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【コスメ成分解析講座】皮脂抑制&抗菌・消炎成分のキホンと成分辞典

【コスメ成分解析講座】皮脂抑制&抗菌・消炎成分のキホンと成分辞典

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皮脂抑制成分ってなに?

毛穴などに働きかけて、皮脂が分泌されるのを抑える成分です。

皮脂が過剰分泌される原因

皮脂が必要以上に分泌され、脂性肌(オイリー肌)になる原因は

  • 強い洗浄力で洗いすぎ
  • 弱い洗浄力で余分な皮脂が落ち切ってない
  • 乾燥による過剰分泌
  • スキンケアの油分過多
  • 油の多い食生活
  • ホルモンバランス
  • ストレス
  • 紫外線

などさまざまです。

肌の乾燥はとにかく保湿すれば良いけど、皮脂が多いのは単純に分泌を抑えたり、取れば良いという訳ではないので、皮脂の過剰分泌は乾燥に比べて対処が非常に難しくなります。

皮脂の過剰分泌の対処法

主な対象方法としては

  • 正しい洗顔を行う
  • 化粧水や乳液などの基本的なスキンケアをする
  • 皮脂分泌を抑える効果のある成分の入ったコスメを使う
  • あとは揚げ物など油分の多い食事を控える
  • しっかり寝て、ストレスの少ない生活を送る
  • 日焼け止めを塗る

まず洗浄剤の見直しです。肌の状態を見つつ、洗いすぎなのか洗わなさすぎなのかを確認しましょう。

確認方法は、洗顔後すぐの何もつけない肌(タオルで水分をふき取った1分後ぐらい)の様子を観察します。

洗顔後もオイリーなら・・・

洗顔後すぐの肌にも油がはっきり残っていれば、今の洗顔料の洗浄力は足りないかも。

少し強めの洗浄成分や石けん系の洗顔を使うと改善しやすいでしょう。

ただし強めの洗浄成分を毎日使うと肌に刺激になりやすいので、日によって使い分けても良いかもしれません。

洗顔後は乾燥していたら・・・

洗顔後すぐの肌は乾燥している場合は、洗いすぎの乾燥により皮脂が出ています。

アミノ酸系の優しい洗浄剤の洗顔を使うと、改善しやすいでしょう。

 

洗顔後すぐはお肌の状態が良いor化粧水をつければOK程度の軽い乾燥であれば、洗顔料は肌にあっている可能性が高いので、洗顔以外の部分を見直します。

今回は洗顔で例えましたが、シャンプーやボディソープでも同じことが言えます。

皮脂抑制効果のある化粧品も使ってみて!

洗浄剤の見直しだけで皮脂バランスが改善しない場合は、この記事でも紹介している『皮脂抑制作用』のある成分がたっぷり入ったコスメを使ってみて❗

ただし「皮脂抑制系」のコスメならなんでも良いというわけではありません。

特にエタノール高配合のものは要注意。さっぱりした使用感で皮脂が抑えられるけど、エタノールが持つ収れん作用や揮発性などの効果なので一時的なもの。

エタノールは刺激になりやすく、乾燥による皮脂の過剰分泌も起こしやすいから、エタノールが高濃度で配合されたコスメは基本的におすすめしません。

他の皮脂抑制成分も、敏感肌や乾燥肌には、刺激や乾燥の原因になりがち。

部分ごとに乾燥したり皮脂が出る場合はパーツ別にスキンケアを使い分ける方が肌に良いです✨

他にも日焼け止めをしっかり塗って紫外線による肌ダメージを防いだり、食事や睡眠などの生活を見直すことも有効です。

ストレスも皮脂分泌の原因になるので、適度にリフレッシュしてストレスを溜めない生活を送ることも大切ですね❗

皮脂抑制作用のある成分は敏感肌・乾燥肌には危険?

普通のコスメに皮脂抑制作用がある成分が多少入っている分には基本的に問題ありません。

皮脂抑制をアピールしたようなコスメや、成分を見て皮脂抑制成分がたくさん入ってそうなコスメは、本来必要な皮脂が不足する原因にもなるので、敏感肌や乾燥肌には不向きです。

抗菌・消炎成分ってなに?

