【成分解析】トランシーノ薬用ホワイトニングクリアローションEX

トランシーノ薬用ホワイトニングクリアローションEXの成分解析です。

大手製薬会社の第一三共ヘルスケアが開発した美白スキンケアライン。

価格に見合った、そこそこ良さそうな美白化粧水だと思います。

トランシーノ薬用ホワイトニングクリアローションEXの成分解析

一般的化粧品の場合、全成分は濃度順に書く義務があるのですが、医薬部外品なので濃度順に書く義務はありません。

その他の成分を見た感じ、濃度順に並んでなさそうなので、濃度は無視して解析していきます。

有効成分はトラネキサム酸

[トラネキサム酸]はメラニンの生成を抑制する効果に加え、肌荒れを防ぐ効果も持つ有効成分です。

有効成分として医薬部外品に配合することで「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」などの効果効能を謳うことができます。

プロスタグランジンおよびプラスミンの生成を抑制し、シミの原因となるメラニンの生成を抑制します。

飲用の薬では肝斑治療のために使用されることもありますが、塗布による効果はあまり高くないと言われています。

プラスミン生成抑制を抑制することで、肌荒れを防ぐ役割も持っています。

ビタミンC誘導体のような強い還元作用はありませんが、守りの美白ケアとしては優秀な成分です。

2002年に資生堂の申請により医薬部外品の有効成分として承認されました。

資生堂のコスメで特によく有効成分として使用されていますが、他社のコスメでも使用できます。

資生堂では「m-トラネキサム酸」、ロート製薬では「ホワイトトラネキサム酸」などの成分名が使われていることもありますが、効果はほぼ同じです。

効果は悪くないのですが、プチプラ美白コスメでもよく使われる有効成分。

約3,000円の化粧水の有効成分としては、良いとも悪いとも言えないレベルですね。

肌荒れ予防は魅力的ですが、ビタミンCと比べるとパワーが弱いのも残念な点です

でも、トランシーノの美白化粧水は有効成分以外にも良い成分がけっこう入っています。

公式が成分の役割を示している

トランシーノ薬用ホワイトニングクリアローションEXの公式サイトの説明文を見ていると、一部の成分の役割をきっちり書いていました。

  • 浸透サポート成分・・・シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
  • 角質層リファイン成分・・・トレハロース硫酸Na、ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液、ヒキオコシエキス-1
  • 透明感サポート成分・・・アキレアS(セイヨウノコギリソウエキス)、クワエキス、パンテテインスルホン酸Ca
  • エイジングケア成分・・・ヒメフウロエキス
  • 角質柔軟成分・・・セイヨウナシ果汁発酵液
  • うるおい浸透ケア成分・・・マヨラナエキス

ちょっとわかりにくい名前なのは、薬機法をクリアするために表現を工夫しているからです。

いまから各成分の特徴を詳しく掘り下げていきますね。

浸透サポート成分

シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール

水にも油にも溶ける性質を持つエステル油です。

浸透サポート成分という名前の通り、有効成分のトラネキサム酸を始めとした美容成分の浸透を助けます。

界面活性剤による浸透よりも刺激になりにくいのがメリットです。

角質層リファイン成分

トレハロース硫酸Na、ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液、ヒキオコシエキス-1

トレハロース硫酸Na、ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液はどちらも吸着性の高い保湿成分。

