こんにちは。コスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありす(@alice_kaiseki)です✨
今回はアテニアのプリマモイストの化粧水のⅡ(しっとりタイプ)の解析です。
プリマモイストは30代からのプレエイジングケアラインで、アテニアの中で低価格帯ですが、独自の美容成分もたっぷり入った、期待できるコスメです。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
※このページはファンケル・アテニアのPRを含みます。
アテニア プリマモイスト ローションIIの成分解析の成分解析
アテニア プリマモイスト ローションII(化粧水)の成分解析です。
まずはベースの保湿成分から解析していきます。
グリセリンベースで低刺激&高保湿
水の次に濃度の高い、ベースの保湿成分は低刺激&高保湿のグリセリン。
次に低刺激でさっぱり系のBGは入っています。
その次のDPGはやや刺激になりやすい成分と言われていますが、濃度がそれほど高くないので、まぁ大丈夫かなと思います。
アテニアの中でも、プリマモイストローションのⅠや、高価格帯のドレスリフトの化粧水はDPGがベースになっています。
ベース成分で考えると、プリマモイストローションⅡの方が肌に優しそうな処方ですね。
ただしグリセリンはニキビや毛穴が気になる人には合わないこともあるので一概に良いとは言い切れません。
ちなみにドレスリフトの化粧水はエタノールが高濃度で入っていますが、プリマモイストの化粧水はどちらもエタノールが入っていないので、その点でも肌に優しい成分構成です。
特徴的な美容成分はサーチュライザーS6、タイムブレスDN、プロテオグリカン
アテニアプリマモイストシリーズの特徴的な成分としてアピールされているのは『サーチュライザーS6』『タイムブレスDN』『プロテオグリカン』の3つです。
ちなみにドレスリフトはこれらの成分に加え、発酵コラーゲンなどの美容成分も入っています。
サーチュライザーS6(ブドウ芽エキス)
アテニアが開発した独自の成分です。
ブドウの新芽から抽出されるため、全成分表示では「ブドウ芽エキス」と表示されます。
美肌寿命に重要な長寿遺伝子サーチュイン6に関わる成分です。
オートファジー(自己修復システム)を誘導し、正常な細胞の生まれ変わりに影響を与えていることが実験で配合されました。
タイムブレスDN
朝、夜それぞれの肌状態に必要な働きをサポートし、外的ストレスによって乱れた肌リズムを整える成分です。
こちらは詳しく調べてもどの成分のことを指しているのか不明。
おそらく美容成分の中で「朝のお肌」「夜のお肌」をそれぞれケアする目的の成分が入っていて、それらをまとめてタイムブレスDNと呼ぶのではないでしょうか。
プロテオグリカン
美容成分をざっとチェック
ベースの3成分と、すでに解説した独自成分以外のものはざっと解説しますね。
- メチルグルセス-10・・・一般的な保湿成分。
- サッカロミセスセレビシアエエキス・・・酵母エキス。お肌の酸化ストレスに作用。
- 加水分解イネ葉エキス・・・抗酸化作用が強い成分。
- 加水分解コメエキス・・・お肌のハリ弾力をサポート。
- ラフィノース・・・お肌のラメラ構造を整える。
- ノバラ油・・・バラの精油。香り付け、抗酸化、保湿、整肌など。
- ジグリセリン・・・一般的な保湿成分。
- エチルヘキシルグリセリン・・・抗菌作用もある保湿成分。低濃度なら刺激なし。
- シロキクラゲ多糖体・・・セラミドをサポート、保湿、抗酸化。
- フィトステロールズ・・・保湿や製品の乳化安定。
- ポリ(メタクリル酸メトキシPEG-9)・・・ヒアルロン酸に近い保湿成分。
全体を見た感じ『保湿』『ハリ弾力』『抗酸化』がテーマの化粧水ですね。
シミをケアしたりお肌を引き締めるような成分はほぼ入っていませんが、その分肌に優しい構成です。
アテニアドレスリフトと比べてどうなの?