抗菌成分は、肌の菌のバランスを整えて、正常に整えます。

消炎成分は、お肌の炎症を抑えて、トラブルのない健康な肌へ導きます。

どちらもニキビや、炎症による肌荒れを起こしている人に効果的な成分です。

しかし成分によってはやや刺激になったり、植物由来の成分はアレルギーの原因になることも。

健康な肌の人が使うと、あまり効果がないのに刺激を与えることもあるので、見極めが大切です。

ニキビに強い抗菌成分とエタノールはNG❗

ニキビ対策のコスメには強い抗菌効果を持つ成分(イソプロピルメチルフェノールなど)弱った肌には刺激の強い成分。

結果的に肌の状態を悪化させてしまう可能性があります。

また、エタノールが高配合されたコスメは肌に刺激になったり、毛穴を収縮させて膿の排出を妨げる原因に。

ニキビ肌のケアにはグリチルリチン酸ジカリウムやアラントインなどの優しい抗炎症・消炎成分がおすすめです。

皮脂抑制&抗菌・消炎成分辞典

イソプロピルメチルフェノール

別名
製造方法

抗菌成分です。非常に高い抗菌効果を発揮するので、においケア系やニキビ対策系の化粧品によく配合されます。効果は非常に高く、成分自体の刺激もそれほどありませんが、皮膚に必要な良い菌まで殺してしまうことがあるので、注意しましょう。

オウレン根エキス

別名 オウレンエキス
製造方法 キンポウゲ科のオウレンの根茎から抽出されます。

皮脂抑制&抗菌・消炎成分です。アクネ菌抑制による抗炎症作用や皮膚常在菌のバランスを整える抗菌作用があります。ニキビケア化粧品によく配合されます。皮脂抑制、保湿・肌バリア改善効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ

VCローション、薬用VCエッセンス、VCビタールプロラヴィッシュパーフェクトセラム(導入美容液)

キハダ樹皮エキス

別名 オウバクエキス
製造方法 オウバク(黄柏)の樹皮から水、エタノール、BGなどで抽出されます。

抗菌・消炎成分です。皮膚常在菌バランスを整え、肌の抗菌作用を正常な状態に導きます。肌の収れん、抗炎症、セラミド合成促進作用もあると言われています。古くから生薬としても使われてきました。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ

VCローション、薬用VCエッセンス、VCビタール

セイヨウハッカ葉エキス

別名 セイヨウハッカエキス
製造方法 セイヨウハッカ(ペパーミント)の葉から水、エタノール、BGなどで抽出されます。

皮脂抑制&抗菌・消炎成分です。殺菌作用と冷感作用を持ち、すっきりした香りがあるメントール成分が含まれています。やや刺激がある成分なので、配合量が多いと人によってはヒリヒリを感じる可能性があります。

チョウジエキス

別名
製造方法 フトモモ科のチョウジノキの開花直前のつぼみから抽出されます。

抗菌・消炎成分です。吹き出物やニキビを防ぐ効果もあります。独特のにおいがあり、香水や防虫剤にも配合されます。

10-ヒドロキシデカン酸BG

別名
製造方法

皮脂抑制&抗菌・消炎成分です。皮脂の分泌を抑制したり、抗菌・抗炎症作用があります。ニキビケア系のコスメに配合されます。皮脂抑制&抗菌・消炎の中では皮膚刺激は低く、安全性の高い成分です。

モモ種子エキス

別名
製造方法

抗菌成分です。モモの種から抽出されるエキスで、成分は抽出方法や地域によって変化があります。情報が少ない成分ですが、毒性などは特に報告されていません。

モモ葉エキス

別名
製造方法 バラ科のモモの葉から水、エタノール、BGなどで抽出されます。

抗菌成分です。タンニンやニトリル配糖体を多く含み、肌や製品の抗菌、抗炎症のために配合されます。抗菌・消炎の中では皮膚刺激は低く、安全性の高い成分です。

ローズマリー葉エキス

別名 ローズマリーエキス
製造方法 ソシ科のマンネンロウの葉から抽出されます。

抗菌・消炎成分です。抗菌・殺菌効果が高く、肌の炎症を防いだり、製品の防腐効果も持っています。血行促進作用や抗酸化作用もあり、エイジングケア化粧品等に多く配合されます。育毛効果や頭皮の状態を改善する効果もあります。ベビー用品にも使用されており、皮膚刺激はほとんどありませんが、ごくまれにアレルギー症状が出る人がいます。

