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今回は、「イハダ 薬用リセットオイル」を成分面からガッツリ解析していきます。
「やらかしちゃった翌朝に」というキャッチコピーで話題のこの商品。
スキンケアをサボっちゃった朝でも、洗顔後すぐに使えば肌荒れ・乾燥・ニキビを予防してくれるという頼もしいアイテムです。
同じ敏感肌向けオイルとして人気の「ミノン アミノモイスト エイジングケア オイル」との違いも詳しく比較しながら、どちらが合うのか、解説していきます👌
| ブランド名 | IHADA(イハダ) |
| 価格 | 2,420円 |
| 容量 | 30ml |
| 発売日 | 2025年10月21日 |
全成分はこちら
精製水,ポリエチレングリコール400,1,3-ブチレングリコール,濃グリセリン,ジプロピレングリコール,ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル,塩化マグネシウム,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル,L-テアニン,トリエタノールアミン,ヒアルロン酸ナトリウム(2),エデト酸ニナトリウム,ピロ亜硫酸ナトリウム,トウキエキス(1),ワセリン,シュガースクワラン,フェノキシエタノール
公式のアピールポイント
- 「やらかしちゃった翌朝」のリセットケアオイル
- 2種の有効成分+高精製ワセリンのWケア
- 濃密なのにさらっと、メイクの邪魔をしない設計
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
成分解析
医薬部外品なので、まずは有効成分から見ていきましょう。
肌荒れ予防の2種の有効成分
グリチルリチン酸ジカリウム
イハダシリーズではおなじみの定番抗炎症成分。甘草(カンゾウ)由来で、ニキビ予防や肌荒れ防止に効果的です。
寝不足や不規則な生活で肌が炎症を起こしやすい状態でも、この成分がしっかり鎮静化してくれます。
「やらかしちゃった翌朝」にぴったりの成分ですね👌
酢酸DL-α-トコフェロール(ビタミンE誘導体)
ビタミンEを安定化させた形。
抗酸化作用と血行促進作用があり、肌荒れを防ぎながら、肌のターンオーバーをサポートします。
さらに抗炎症効果も持つため、グリチルリチン酸ジカリウムとの相乗効果が期待できます。
美容成分をチェック
その他の成分でも気になるものを見ていきましょう。
高精製ワセリン
イハダの代名詞とも言える成分。
資生堂が持つ特別な技術で限りなく不純物を取り除いた、純度の高いワセリンです。
主な効果:
- 肌表面に保護膜を形成
- 水分蒸発を防ぐ
- 外部刺激から肌を守る
「手抜きスキンケア」でバリア機能が低下した肌を、しっかり守ってくれます。
ヒアルロン酸ナトリウム(2)
定番の高保湿成分。
1gで6リットルの水を抱え込む驚異の保水力で、肌にたっぷりのうるおいを与えます。
L-テアニン
緑茶に含まれるアミノ酸の一種。意外にも、スキンケアでは優秀な保湿成分として機能します。
公式では「テアニンGL」(テアニン+グリセリン)として訴求されており、うるおいを長時間キープする役割を担っています。
リラックス効果もあるため、「やらかしちゃった」ストレス肌にも優しい成分です。
トウキエキス(1)
セリ科の植物・当帰(トウキ)の根から抽出したエキス。漢方でもよく使われる伝統的な美容成分です。
主な効果:
- 血行促進
- 抗炎症作用
- 保湿効果
- 肌のターンオーバー促進
公式では「トウキエキスGL」(トウキエキス+グリセリン)として、3種の保湿成分の1つにカウントされています。
シュガースクワラン
サトウキビ由来のスクワラン。
通常のスクワラン(鮫由来やオリーブ由来)より酸化安定性が高く、さらっとした使用感が特長です。
人の皮脂に含まれる成分に近い構造を持つため、肌なじみが良く、べたつきにくいのがポイント。
「濃密なのにさらっと」を実現する立役者です。
他の成分は?
美容成分以外も見ていきましょう👌
ポリエチレングリコール400
水溶性の保湿剤で、オイル状美容液の基剤として機能。
水とオイルをつなぐ役割も果たし、さらっとした使用感に貢献しています。
ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル
界面活性剤の一種ですが、洗浄成分ではなく乳化剤として配合されています。
水性成分と油性成分を均一に混ぜ合わせ、安定した処方を実現します。
低刺激性が高く、敏感肌向け製品に頻繁に使われる成分です。
1,3-ブチレングリコール/ジプロピレングリコール/濃グリセリン
基本の保湿剤トリオ。水分を保持し、肌をしっとりさせます。
これらの多価アルコールが複数配合されることで、べたつきを抑えながら保湿力を確保するバランスが実現されています。
他の成分の役割
- 塩化マグネシウム: ミネラル成分。肌を整える効果
- トリエタノールアミン: pH調整剤。肌に優しい弱酸性に調整
- エデト酸二ナトリウム: キレート剤。製品の安定性向上
- ピロ亜硫酸ナトリウム: 酸化防止剤
- フェノキシエタノール: 防腐剤(パラベンフリー処方)
【ミノンとの徹底比較】どっちを選ぶ?違いを解説
よく比較される「ミノン アミノモイスト エイジングケア オイル」と、どう違うのでしょうか?
