【コスメ成分解析講座】オイル成分のキホンと成分辞典

【コスメ成分解析講座】オイル成分のキホンと成分辞典

保湿やクレンジングなどに使われるオイルについて説明します。

この記事の目次

オイルの効果はエモリエントorクレンジング

化粧品にオイルを配合する主な目的は『エモリエント』『クレンジング』のどちらかです。

『エモリエント』は美容オイルやクリームでの目的で、肌の表面に薄い膜を作って、水分の蒸発を防いで保湿すること。

『クレンジング』はクレンジングオイルでの目的で、メイクや毛穴の汚れを油で馴染ませて洗い流すことです。

オイルは大きくわけて4種類

化粧品に使われる『オイル』は大きくわけて

  • 油脂
  • エステル油(ワックス、ロウ)
  • エステル油(合成)
  • 炭化水素

の4種類です。

それぞれの種類と特徴を簡単にまとめたものがこちら。

油脂オリーブ果実油、アルガニアスピノサ核油、ヤシ油、シア脂、馬油、マカデミア種子油
エステル油(ワックス、ロウ)ホホバ種子油、ミツロウ、ラノリン、キャンデリラロウ
エステル油(合成)エチルヘキサン酸セチル、トリエチルヘキサノイン、ミスチリン酸イソプロピル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
炭化水素油(鉱物油)ミネラルオイル、ワセリン、スクワラン

油脂は動植物から採れるオイルで、肌になじみやすく、エモリエント以外にも美白やエイジングケアなどの作用を持ちます。

ただし安定性は低いので、(可能性は低いですが)人によっては刺激になったり、製品自体が酸化しやすいというデメリットがあります。

 

炭化水素油は炭素と水素から合成されるオイルで、安定性が高く、刺激になりにくいのが特徴です。

ただし肌にほとんど馴染まず、期待できる美容効果はエモリエントのみです。

 

エステル油は油脂と酸化水素油の中間的な存在。

ワックスやロウは油脂寄りで、合成されたエステル油は炭化水素油に近い性質を持ちます。

クレンジングなら『油脂』、保湿なら目的に合わせたオイルを

4種類の中で、結局どれが良いのかというと、目的によって変わります。

まずクレンジングの場合は『油脂』がおすすめ。

鉱物油やエステル油は脱脂力が高いので、肌に必要な油分まで奪ってしまいます。

油脂は程よい脱脂力で、適度に肌に残って保湿してくれるので、クレンジングの成分としては油脂が優秀✨

ただし舞台メイクやコスプレメイクなどの落としにくい特殊なメイクをしている場合は、クレンジング力がより高い炭化水素油やエステル油もナシではないかも。

 

保湿(エモリエント)の場合は目的によって合うオイルが異なります。

保湿だけが目的の人、敏感肌の人、赤ちゃんや子供に使うのであれば、刺激が低く安定している炭化水素油がおすすめです。

保湿以外の美容効果も求めてオイルを使うのなら、目的に合わせた油脂の入ったオイルを選ぶのが良いでしょう👍

油脂の成分は『脂肪酸酸』の割合に注目

オリーブ油やコメヌカ油などの油脂の場合、成分に多く含まれる『脂肪酸』の種類を見れば、特徴が掴めてきます。

すべてを見る必要はなく、割合が10%以上を占めるものを確認すればOKです。

『~酸』は3つの種類に分類されます。それぞれの種類と特徴を簡単にまとめたものがこちら。

飽和脂肪酸ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸
不飽和脂肪酸(一価)パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、リシノール酸、エイコセン酸、エルカ酸
不飽和脂肪酸(多価)リノール酸、エイコサジエン酸、ドコサジエン酸、γ-リノレン酸、α-リノレン酸、プニカ酸、ステアドリン酸

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

飽和脂肪酸は重めでリッチなテクスチャを持ちます。安定性が高くて酸化しにくいのがメリットですが、美容効果は低めです。

多価の不飽和脂肪酸は軽くてサラサラなテクスチャを持ちます。エモリエント以外の美容効果(美白やエイジングケアなど)を持つのがメリットですが、安定性が低くて酸化しやすいので要注意です。

一価の不飽和脂肪酸はその中間ぐらいですね。

ありす

個人的には、多価の不飽和脂肪酸が多いオイルの方が好きです。

安定性に関しては、化粧品に配合される分には調整されてるだろうから、早めに使い切れば問題ないと思っています。

ニキビ肌・脂性肌・毛穴の黒ずみとオレイン酸は相性が悪い

オリーブ油、椿油、マルラオイルなどの油脂に多く含まれる『オレイン酸』ですが、人によってはかなり相性の悪い成分なんで要注意!