ローズマリー葉エキスの配合コスメ

HANAオーガニック ムーンナイトミルクイキテルローションアンダーノイル タイムレスジェリーセラム(美容液)

未分類

 

ウイキョウ果実エキス

ウイキョウエキスとも呼ばれる抗酸化成分です。ウイキョウの種子から抽出したエキス。健胃消化薬、鎮痛薬の漢方薬として昔から使われてきました。抗酸化、抗菌、抗炎症、血行促進、創傷治癒促進、紫外線ダメージ防止などの効果があります。化粧品に使用されている量であれば皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。通経作用があるので妊娠中の使用は注意しましょう。

配合コスメ:アユーラ メディテーションバスα

オウゴン根エキス

オウゴンエキスとも呼ばれる抗炎症成分です。コガネバナの根から抽出されるエキスで、漢方では解熱、消炎剤としても使われています。化粧品では抗炎症、抗アレルギー、抗菌、収れん、抗酸化、保湿やPM2.5などの大気汚染から肌を守る役割も持っています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

オレンジ花水

別名:オレンジフラワー水、オレンジフラワーウォーター、ビターオレンジ花水、ネロリ花水、ネロリウォーター

収れん、抗炎症成分です。ビターオレンジの精油を抽出したときに得られる蒸留水です。古い角質細胞の剥離を促すピーリング効果も持っています。香りによるリラックス効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

カフェイン

引き締め成分です。お茶やコーヒーに含まれているアルカロイドが成分。脂質分解作用があり、お肌の引き締めやたるみ防止効果があります。スリミングジェルにも配合されます。皮膚と同じ弱酸性です。飲用として摂りすぎると危険と言われていますが、化粧品として肌に使われるには皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:クリニーク カートリッジコンセントレートDS

カミツレエキス

カミツレ花エキスとも呼ばれる抗炎症成分です。他にも保湿・養毛・収れん・血行促進・かゆみ止めなどの効果が期待できます。メラニンの生成を抑制する美白効果も発見されました。ローマカミツレエキスとは別の成分です。カミツレの花から抽出される植物由来エキスで、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分ですが、キク科の植物にアレルギーのある方はご注意ください。

配合コスメ:アイムピンチ

抗酸化成分です。化粧品に配合される金は、ナノ粒子にして溶液中に分散させています。非常に高い抗酸化力を持ち、お肌の酸化を防ぎます。美白、抗炎症、皮膚バリア、新陳代謝の促進、肌トラブルの改善効果も。「金」は金属イオンを発生させないので、金属アレルギーを引き起こす可能性は低いです。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:LITSシェイプモイスト ローションLITSシェイプモイスト リッチローション

クチナシ果実エキス

クチナシエキスとも呼ばれる抗炎症成分です。クチナシの果実から抽出されます。日本薬局方に収載されている漢方生薬で、消炎作用、鎮静作用、保湿作用があります。他にも色素沈着抑制や抗酸化作用も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:アユーラ メディテーションバスα

グリチルリチン酸アンモニウム

グリチルリチン酸モノアンモニウムとも呼ばれる抗炎症成分です。甘草の根茎から抽出されるグリチルリチン酸にアンモニウムイオンを結合して作られます。抗酸化、抗アレルギー、抗炎症作用があります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

クチナシ果実エキス

コーヒー種子エキス

コーヒーエキスとも呼ばれる抗酸化成分です。コーヒーノキの種子から抽出されます。カフェインやクロロゲン酸を豊富に含み、抗酸化以外にも、収れん、肌の保湿や引き締め効果があります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

システイン/オリゴメリックプロアントシアニジン

抗酸化成分です。ライチ由来のポリフェノール(オリゴメリックプロアントシアニジン)を低分子化し、アミノ酸の一種であるシステイン(美白効果を持つアミノ酸)を導入した成分です。オリゴメリックプロアントシアニジンはビタミンCの約600倍の抗酸化作用を持つフラバンジェノールの多く含まれる成分。高い抗酸化作用と美白効果を持っています。体内でビタミンCを効果的に使えるようにサポートする働きも。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:LITSシェイプモイスト リッチローション