保湿力を向上させつつ、しっとりとした使用感を作り上げます。

ヒキオコシエキスは「延命草」と呼ばれるヒキオコシの植物エキスで、お肌を整えて肌荒れを防ぎます。

角質層リファインの役割は「お肌を保湿し、肌荒れを防ぐ」ということですね。

透明感サポート成分

アキレアS(セイヨウノコギリソウエキス)、クワエキス、パンテテインスルホン酸Ca

どれもチロシナーゼの活性を阻害して、メラニンの生成を防ぐ成分です。

役割としては美白成分と同じなんですが、その他の成分なので薬機法の都合上「透明感サポート」という表現で配合されています。

エイジングケア成分

ヒメフウロエキス

ヒメフウロから採れる植物成分です。

肌の老化を引き起こすトリプターゼの働きを阻害する効果があると言われており、エイジングケアコスメで人気の成分です。

角質柔軟成分

セイヨウナシ果汁発酵液

セイヨウナシの果汁を乳酸菌で発酵させたエキスです。

AHAを含み、角質を柔らかくしてくれます。

発酵系&角質ケア系の成分なので、人によっては刺激を感じることがあると思います。

うるおい浸透ケア成分

マヨラナエキス

古来から薬草として使われる植物のエキスです。

お肌を保湿し、整えてくれます。

他の成分の役割も解説

全成分が26種類と少なめだから、公式で記載のなかった成分についてもまとめてみました。

  • 水・・・すべての成分を溶かし込むベースです。
  • グリセリン・・・おそらくベースの保湿成分。一般的な保湿成分で、しっとり&低刺激です。
  • BG・・・おそらくベースの保湿成分。一般的な保湿成分で、さっぱり&低刺激です。
  • ジグリセリン・・・グリセリンに近い性質を持ち、少しさらっとしています。
  • ソルビット液・・・一般的な保湿成分です。粘度を向上させる役割もあります。
  • グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液・・・肌を保護して保湿します。
  • キサンタンガム・・・製品の粘度を上げてとろみをつけます。
  • クエン酸・・・製品のphを調整します。
  • PEG80・・・成分を混ぜ合わせるための乳化剤です。
  • エタノール・・・成分を溶かし込んだり、テクスチャを調整します。
  • (エイコサン二酸/テトラデカン二酸)デカグリセリル液・・・ベタつきをおさえつつ、水分の蒸発を防ぎます。
  • 濃グリセリン・・・濃度が高く、よりしっとりしたグリセリンです。
  • クエン酸Na・・・製品のphを調整します。
  • フェノキシエタノール・・・製品の品質を維持する防腐剤です。
  • メチルパラベン・・・製品の品質を維持する防腐剤です。

以上ですべての成分です。

思ったことをを3つまとめるとこんな感じです。

  • エタノールが入っている。濃度は不明だけど、あんまり多くなさそうな気がする。少量でもアルコールに敏感な方は注意。
  • 防腐剤は比較的刺激になりにくいフェノキシエタノールやパラベンで好印象
  • 強い乳化剤、香料、着色料などが入っていないのも好印象

けっこう強めの美白コスメかも

あくまでも予想なんですが、中価格帯の美白コスメの中ではそれなりに効果が実感できるような商品だと思います。

まず大手の製薬会社が作っているので、肌にしっかり浸透させて成分を届けるような技術は十分にあるでしょう。

同じ第一三共ヘルスケアが発売する「敏感肌向け」を強調したミノンに比べて、「美白❗」「透明感❗」「エイジングケア❗」と効果をアピールして売っているので、それなりに強い成分を入れた設計にしていると思います。

成分を見ても、効果が高いと言われている植物エキスも多く含まれており、期待感がありますね✨

「植物エキスはあまり効果がない」という意見もありますが、中価格帯で製薬会社が出している化粧品なので、ちゃんと濃度が入っているんじゃないかと予想します。

その分、人によっては刺激を感じやすいかもしれないので、敏感肌の人は注意してください。

成分解析のまとめ

  • 有効成分はトラネキサム酸。穏やかな美白効果と肌荒れ防止効果を持っている
  • その他の成分に含まれる美容成分がけっこう良さそう
  • もしかしたら作用はけっこう強めの美白化粧水かも