オレイン酸はニキビを悪化させたり、皮脂バランスが崩れたり、毛穴の黒ずみが悪化する原因になることも・・・💦

乾燥肌の保湿ケアに関してはオレイン酸は良い成分なので、オレイン酸=悪というわけではありません。

配合量の少ないものは、あまり細かく気にする必要なし

オイルの成分を細かく見ていくのは、配合量が特に多い場合のみ。

化粧品の場合は、全成分の5番目以内に来ていれば、そのオイルの種類をしっかり見極める価値があります。

それ以下の場合は「オイルが入ってるから、エモリエント作用が少しあるかな~」程度に考えておけばOKです。

ただしニキビ肌の人にはオレイン酸を多く含む油脂は相性が悪いので、少量でも避けた方が良いかもしれません。

油脂の成分辞典

アサイヤシ果実油

別名アサイーオイル
製造方法アサイーの果実から得られます。
主な脂肪酸

保湿成分(油脂)です。アルガンオイルと共に「世界2大保護オイル」呼ばれる上質な保護オイルです。サラサラした質感でべたつきません。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。アルガンオイルの2倍の抗酸化作用を持ち、自らの酸化を防ぐとともにエイジングケア効果が注目されています。他にも抗炎症作用も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:オウミニョンヌ オーガニックオイルセラム

アボカド油

別名アボカドオイル
製造方法アボカドの果肉から得られます。
主な脂肪酸オレイン酸:約65%
リノール酸:約16%
パルミチン酸:約12%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。単体では粘性が非常に高く、ベタベタした質感です。成分の約65%はオレイン酸、リノール酸で構成されています。ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB、フィトステロールなどを含みます。オレイン酸が多いので、皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:ポール&ジョー オイル

アルガニアスピノサ核油

別名アルガンオイル、アルガン油
製造方法アルガンノキの種子から得られます。
主な脂肪酸オレイン酸:約50%
リノール酸:約30%
パルミチン酸:約12%

保湿成分(油脂)です。アサイーオイルと共に「世界2大保護オイル」呼ばれる上質な保護オイルです。主な成分はオレイン酸とリノール酸。トコフェロール、ポリフェノール、ステロール、スクワレン、トリテルペンアルコールなどの成分も含みます。不飽和脂肪酸による肌を柔らかくする作用や、被膜を作って水分の蒸発を防ぐ作用があります。ビタミンEなどの抗酸化成分を多く含むので、酸化しにくいのも特徴。オイルの中ではメジャーな種類ですが、配合するコストが高いので、プチプラコスメにはあまり入りません。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:オウミニョンヌ オーガニックオイルセラム

アンズ核油

別名キョウニン油、パーシック油、アプリコットカーネルオイル
製造方法バラ科の杏の種子から得られます。
主な脂肪酸オレイン酸:約68%
リノール酸:約22%

保湿成分(油脂)です。不飽和脂肪酸による肌を柔らかくする作用や、被膜を作って水分の蒸発を防ぐ作用があります。老人性いぼにも効果があると言われています。アーモンド油とよく似た、サラサラとしたテクスチャです。椿油よりも軽くベタつかないオイルとしてヘアケア製品に多く配合されています。オレイン酸とリノール酸を多く含みます。酸化安定性が低いのと、肌質によっては皮脂の過剰分泌やキメの悪化の原因になる可能性があるので注意しましょう。基本的には皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

オリーブ果実油

別名オリーブ油、オリーブ脂、オリブ脂、オリーブオイル
製造方法モクセイ科のオリーブの果実を圧搾して得られます。
主な脂肪酸オレイン酸:約74%
リノール酸:約11%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。ミネラルオイルなどの炭化水素にはない、水分を抱え込む力があるので、保水効果も持っています。成分の約74%はオレイン酸。油脂の中では比較的酸化しにいのが特徴です。使用時のベタつき感はやや強め。クレンジングに配合した場合の洗浄力は他の油脂に比べてやや高めです。皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。また、アクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方は注意。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