コンセプトの違い
| 項目 | イハダ リセットオイル | ミノン エイジングケア オイル |
|---|---|---|
| 目的 | 肌荒れ・ニキビ予防(朝のリセットケア) | エイジングケア・乾燥対策 |
| 分類 | 医薬部外品 | 化粧品 |
| 使用タイミング | 洗顔後すぐ(朝推奨) | 化粧水の後 |
| テクスチャー | さらっと軽め | やや重め・濃密 |
成分の違い
イハダの強み:
✅ 医薬部外品として肌荒れ・ニキビ予防効果が認められている
✅ 2種の有効成分で抗炎症アプローチ
✅ 高精製ワセリンによる確実なバリア保護
✅ 水ベースでさらっと、メイク前にも使いやすい
ミノンの強み:
✅ アミノ酸系セラミド類似成分で角層ケアに特化
✅ アセチルヘキサペプチド-38(ハリシェイプペプチド)でエイジングケア
✅ 9種の保潤アミノ酸でバリア機能を多角的にサポート
✅ 疑似セラミドのオイルベースで保湿力がとても高い
◆成分構成の本質的な違い
イハダ: 水性ベースの”オイル状”美容液
- 主成分:水+ポリエチレングリコール400
- オイル成分:ワセリン、シュガースクワラン(少量)
- 構造:実質的には「高保湿化粧水」に近い
ミノン: オイルベースの美容液
- 主成分:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)+ハイブリッドヒマワリ油
- 構造:セラミドを本格的に補給できる「オイル美容液」
この違いが、使用感やアプローチ方法に大きく影響しています。
使い分けのポイント
イハダを選ぶべき人:
- 肌荒れ・ニキビを予防したい
- 朝のメイク前に使いたい
- さらっとした使用感が好み
- 医薬部外品の効果を重視
- 「やらかしちゃった」日のリカバリーがしたい
- デリケートな肌でも使える保湿アイテムが欲しい
ミノンを選ぶべき人:
- エイジングケアをしたい(小ジワ、ハリ不足)
- 超乾燥肌で油分補給が必要
- 夜のスペシャルケアとして使いたい
- しっとり濃密な使用感が好み
- 乳液・クリームに混ぜて使いたい
- 乾燥肌を土台から立て直したい
【メリット・デメリット】正直レビュー
メリット
✅医薬部外品としての信頼性 有効成分配合で、肌荒れ・ニキビ予防効果が認められているのは大きなメリット。「なんとなく良さそう」ではなく、「効果が証明されている」のが◎。
✅「やらかしちゃった翌朝」という絶妙なコンセプト 完璧なスキンケアを続けるのは難しい…そんな現実に寄り添った商品設計が素晴らしい。罪悪感なく使える「リセットケア」という発想が新しい。
✅ 朝のメイク前にも使いやすい軽さ オイル美容液なのに、さらっとしてべたつかない。ファンデーションのヨレも気にならず、忙しい朝に最適。
✅イハダの安心設計 無香料、無着色、アルコールフリー、パラベンフリー。アレルギーテスト・ニキビテスト・刺激テスト済みで、敏感肌でも安心。
✅ マツキヨココカラ限定で手に入りやすい ドラッグストアで気軽に買えるのは大きな利点。価格も2,420円(税込)と続けやすい設定。
デメリット
❌ 「オイル」としての保湿力は控えめ 水ベースなので、本格的なオイル美容液と比べると油分が少ない。超乾燥肌には物足りない可能性。
❌ エイジングケア成分は入っていない ビタミンE誘導体は入っているものの、ペプチドやレチノールなどの積極的なエイジングケア成分はなし。あくまで「肌荒れ予防」に特化。
❌ 夜のスペシャルケアには向かない コンセプトが「朝のリセット」なので、夜のじっくりケアには別のアイテムが欲しくなるかも。
❌ 香りがない 無香料はメリットでもありますが、スキンケアの香りでリラックスしたい人には物足りないかも。
❌ 限定販売の不安 マツキヨココカラ限定なので、近くに店舗がない人は入手困難。オンラインストアはあるものの、送料がかかる可能性も。
【向いている人・不向きな人】こんな人におすすめ
✅ こんな人におすすめ
夜のスキンケアをサボりがちな人 「やらかしちゃった」ことがあるなら、まさにこの商品のターゲット。朝のリセットケアで肌荒れを予防できます。
朝時間がない・メイク前に使いたい人 さらっとした使用感で、メイクの邪魔にならないのが最大の魅力。化粧水の後、これ1本でOK。
肌荒れ・ニキビを繰り返しやすい人 医薬部外品の有効成分が、不安定な肌を安定化。生活リズムが乱れがちな人の強い味方。
混合肌・普通肌 さらっとしつつも保湿できるバランスは、混合肌にベスト。Tゾーンがべたつかず、頬は乾燥しない。
20代〜30代の忙しい世代 仕事や遊びに忙しく、スキンケアが二の次になりがちな年代に。「完璧じゃなくてもOK」という安心感が◎。