全成分の詳細

トラネキサム酸美白
トレハロース硫酸Na保湿
ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液保湿
ヒキオコシエキス-1整肌
桑エキス透明感
D-パンテテインスルホン酸Ca液透明感
セイヨウノコギリソウエキス透明感
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール調整
ヒメフウロエキスエイジングケア
セイヨウナシ果汁発酵液保湿
マヨラナエキス保湿
ベース
グリセリンベース(保湿)
BGベース(保湿)
ジグリセリン保湿
ソルビット液保湿
グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液保湿
キサンタンガム増粘
クエン酸ph調整
PEG(80)乳化?
エタノールベース
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)デカグリセリル液調整
濃グリセリン保湿
クエン酸Naph調整・キレート
フェノキシエタノール防腐
メチルパラベン防腐
トラネキサム酸美白メラニンを生成を抑制する効果がある成分です。
2002年に資生堂の申請により医薬部外品の有効成分として承認されています。
肝斑に対しても効果を発揮します。抗炎症作用も持っています。
トレハロース硫酸Na保湿トレハロースを硫酸エステル化し、ナトリウム塩にした保湿成分です。
天然由来の保湿成分で海草やきのこに含まれており、干し椎茸が水に戻る性質はトレハロースのおかげです。
粉末状のメイクアップ製品に混ぜると、しっとり感を出し、崩れにくくなります。
通常のトレハロースよりも高い吸着性を持ち、お肌を保湿します。
ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液保湿「リピジュア」と呼ばれる保湿成分です。
ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。
ヒキオコシエキス-1整肌「延命草」と呼ばれるヒキオコシの葉や茎から採れる植物エキスです。
保湿だけでなく、お肌を整えて肌荒れを防ぐ成分です。
桑エキス透明感桑の根から抽出したエキスです。
色素沈着抑制作用を持ち、美白系のコスメによく配合されます。
保湿、消炎、抗酸化などの作用もあるといわれています。
D-パンテテインスルホン酸Ca液透明感美白コスメの有効成分ではないので、保湿成分として配合されます。
メラニンを作るチロシナーゼを抑制する効果があると言われています。
セイヨウノコギリソウエキス透明感キク科のコモンヤローから採れる植物エキスです。
美白コスメの有効成分ではないので、保湿成分として配合されます。
メラニンを作るチロシナーゼを抑制する効果があると言われています。
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール調整水にも油にも溶ける性質を持つエステル油です。
成分を肌や髪に浸透させます。
テクスチャを調整したり、乳化を安定させるためにも配合されます。
メントールと配合すると冷感を持続させます。
ヒメフウロエキスエイジングケアヒメフウロから採れる植物成分です。
肌の老化を引き起こすトリプターゼの働きを阻害する効果があると言われています。
セイヨウナシ果汁発酵液保湿セイヨウナシの果汁を乳酸菌で発酵して作られたエキスで、リンゴ酸、クエン酸、ミネラル、遊離アミノ酸、タンニンなどの成分が含まれます。
肌を保湿したり、ハリ・コシを与える効果を持ちます。
AHA(乳酸)による角質ケアも期待できます。
発酵系&角質ケア効果もある成分なので刺激を感じる人もいるかも。
マヨラナエキス保湿古来から薬草として使われる成分で、肌でのヒアルロン酸の生成をサポートしてくれます。
保湿以外にも抗炎症、美白、頭皮ケアなどの作用があると言われています。
ベースほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。
水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。
グリセリンベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。
高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
ジグリセリン保湿2個のグリセリンを結合して作られる成分です。
低刺激でグリセリンに近い性質を持ちますが、テクスチャはグリセリンより少しさらっとしています。
ソルビット液保湿化粧品でよく使われる一般的な保湿成分です。
粘度が高いので、増粘剤としての役割も果たします。
グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液保湿肌や髪を保護して保湿します。洗顔料などに配合すると泡立ちアップの効果もあります。
キサンタンガム増粘化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。
クエン酸ph調整製品を酸性にするph調整剤です。
収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果も期待できます。
ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はありませんが、ピーリング目的にたくさん配合されていると刺激になりやすいので注意です。
PEG(80)乳化?詳しい情報が出てきませんでした。おそらく乳化剤だと思います。
エタノールベース化粧品で「アルコール」と呼ばれている、揮発性の高い成分です。
使用感の向上、清涼感の演出、抗菌などの効果があります。
高濃度で配合されていると、ツンとしたにおいがあり、刺激や乾燥の原因になることも。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)デカグリセリル液調整水に溶けやすいエステルオイルです。
油剤やグリセリンのべたつきを抑えます。
水分蒸発を防いでうるおいをキープする役割もあります。
メントールとともに配合すると冷感を強調します。
濃グリセリン保湿化粧品によく使われる低刺激な保湿成分です。
一般的なグリセリンは85%前後の濃度ですが、濃グリセリンは95%以上の濃度。
グリセリンよりもさらに保湿力が高く、重いテクスチャをしています。
クエン酸Naph調整・キレート製品をアルカリ性にするph調整剤です。
キレート(金属イオン封鎖)や酸化防止の役割も。
ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はほぼありません。
フェノキシエタノール防腐防腐剤です。エタノール(アルコール)とは異なる成分です。
抗菌作用が高く、製品中での微生物の繁殖を防ぎます。
高濃度では刺激になる可能性もありますが、化粧品では1%以下でしか配合できず、刺激はほぼありません。
メチルパラベン防腐ごく少量の配合で、製品の抗菌・防腐に高い効果を発揮します。
パラベンは避けられがちですが、実際には化粧品に配合する防腐剤の中では毒性が低く、お肌への刺激も少ない防腐剤です。
メチルパラベンは代表的なパラベン4種類の中で、少し防腐力は弱めですが、低刺激です。
トランシーノ薬用ホワイトニングクリアローションEXの特徴
  • 肌をやわらかく整え、美容成分がなじみやすいみずみずしい透明感のある肌へ導きます。
  • 美白有効成分「トラネキサム酸」配合。さらに「浸透サポート成分※1」がトラネキサム酸などの浸透をサポートします。
  • すーっと浸透して深いうるおいで満たす、心地よい使用感です。

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