カカオ脂

別名カカオバター、ココアバター
製造方法アオギリ科のカカオの種子から得られます。
主な脂肪酸オレイン酸:約35%
ステアリン酸:約35%
パルミチン酸:約26%

保湿成分(油脂)です。皮脂に似た性質を持ち、肌に膜を作り、バリア機能を補ったり水分の蒸発を防ぎます。オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸を多く含みます。配合量が多いと、チョコレートのような良い香りがします。常温では固形で、体温で溶けます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

カニナバラ果実油

別名ローズヒップ油、ローズヒップオイル
製造方法バラ科のカニナバラ(ローズヒップ)の果実から採れるオイル。
主な脂肪酸リノール酸:約44%
リノレン酸:約35%
オレイン酸:14%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。リノール酸とリノレン酸が多いので、サラッとしたテクスチャで、エイジングケアなどの美容効果も期待できます。酸化安定性は低いので、取り扱いに注意!皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:ポール&ジョー オイル

ゴマ油

別名セサミオイル
製造方法ゴマの種子から抽出されます。
主な脂肪酸リノール酸:約46%
オレイン酸:約40%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。セサミンによる抗酸化作用も。リノール酸が多いので、さらっとしたテクスチャ。リノール酸は酸化安定性が低いですが、ゴマ油には抗酸化成分が多く含まれているので安定しています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:クリニーク ドラマティカリー ディファレント モイスチャライジング ローション プラス

コメ胚芽油

別名
製造方法米の胚芽から得られます。
主な脂肪酸オレイン酸:約46%
リノール酸:約35%
パルミチン酸:約16%

保湿成分(油脂)です。皮脂に似た性質を持ち、肌に膜を作り、バリア機能を補ったり水分の蒸発を防ぎます。オイルの中では軽めの使用感。軽い紫外線吸収作用もあります。主成分はオレイン酸とリノール酸。抗酸化作用のあるビタミンEを多く含むので酸化安定性が高いです。人間の身体に必要なリン、亜鉛、ナイアシン、アミノ酸、糖類、脂質成分なども多く含まれています。紫外線吸収作用があると言われるγ-オリザノールも含まれています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

コメヌカ油

別名
製造方法米糖から抽出されます。
主な脂肪酸オレイン酸:約41%
リノール酸:約38%
パルミチン酸:約16%

保湿成分(油脂)です。皮脂に似た性質を持ち、肌に膜を作り、バリア機能を補ったり水分の蒸発を防ぎます。オイルの中では軽めの使用感。軽い紫外線吸収作用もあります。主成分はオレイン酸とリノール酸。抗酸化作用のあるビタミンEを多く含むので酸化安定性が高いです。人間の身体に必要なリン、亜鉛、ナイアシン、アミノ酸、糖類、脂質成分なども多く含まれています。紫外線吸収作用があると言われるγ-オリザノールも含まれています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

シア脂

別名シアバター
製造方法アカテツ科のシアバターノキの種子から得られます。
主な脂肪酸オレイン酸:約47%
ステアリン酸:約41%

保湿成分(油脂)です。植物系の油脂の中でも、特に肌に膜を作り、バリア機能を補ったり水分の蒸発を防ぐ作用が高いです。常温では固形で、体温で溶けます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

スクレロカリアビレア種子油

別名マルラオイル、マルーラオイル、マルラ油
製造方法ウルシ科のマルーラの種子から得られます。
主な脂肪酸オレイン酸:約75%
パルミチン酸:約10%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。オリーブオイルの約10倍の抗酸化力があると言われています。オレイン酸が多く含まれるので、安定性が高いのが特徴。やや重めのテクスチャですが、ベタつきは少ないです。皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。また、アクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方は注意。

ダイズ油

別名大豆油
製造方法マメ科のダイズの種子から抽出されます。
主な脂肪酸リノール酸:約54%
オレイン酸:約24%
パルミチン酸:約10%

保湿成分(油脂)です。肌に膜を作って水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。リノール酸を多く含むのでサラッとしたテクスチャを持ち、美容効果を期待できます。酸化安定性は低いですが、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。大豆アレルギーの方はご注意ください。