❌ こんな人には不向き
超乾燥肌・秋冬の乾燥が激しい人 水ベースで油分が少ないため、重度の乾燥肌には不十分。別途オイルやクリームが必要になりそう。
エイジングケアを重視する人 ペプチドなどのエイジングケア成分は入っていないので、小ジワやハリ対策にはミノンの方が向いている。
しっとり濃密な使用感が好みの人 さらっと系が苦手で、リッチなオイルの感触が好きなら、物足りなく感じるかも。
夜のスペシャルケアがしたい人 コンセプトが「朝のリセット」なので、夜のディープケアには別のアイテムを。
マツキヨココカラが近くにない人 限定販売なので、店舗がないと入手が面倒。オンラインも使えるが、送料が気になる。
【使い方とコツ】効果を最大化する5つのポイント
イハダ リセットオイルの最大の特徴は、化粧水の前に使うこと。
洗顔後、タオルで水気を軽く押さえたら、まず高精製ワセリンで肌を保護。その後に化粧水→乳液と続けることで、バリア機能を守りながらうるおいを補給できます。
使用順序: 洗顔 → イハダ リセットオイル → 化粧水 → 乳液/クリーム
「やらかしちゃった翌朝」は多めに
通常は2〜3滴でOKですが、前日のスキンケアをサボった日や、肌の調子が悪い朝は、4〜5滴に増量してもOK。
肌が乾燥しているサインを感じたら、遠慮せずたっぷり使いましょう。
Tゾーンは控えめ、頬は重ね付け
混合肌の人は、べたつきやすいTゾーンは薄く、乾燥しやすい頬や目元は重ね付けして、部位別に調整しましょう。
花粉・PM2.5の時期は必須アイテムに
大気汚染や花粉で肌バリアが弱まる春先。朝の洗顔後すぐに使うことで、外部刺激から肌を守るプロテクトケアができます。
まとめ
「やらかしちゃった」翌朝でも、肌荒れ・ニキビを予防できる医薬部外品の実力。
高精製ワセリンによる確実なバリア保護と、2種の有効成分による抗炎症ケア。
そんな「お守り的」なアイテムとして、ぜひ1本常備しておくこと安心です。
ミノンと迷っている人は、「肌荒れ予防したいならイハダ」「エイジングケアしたいならミノン」と覚えておけばOK。
あなたのライフスタイルに合わせて、最適なオイル美容液を選んでくださいね👍️
【よくある質問】Q&A
- 本当に「オイル」なの?水っぽい気がするんだけど…
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実は、イハダ リセットオイルは水ベースの「オイル状」美容液です。主成分はおそらく水とポリエチレングリコール400で、ワセリンとシュガースクワランがオイル成分として配合されています。本格的なオイル美容液ではなく、「高保湿化粧水にオイルを加えたような処方」と考えるのが正確です。
- ミノンと混ぜて使ってもいい?
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基本的にはおすすめしません。イハダは洗顔後すぐ、ミノンは化粧水の後と、使うタイミングが違います。併用は大丈夫だけど、それぞれの適切なタイミングで使いましょう。
- ニキビができやすいけど大丈夫?
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むしろおすすめです👌炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウム配合で、ニキビ予防効果があります。ニキビになりやすい油脂は入ってないし、ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビのもとになりにくい処方)なので、ニキビ肌でも安心です。
- 敏感肌だけど刺激はない?
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イハダは資生堂の敏感肌向けブランドなので、低刺激設計です。無香料、無着色、アルコールフリー、パラベンフリー。アレルギーテスト・パッチテスト・スティンギングテスト済み。ただし、すべての人に刺激が起きないわけではないので、心配な人はパッチテストをしてください✨
- 1本でどれくらい持つ?
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30mL入りで、1回2〜3滴使用なら約1〜2ヶ月持ちます。朝だけ使う人なら2ヶ月以上持つことも。レスキュー的に使うなら、1年以上残ってることもありそう🤣入っているのは酸化しにくいオイルですが、開封後1年以内には使い切りましょう!


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