プリマモイスト化粧水 | ドレスリフト化粧水 |
---|---|
水、グリセリン、BG、DPG、メチルグルセス-10、ブドウ芽エキス、サッカロミセスセレビシアエエキス、加水分解イネ葉エキス、加水分解コメエキス、水溶性プロテオグリカン、ラフィノース、ノバラ油、ジグリセリン、PEG-32、エチルヘキシルグリセリン、PEG-60水添ヒマシ油、水添レシチン、シロキクラゲ多糖体、トコフェロール、フィトステロールズ、水酸化Na、ポリ(メタクリル酸メトキシPEG-9)、PEG-30フィトステロール、クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール | 水、DPG、グリセリン、メチルグルセス-10、エタノール、BG、ブドウ芽エキス、サッカロミセスセレビシアエエキス、加水分解イネ葉エキス、加水分解コメエキス、加水分解コラーゲン、クインスシードエキス、ラフィノース、ダマスクバラ花油、ジグリセリン、ペンチレングリコール、ベタイン、エチルヘキシルグリセリン、カルボキシメチルデキストランNa、カルボマーK、PEG-60水添ヒマシ油、クエン酸Na、水酸化Na、香料、フェノキシエタノール |
目立った美容成分でいうと共通するものは「サーチュライザーS6(ブドウ芽エキス)」「タイムブレスDN(どの成分を指すのか不明)」あたりですね。
違いを比較するとこんな感じです。
プリマモイスト化粧水の良いところ
- 水溶性プロテオグリカンが入っている
- シロキクラゲ多糖体が入っている
- ベースの成分が低刺激&高保湿なグリセリン
- エタノールが入っていない
- 合成香料不使用
アテニアドレスリフト化粧水の良いところ
- 発酵コラーゲン(加水分解コラーゲン)が入っている
- クインスシードエキスが入っている
成分だけで見ると、プリマモイストの方が優秀
良いところをザッと上げてみて思ったんですが、プリマモイストの化粧水の方が優秀じゃないですか?
しかも定価はそれぞれ150mlでドレスリフトは税込3,625円、プリマモイストは税込2,305円なので、プリマモイストの方が1,000円以上も安いんです!
もちろんあくまでも「全成分表示を見て」の話なので、細かい濃度や処方までは読み取れません。
実際に使ってみると、ドレスリフトの方が良いってことももちろんあると思います。
でも、成分を見る限りでは「美容成分はよく似ていて、どちらもいいところがある」「プリマモイストの方が低刺激」という印象を持ちました。
ドレスリフト化粧水の成分解析とレビューはこちら
その他の成分は一般的な感じ
防腐剤はフェノキシエタノール、乳化剤は非イオン系、合成香料不使用で、シンプルで低刺激な構成です。
特に気になる点はない、一般的な感じですね。
まとめ
- アテニアの高級ライン・ドレスリフトよりも肌に優しそう
- アテニア独自の美容成分が入っている
- 保湿・ハリ・抗酸化系の美容成分が中心
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
水 | ベース | |
グリセリン | ベース(保湿) | |
BG | ベース(保湿) | |
DPG | ベース(保湿) | △ |
メチルグルセス-10 | 保湿 | |
ブドウ芽エキス | 植物エキス(保湿・整肌) | ★ |
サッカロミセスセレビシアエエキス | 酵母(保湿) | ★ |
加水分解イネ葉エキス | 植物エキス(ハリ弾力・透明感サポート) | ★ |
加水分解コメエキス | 植物由来成分(保湿) | |
水溶性プロテオグリカン | 保湿 | |
ラフィノース | オリゴ糖(保湿) | |
ノバラ油 | 精油(香料) | |
ジグリセリン | 保湿 | |
PEG-32 | 増粘 | |
エチルヘキシルグリセリン | 保湿・抗菌 | |
PEG-60水添ヒマシ油 | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
水添レシチン | 両性界面活性剤(乳化) | |
シロキクラゲ多糖体 | 多糖体(保湿) | |
トコフェロール | ビタミンE(整肌・製品の抗酸化) | |
フィトステロールズ | 植物由来成分(保湿・乳化安定) | |
水酸化Na | ph調整 | |
ポリ(メタクリル酸メトキシPEG-9) | 保湿 | |
PEG-30フィトステロール | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
クエン酸 | ph調整 | |
クエン酸Na | ph調整・キレート | |
フェノキシエタノール | 防腐剤 |