ツバキ種子油

別名ツバキ油
製造方法ツバキ科のヤブツバキの種子から抽出されます。
主な脂肪酸オレイン酸:約85%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。ミネラルオイルなどの炭化水素にはない、水分を抱え込む力があるので、保水効果も持っています。成分の約85%はオレイン酸。比較的酸化しにくく、肌なじみが良いのが特徴です。テクスチャはやや重め。皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。ニキビに対する抗菌作用があるとも言われていますが、オレイン酸はアクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方には不向きです。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

トウモロコシ胚芽油

別名コーン油、トウモロコシ油、コーンオイル
製造方法イネ科のトウモロコシの胚芽から得られます。
主な脂肪酸リノール酸:約52%
オレイン酸:約33%
パルミチン酸:約11%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。ミネラルオイルなどの炭化水素にはない、水分を抱え込む力があるので、保水効果も持っています。リノール酸を多く含み、油脂の中でもサラッとして肌なじみが良いのが特徴です。リノール酸は酸化安定性が低いですが、コーン油にはトコフェロールを多く含むので、安定しています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

バニラ果実油

別名
製造方法
主な脂肪酸

保湿成分(油脂)です。精油と間違えられやすいですが、油脂に分類されます。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

馬油

別名
製造方法馬のたてがみや皮下脂肪から得られる油脂です
主な脂肪酸オレイン酸:約36%
パルミチン酸:約25%
リノール酸:約11%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。読み方は「ばーゆ」「まーゆ」のどちらも正しいです。皮膚浸透性がよく、肌を柔らかくする作用が優れています。他の油脂にはない、血行促進作用があるのも特徴的。油ですがべたつきは少ないのも特徴です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ヒマシ油

別名キャスターオイル
製造方法トウダイグサ科のトウゴマの種子から抽出されます。
主な脂肪酸リシノール酸:約88%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。リシノール酸が9割近くを占める、やや珍しい構成の油脂です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ヒマワリ種子油

別名ハイブリッドヒマワリ油、ハイオレイックヒマワリ油
製造方法ヒマワリの種子から得られます。
主な脂肪酸リノール酸:約70%
オレイン酸:約18%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。成分の約70%はリノール酸で構成されており、サラッとしたテクスチャをしています。製品の伸びを良くする性質もあるので、感触改良目的でも配合されます。リノール酸は酸化安定性が低いですが、ヒマワリ油にはトコフェロールが含まれているので安定性はそれほど低くありません。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ブドウ種子油

別名グレープシードオイル
製造方法ブドウ科のブドウの種子から抽出されます。
主な脂肪酸リノール酸:約61%
オレイン酸:約21%
パルミチン酸:約11%

保湿成分(油脂)です。ブドウの種子から採れるオイル。成分の約70%はリノール酸で構成されており、サラッとしたテクスチャをしています。製品の伸びを良くする性質もあるので、感触改良目的でも配合されます。リノール酸は酸化安定性が低いですが、ブドウ種子油にはトコフェロールが含まれているので安定性は低くありません。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:ポール&ジョー オイル

ヘンプシードオイル

別名アサ種子油
製造方法麻の種子から抽出されるオイルです。
主な脂肪酸リノール酸:約56%
リノレン酸:約20%
オレイン酸:約12%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。リノール酸とリノレン酸を多く含むので、サラッとしたテクスチャで美容効果も期待できます。酸化安定性はやや低いので注意。セッケンの原料の油脂としてもよく使われます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

マカデミア種子油

別名マカデミアナッツ油
製造方法マカダミアの種子から抽出されるオイルです。
主な脂肪酸オレイン酸:約56%
パルミトレイン酸:約22%

保湿成分(油脂)です。肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。主成分はオレイン酸とパルミトレイン酸。油脂の中でも特に人間の皮脂に近い性質を持ち、肌なじみが良いです。皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

配合コスメ:オウミニョンヌ オーガニックオイルセラム

月見草油

別名イブニングプリムローズオイル
製造方法月見草(メマツヨイグサ)の種子から得られます。
主な脂肪酸リノール酸:約71%
オレイン酸:約12%

保湿成分(油脂)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防いだり、肌を柔らかくする作用があります。リノール酸を多く含み、サラッとしたテクスチャで美容効果も期待できます。酸化安定性は低めなので注意。女性ホルモンの分泌を調整するとも言われていますが、臨床試験による有効性は認められていません。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ヤシ油

