【全成分＆成分解析】菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿

うるおい成分として日本酒を配合した化粧水です。

大容量の500mlサイズが924円で買えるプチプラ化粧水ですが、成分を見るとコスパはかなり良さそうです。

菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿の成分解析

ベースとなる保湿成分はグリセリンとBG。どちらも低刺激で良い成分です。

訴求成分はこんな感じ。

• コメ発酵液・・・日本酒のこと。アミノ酸、ミネラルビタミンなどの美容成分が含まれ、お肌を保湿して整えます。
• アミノ酸(グルタミン酸・アルギニン・ロイシン)・・・天然保湿因子に存在するアミノ酸です。お肌のうるおいを助けます。
• セラミド・・・細胞間脂質に存在する成分です。お肌のバリア機能や水分保持をサポートします。
• プラセンタエキス・・・お肌を保湿して整え、ハリ弾力や透明感をサポートします。
• アルブチン・・・透明感をサポートします。この商品ではただの保湿成分ですが、美白有効成分としても認められています。
• グリチルリチン酸２K・・・お肌を整え、健やかに保ちます。
• ダイズタンパク・・・植物エキスです。お肌を保湿したり、乳化を安定させます。
• マルチトール・・・一般的な保湿成分です。安定した性質を持ちます。
• メチルグルセス-10・・・天然保湿因子に近い性質を持ち、お肌を柔らかく整えたり、膜を作って保湿します。

この中で、製品の最大のコンセプトとなる成分は「コメ発酵液」。

日本酒メーカーである「菊正宗」らしい日本酒由来の成分で、アミノ酸やビタミンなどの栄養がたっぷり含まれています。

ただし発酵系の成分が入っているので、人によっては肌に合わないこともあるかも。

これが肌に合うか合わないかで、好き嫌いが分かれるコスメなんじゃないかな？

お肌の水分保持やバリア機能に重要なヒト型セラミドも入っています。

あと色が濁っているので、成分がいっぱい入っているように見えますが、(スチレン/アクリル酸アルキル)コポリマーNaという成分で濁らせているだけです。（特に悪影響がない成分です。）

あと、エタノールの表記はありませんが、日本酒（コメ発酵液）に微妙のアルコールが含まれている可能性があるので、少量でもアルコールがダメな人は注意してください。

まとめ

正直、これだけ多種類の訴求成分が入っているのに、500mlで1,000円以下という価格設定は「利益あるの？大丈夫？」と心配になるぐらい豪華です。

容器をコストカットしたり、定番の成分を使って研究費を抑えてるのかな？

「化粧水にあまりお金をかけたくないけど、良い成分が入っているものが欲しい！」という人にはとても良い選択肢だと思います。

菊正宗シリーズは店頭での展開もしているので、大きめのドラッグストアやコスメストアなら置いています。

公式サイトでの販売価格は924円ですがお店によってはもう少し安く売っていますね✨

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
水	ベース
グリセリン	ベース（保湿）
BG	ベース（保湿）
コメ発酵液	発酵エキス（保湿・整肌）	★△
グルタミン酸	天然保湿因子成分（保湿）
アルギニン	天然保湿因子成分（保湿・ph調整）
ロイシン	天然保湿因子成分（保湿）
セラミド3	ヒト型セラミド（保湿）	★
セラミド6II	ヒト型セラミド（保湿）	★
プラセンタエキス	保湿
アルブチン	ハイドロキノン誘導体（整肌）
グリチルリチン酸2K	整肌	★
ダイズタンパク	植物エキス（保湿・乳化安定）
マルチトール	糖アルコール（保湿）
メチルグルセス-10	合成ポリマー（保湿）
PEG-60水添ヒマシ油	非イオン界面活性剤（乳化）
ヒドロキシエチルセルロース	多糖類（増粘）
(スチレン/アクリル酸アルキル)コポリマーNa	合成ポリマー（皮膜形成）
クエン酸	ph調整
クエン酸Na	ph調整・キレート
フェノキシエタノール	防腐剤
メチルパラベン	防腐剤	（旧）
香料	香料	△