シナノキエキス

別名フユボダイジュ花エキスとも呼ばれる抗炎症成分です。タンニンやフラボノイドを含み、抗炎症・抗酸化・収れん作用があります。お肌のキメを整える目的で配合されることが多いです。ハーブティーなどにも使用されるシナノキの花から抽出される植物由来エキスで、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:アイムピンチ

セイヨウキズタ葉/茎エキス

セイヨウキズタエキス、アイビーエキスとも呼ばれる抗炎症成分です。サポニン、フラボノイド、タンニン、有機酸を多く含みます。セイヨウキズタの葉や茎から抽出されるエキス。抗炎症作用、抗菌作用、皮膚柔軟採用、むくみ改善作用を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:アンダーノイル タイムレスジェリーセラム(美容液)

セイヨウシロヤナギ樹皮エキス

抗菌・抗炎症成分です。古い角質や余分な皮脂を取り除く効果も。ニキビ向けコスメにもよく配合されます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

セイヨウトチノキ種子エキス

別名マロニエエキスとも呼ばれる、収れん成分です。抗炎症作用や収れん作用を持ち、お肌の引き締めや肌荒れの防止効果があります。紫外線吸収作用もあるので、UVケア効果も。身体の巡りを整える効果があり、静脈の薬として医療現場でも使用されている安全性の高い成分です。

配合コスメ:イキテルローションプロラヴィッシュパーフェクトセラム(導入美容液)

セイヨウナツユキソウ花エキス

抗酸化成分です。クイーン・オブ・ザ・メドゥ(草原の女王)とも呼ばれるハーブの花から抽出されるエキス。タンニン、サリシン、サリチル酸配糖体、フラボノイドが多く含まれます。タンニンによる抗酸化・抗菌作用が。体内の水分代謝が活性化し、皮膚細胞のターンオーバーが整います。抗炎症、収れん、肌の引き締め効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:アンダーノイル タイムレスジェリーセラム(美容液)

セクロピアオブツシホリア樹皮エキス

抗炎症・スリミング成分です。セルライトの除去や引き締め作用があります。皮膚刺激は特に指摘されていませんが、情報が少ないので不安もあります。

タンニン

収れん成分です。制汗・消臭効果もあります。敏感肌の人にはやや刺激があるので注意しましょう。

チャ葉エキス

チャエキス(1)、紅茶エキス、ウーロン茶エキスとも呼ばれる抗炎症成分です。チャノキの葉から抽出されるエキスで、チャカテキン(ポリフェノール)、カフェイン、ビタミンC、ビタミンE、アミノ酸などを含みます。消炎・抗酸化・抗菌・収れん作用や、保湿効果、消臭効果、育毛効果、SCF結合阻害による色素沈着抑制作用があります。まれに肌に合わない人もいますが、基本的には皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:クリニーク カートリッジコンセントレートDS

乳酸桿菌/ワサビ根発酵エキス

抗酸化・抗菌成分です。わさびの根から抽出されるエキスですが、発酵エキスなので独特なにおいや刺激はありません。お寿司にわさびが使われるように強い抗酸化作用・抗菌作用を持っています。

配合コスメ:レヴィーガモイスチュアセラム(美容液)

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

アプレシエ、APPS、浸透型ビタミンC誘導体、進化型ビタミンC誘導体とも呼ばれる抗酸化成分です。リン酸型ビタミンC誘導体にパルミチン酸を結合して作られた、水と油どちらにも混ざりやすいビタミンC誘導体。ビタミンCの誘導体よりも浸透性・肌なじみが良いのが特徴です。肌で活性酸素を除去して、シワや老化を防止します。保湿やメラニン生成抑制効果も。ビタミンCの欠点である刺激やつっぱり感がありません。分解性が高いので、製品に混ぜて期間が経つと効果が薄れるのが欠点。使用する直前に混ぜ合わせるタイプのコスメならしっかり効果が発揮できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:アンダーノイル タイムレスジェリーセラム(美容液)