別名ココナッツオイル、ココナッツ油
製造方法ココヤシの果実(ココナッツ)から抽出されるオイルです。
主な脂肪酸ラウリン酸:47%
ミリスチン酸:18%

保湿成分(油脂)です。ラウリン(飽和脂肪酸)が多いので、安定性は高いけど、他の油脂に比べて肌に浸透しにくく、柔軟作用などは弱いです。ビタミンEを多く含み、肌の保湿・エイジングケア効果があります。オーラルケア商品に配合すると、虫歯や歯周病予防効果も。ヘアケア商品に使うと頭皮環境を整えてくれます。石けんの原料としてもよく使われますが、ラウリン酸は分子が小さく肌の刺激になりやすいので注意。オイルとしては皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ユズ種子油

別名
製造方法
主な脂肪酸オレイン酸:約38%
リノール酸:約35%
パルミチン酸:約20%

保湿成分(油脂)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防いだり、肌を柔らかくする作用があります。オレイン酸とリノール酸をバランス良く含み、酸化安定性を持ちつつ、さっぱりめのテクスチャ。抗酸化作用や抗菌作用が高く、トラブル肌におすすめです。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

エステル油・ロウ・ワックス

イソノナン酸イソトリデシル

別名オクタン酸セチル
製造方法

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。天然油脂と同じ構造なのに酸化しにくいのが特徴です。他の成分との混ざりが良く、石油系界面活性剤の代わりとしても使われます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。クレンジングオイルに大量使用するには脱脂力が高いので要注意です。

エチルヘキサン酸セチル

別名オクタン酸セチル
製造方法

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。天然油脂と同じ構造なのに酸化しにくいのが特徴です。肌のバリアが目的のため、保水性はありません。他の成分との混ざりが良く、石油系界面活性剤の代わりとしても使われます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。クレンジングオイルに大量使用するには脱脂力が高いので要注意です。

配合コスメ:NALC薬用ヘパリンミルクローション

オリーブ油脂肪酸エチルヘキシル

別名
製造方法オリーブ油の脂肪酸とエチルヘキシルアルコールから作られます。

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。クレンジングに配合すると、鉱物油より穏やかで、油脂より強い洗浄効果を発揮します。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の成分です。

ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)

別名
製造方法

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。製品にしっとりコクのあるテクスチャとツヤを与える作用も。メイクアップ製品の顔料分散にも使われます。ラノリンによく似た性質を持ち、アレルギー性が低いのが特徴です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

トリエチルヘキサノイン

別名トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル
製造方法高級脂肪酸のエチルヘキサン酸3分子と、グリセリン1分子がエステル結合して作られます。

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。天然油脂と同じ構造なのに酸化しにくいのが特徴です。他の成分との混ざりが良く、石油系界面活性剤の代わりとしても使われます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。クレンジングオイルに大量使用するには脱脂力が高いので要注意です。

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル

別名トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル
製造方法中鎖脂肪酸のカプリル酸、カプリン酸とグリセリンを結合して作られます。

保湿成分です。お肌に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。油性成分の中ではさっぱりしたテクスチャが特徴です。顔料を分散する乳化補助効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

パルミチン酸エチルヘキシル

別名パルミチン酸2-エチルヘキシル
製造方法

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。油ですがべたつきが少なく、さっぱりした使用感です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:アユーラ メディテーションバスα

ホホバエステル

別名
製造方法

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌なじみがよくさっぱりしているので、脂性肌やニキビ肌との相性も悪くない成分です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ホホバ種子油

別名ホホバ油、ホホバオイル
製造方法ホホバの種子を圧縮・精製して作られます。

保湿成分(ロウ)です。ホホバは昔から肌の保湿や傷の治療に使われてきました。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌なじみがよく、さっぱりした使用感が特徴。抗炎症作用もあると言われています。気温が約7℃以下になると固形に変化しますが、品質上の影響はありません。アクネ菌のエサにならないので、ニキビケア商品の保湿成分としても使われます。他の植物性オイルと比べて酸化・劣化しにくいのも特徴です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

