【コスメ成分解析講座】石けんの成分の読み方・選び方

【コスメ成分解析講座】石けんの成分の読み方

石けんは化粧品の中ではシンプルな成分配合で出来ているので、読み解いて成分解析をするのが簡単です。

石けんのベースは油+アルカリ成分

石けんのベースとなる洗浄成分は、高級脂肪酸や油脂などの『油』と、水酸化Naや水酸化Kなどの『アルカリ成分』を『ケン化反応』して作ります。

全成分表示にはケン化前後のどちらの書き方をしてもOK。

例えばステアリン酸と水酸化Naで石けんを作った場合

  • ステアリン酸、水酸化Na
  • ステアリン酸Na
  • 石ケン素地

のいずれかの表記になります。

石けん以外の成分は、水、保湿剤(グリセリン等)、美容成分、防腐剤、香料などが配合されます。

その他の成分の配合量は少なく、全体の60~95%程度が界面活性剤系の成分です。

固形石けんのアルカリ成分は水酸化Naが多い

水酸化Naを使用して作った『石ケン素地』は水に溶けにくい性質を持っているため、固形石けんによく使われます。

一方で水酸化Kを使用して作った『カリ石ケン素地』は石ケン素地に比べて水に溶けやすいので、液体タイプの洗顔やボディソープに配合されます。

石けんは肌の汚れを落とす力が強い

石けんは弱アルカリ性の性質を持ち、弱酸性の性質を持つ肌の角質を柔らかくして落とす作用があります。

他の洗浄料に比べてさっぱり洗えるのは、弱アルカリ性の性質が理由です。

肌に優しいタイプの洗顔料に比べると、皮脂や角質汚れなどをしっかり落としてくれます。

その分石けんは肌に刺激が強いので、使用するときは注意が必要です。

オレイン酸の油脂の石けんは刺激が低め

石けんを使用する場合は、メインとなる『油』が『オレイン酸を多く含む油脂』のものを選べば、分子構造が大きいので、比較的肌に優しいです。

オレイン酸を多く含む油脂

  • オリーブオイル
  • ツバキ種子油
  • アボカドオイル
  • アルガンオイル
  • コメヌカ油
  • マカデミア種子油
  • 馬油 など

一方でパルミチン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸は安価で配合できるので、石けんの原料でよく使われています、

しかし分子が小さいので、オレイン酸を多く含む油脂が主成分になった石けんよりも刺激が強くなりがちです。

石けんに高価な美容成分は不必要?

デパコスメーカーなどでは、1個3000円以上もするような高額な石けんも売られています。

高額な石けんには美容成分などが入っているものが多いのですが、石けんに美容成分を配合してもほとんど洗い流されてしまうので、無意味に近いです。

石けんは「余分なものが入っていないか」「使っている油の種類」を確認し、なるべくシンプルな成分のものを選んだほうが安心です。

石けんに高価な美容成分は必要ない❗

ちょっとお高い石けんだと『美容成分○○配合!』という商品をよく見かけますが、基本的に石けんに高価な美容成分は必要ありません。

石けんは最終的に洗い流すので、成分はほとんどお肌に残りません。

保湿成分を少し配合したら仕上がりにしっとり感は出ますが、高価な美容成分を配合したところで、あまり実感はできない可能性が高いでしょう。

石けんを選ぶ際は入っている美容成分よりも『どんな油を使っているのか』を再重視❗

高価な美容成分が入った石けんにお金をかけるぐらいなら、肌にそのまま残る化粧水や美容液にお金をかけたほうが肌はキレイになりますよ✨

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