV-Bのどちらも吸収しやすく、持続力が高い紫外線吸収剤です。 強い刺激はありませんが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。 |
EDTA-2Na | キレート | 製品の金属イオンを封鎖して品質を維持します。 刺激の可能性も指摘されていますが、化粧品に少し配合される程度ではそれほど影響はありません。 品質の維持に意味のある成分ですし、無理に避ける必要はないでしょう。 |
ガリカバラ花エキス | 植物エキス | アポセカリーローズ(薬剤師のバラ)とも呼ばれ、古くから薬用としても使われてきた植物エキスです。 お肌を保湿し、整えたり、製品にバラの香りをつけます。 |
セタノール | 調整 | 主に化粧品のテクスチャを調整する目的で配合されます。 界面活性力があるため、製品の乳化を安定させる効果も。 皮膜を形成して水分の蒸発を防いだり、保護する役目も持っています。 油性成分ですが、少量の水なら溶かし込むことができます。 旧表示指定成分のひとつでわずかな眼睛刺激・皮膚刺激はありますが、特に避けるべき成分ではありません。 |
BG | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
BHT | 酸化防止剤 | 自らが酸化することで、油の酸化を防止して、製品の劣化を防止します。 酸化防止効果が高く、耐熱性もあるので、化粧品の品質維持のために多く配合されます。 似た名前のBHAは毒性が非常に高いですが、BHTは特別避けるほど危険な成分ではありません。 発がん性が指摘されていますが、実際は心配するほどではないでしょう。 |
シアバター油粕エキス | 保湿 | 昔から天然の保湿クリームとして使われてきたシアバターの有効成分が濃縮されています。 トコフェロールやアラントインが含まれていて、高い保湿性とともに、抗炎症、抗老化作用も持っています。 |
クエン酸 | ph調整 | 製品を酸性にするph調整剤です。 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果も期待できます。 ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はありませんが、ピーリング目的にたくさん配合されていると刺激になりやすいので注意です。 |
ソルビン酸K | 防腐剤 | 細菌、酵母、カビなどに効果を発揮する防腐剤です。 phが酸性になるほど強い抗菌力を発揮します。 |
水酸化Al | コーティング | 肌に直接触れると酸化して肌荒れの原因になる酸化チタンの表面をコーティングする役割を果たします。 化粧品の色調調整、粘膜の被覆保護、収れん作用も持っています。 |
ステアリン酸グリセリル | 乳化 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤です。グリセリンエステル系で、非常に多くの化粧品に使われています。 界面活性剤ですが刺激はほぼありません。 乳化・分散作用が高く、酸化されにくい構造を持ちます。 |
香料 | 香料 | 製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。 香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。 特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。 |
- SPF50+、PA++++の紫外線カット力
- 64色の中から日本人女性のために選ばれた理想の美人ピンク
- 黄ぐすみが気になる肌に澄んだ明るさを
- 1本で乳液、日焼け止め、化粧下地の2WAY