ビワ葉エキス

抗炎症成分です。ビワの葉から水、エタノール、BGなどで抽出されるエキス。糖類、有機酸類、アミグダリン、タンニンなどが含まれます。ヒアルロニダーゼ活性阻害による抗炎症作用、ヒスタミン遊離抑制による抗アレルギー作用があります。ほかにも色素沈着抑制、白髪抑制などの効果が。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:アユーラ メディテーションバスα

ボタンエキス

抗炎症成分です。牡丹の根の皮からエタノールでエキスを抽出した成分です。抗炎症、抗酸化、血行促進などの効果があります。紫外線による炎症物質の発生を抑制する美白効果も確認されています。漢方成分としても使われていました。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:イキテルローション

メントール

収れん・香り付け成分です。セイヨウハッカの葉に含まれる成分ですが、合成によって作られることもあります。成分の浸透促進や冷感作用も持っています。洗浄系の商品に配合するとさっぱり感が出ますが、メントールの作用によるもので、洗えたわけではないので注意。やや刺激がある成分なので、配合量が多いと人によってはヒリヒリを感じる可能性があります。

ヤグルマギクエキス

ヤグルマギク花エキスとも呼ばれる抗炎症成分です。アントシアニン、アントシアニン誘導体などを含み、抗菌・収れん・皮膚細胞の活性などの作用もあります。昔から気管支炎や咳止めの薬、目薬の原料として使われてきました。ヤグルマギク花から抽出される植物由来エキスで、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分ですが、キク科の植物にアレルギーのある方はご注意ください。

配合コスメ:アイムピンチ

ユーカリ葉エキス

ユーカリエキスとも呼ばれる抗菌成分です。コアラの主食で有名なユーカリ葉から抽出されます。シネオール、ピネン、テルピネオール、タンニン、レジンなどの成分を豊富に含みます。抗菌以外にも収れん、血行促進、保湿などの作用があり、ニキビケアやデオドランド製品によく配合されます。虫が嫌うにおいを持っているので、虫よけ製品に配合されることも。花王の研究で表皮のセラミドの生成を促進する効果も認められました。植物自体は毒を持っていますが、化粧品に配合されるものには毒や皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ユキノシタエキス

抗炎症成分です。ユキノシタ科の多年草ユキノシタの全草から抽出され、タンニン、アルブチン、フラボノイド、ミネラルなどを豊富に含みます。昔からかぶれ止めややけどの治療などに使われてきました。セラミドの合成を促進する保湿効果やメラニンの生成を抑制する効果もあります。紫外線によってダメージを受けたDNAの修復を促進する作用も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ラベンダー花エキス

ラベンダーエキスとも呼ばれる香り付け・抗炎症成分です。鎮静作用・リラックス効果のある香りが特徴。抗炎症・肌荒れ防止・抗菌・収れんなどの効果も持っています。化粧品に配合されるの濃度では皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:アンダーノイル タイムレスジェリーセラム(美容液)

リン酸K

(アスコルビル/トコフェリル)リン酸Kとも呼ばれる抗酸化成分です。トコフェロール(ビタミンE)とアスコルビン酸(ビタミンC)のカリウム塩。抗酸化、抗炎症、ターンオーバー促進、保湿、アクネ菌抑制作用があります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:アンダーノイル タイムレスジェリーセラム(美容液)

リンゴ果実培養細胞エキス

抗酸化成分です。4ヶ月腐らない「奇跡のリンゴ」とも呼ばれる「ウトビラー・スパトラウバー」の幹細胞を培養して抽出したエキスです。優れた抗酸化作用を持ち、お肌を酸化から守ります。他にもターンオーバーの正常化、保湿、肌バリアなどの効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:LITSシェイプモイスト ローションLITSシェイプモイスト リッチローション

ローマカミツレエキス

ローマカミツレ花エキスとも呼ばれる抗炎症成分です。抗菌や皮膚代謝促進も期待できます。カミツレエキスとは別の成分です。ローマカミツレの花から抽出される植物由来エキスで、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分ですが、キク科の植物にアレルギーのある方はご注意ください。

配合コスメ:アイムピンチ

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この記事を書いた人

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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