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今回は植物由来の独自の発酵エキス・VEGAL[ベガル®]を配合した化粧水・アルケミーの成分解析です。
3,300円相当が1,100円
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
アルケミー プライマリーローションの成分解析
まずはベースとなる成分から見ていきましょう。
酵母発酵エキスとは?
ほとんどの化粧水は全成分が「水」から始まるのですが、この製品は [酵母発酵エキス] という成分から始まっています。
[酵母発酵エキス]はメゾンレクシア株式会社の独自原料・VEGAL[ベガル®]のことを指した成分。
どんな成分なのかは、会社の公式ページにわかりやすい説明が載っていました。
発酵エキスなので人によって合う・合わないはちょっと別れやすいのですが、合う人にはさまざまな肌悩みの人にマルチで届く、優秀な成分だと思います。
他の成分をチェック
美容目的で入れている成分はこのあたりかな。
- BG、グリセリン、ジグセリン、プロパンジオール→基本の保湿成分。角質層で水分を掴む。
- ベタイン→アミノ酸誘導体。角質層内で水分を掴む。
- 加水分解ヒアルロン酸→角質層内で水分を抱え込む。通常のヒアルロン酸より角質層に浸透しやすい。
- 乳酸桿菌溶解質液→発酵エキス。べガルと同様にお肌の保湿・整肌目的。
全成分が16種類と、高価格帯にしてはややシンプルな作りになっています。
発酵エキス以外の成分は基本的な保湿成分ばかりで、「発酵エキスの力」に期待したアイテムですね。
エタノールはやや多め?
ちょっと気になったのはエタノールの記載位置。
全成分の4番目に記載されているので、少し濃度は高いかもしれません。
成分の浸透を助けたり、使用感を向上する役割がありますが、人によっては刺激・乾燥の原因になることも。
一概に「デメリット」と言い切れるものではありませんが、エタノールが合わない人は注意してください。
【比較】SK2の化粧水と似ているって本当?
比較すると、「発酵系コスメ」という大まかなくくりは同じです。
しかし、SK2の化粧水の主成分・ピテラは「ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)」といって、牛乳由来の発酵エキス。
SK2の自社工場で原料(ピテラ)から作っているので、他社で真似することは出来ません。
一方で、アルケミーの主成分・VEGAL[ベガル®]は有機植物由来の発酵エキス。
こちらもアルケミーの会社が独自に開発した成分なので、他社で真似することはできません。
結論から言うとどちらも「発酵エキス」を使用しているので、系統としては同じですが、「どちらも自社独自の発酵エキスで由来となる原料が異なる」ので、「似ているか」と言われると微妙なラインです。
まとめ
独自の発酵エキスをベースとして入れている点で「お値段に見合った工夫をしているコスメ」とは言えると思います。
「良い」か「悪いか」は成分解析や口コミなどを見て判断できるものではなく「べガルが肌に合うかどうか」がほぼ全てな感じがします。
気軽に買える価格帯のお試しセットも出ているので、気になっている人は「べガルが合うかどうか」を自分の肌で確かめてみてください。
3,300円相当が1,100円
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
酵母発酵エキス | 発酵エキス(保湿・整肌) | ★ |
水 | ベース | |
BG | ベース(保湿) | |
エタノール | ベース | △ |
グリセリン | ベース(保湿) | |
加水分解ヒアルロン酸 | 保湿 | |
ジグリセリン | 保湿 | |
乳酸桿菌溶解質液 | 発酵エキス(保湿・整肌) | ★ |
ベタイン | アミノ酸誘導体(保湿) | |
プロパンジオール | ベース(保湿・抗菌) | △ |
水酸化レシチン | 両性界面活性剤(乳化) | |
シクロメチコン | シリコーン(被膜形成) | |
1,2-ヘキサンジオール | ベース(保湿・抗菌) | |
水酸化Na | ph調整 | |
カプリルヒドロキサム酸 | 防腐補助 | |
香料 | 香料 | △ |
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