💡ホホバオイルは『ゴールデンホホバオイル(未精製)』『クリアホホバオイル(精製済)』の2種類があります。

成分表示では同じホホバ種子油と記載されるので、商品説明や製品の色で判断する必要があります。

配合量が多いものだと、ゴールデンホホバオイルを使用していると黄色のオイルになり、クリアホホバオイルを使用していると透明なオイルになります。

上質で美容効果が高いのは未精製のゴールデンホホバオイルですが、コストが高いのでプチプラコスメにはあまり配合されません。

クリアホホバオイルは未精製のホホバオイルの余りカスを処理して作られたもので、ゴールデンホホバオイルに比べて質や美容効果が劣ります。

ただし精製している分、クリアホホバオイルの方が安定性が高く、低刺激で、においもありません。

どちらにしても、ホホバ種子油は安定性が高く、低刺激で、においも強くないオイルなので、ゴールデンホホバオイルのデメリットは値段の高さぐらいかも。

マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル

別名マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
製造方法マカデミアナッツ油を分解して得られ高級脂肪酸とフィトステロールから作られます。

保湿成分(エステル油)です。お肌を柔らかくしたり、膜を作って水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守る効果があります。人間の皮脂に近い性質を持つので肌なじみがよく、肌や髪に浸透しやすいです。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ミツロウ

別名サラシミツロウ、ビーズワックス
製造方法ミツバチの巣を構成するロウを精製して作られます。

保湿成分(ロウ)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。テクスチャの調整やマスカラの皮膜形成、髪のスタイリングなどの目的でも配合されます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ミリスチン酸イソプロピル

別名
製造方法高級脂肪酸のミリスチン酸と、石油由来の低級アルコールのイソプロパノールから合成されます。

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防いだり、ツヤを出します。油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。わずかな眼睛刺激・皮膚刺激の指摘がありますが、特に避けるべき成分ではありません。

ミリスチン酸オクチルドデシル

別名トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル
製造方法高級脂肪酸のエチルヘキサン酸3分子と、グリセリン1分子がエステル結合して作られます。

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。天然油脂と同じ構造なのに酸化しにくいのが特徴です。角質の細胞間で水分保持機能を促進します。他の成分との混ざりが良く、石油系界面活性剤の代わりとしても使われます。クレンジングオイルに大量使用するには脱脂力が高いので要注意です。わずかなの紅斑の報告がありますが、基本的には皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

ラノリン

別名
製造方法

保湿成分(ロウ)です。羊脂を精製して作られるクリーム状の成分で、人間の皮脂に近い性質を持ちます。そのままでは動物性でにおいやアレルギー性などの指摘があるため、最近ではほとんど使われていない成分です。

ラノリン脂肪酸コレステリル

別名
製造方法ラノリン脂肪酸とコレステロールのエステル油です。

保湿成分(エステル油)です。お腹の中の胎児を包む「胎脂」に近い成分で、肌の保水力を高めたり、乾燥や刺激から守ります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

リンゴ酸ジイソステアリル

別名
製造方法リンゴ酸とイソステアリルアルコールから作られます。

保湿成分(エステル油)です。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。べたつきを抑えつつ、リッチなテクスチャを出します。メイクアップ製品の顔料や色素を混ぜる目的でも配合されます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分ですが、人によってはアレルギー症状を引き起こすことがあります。

炭化水素油の成分辞典

スクワラン

別名
製造方法動物性のものはサメの肝油に含まれるスクワレンを水素添加して安定させて作られます。植物性のものはベニバナ、コーン、オリーブオイルなどから抽出します。どちらもスクワランという名称で、成分表示で見分けることはできません。

化粧品で多く用いられる保湿成分(炭化水素)です。肌の保湿や柔軟作用を持っています。人間の皮脂中に5%含まれており、お肌に馴染みやすい成分。こってり感はありますが、べたつきにくいので感触改良のためにも配合されます。100%のオイルをそのままスキンケアに使うことも可能です。分類としては炭化水素油ですが、石油ではなく動植物由来の成分です。安定性が高く、酸化や熱による劣化が少ないのも特徴。医薬品の軟膏などにも使用されています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ミネラルオイル

別名流動パラフィン、鉱物油
製造方法

化粧品で多く用いられる保湿成分(炭化水素)です。肌への浸透性がほとんどなく、表面に膜をつくって、水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守ります。液体の場合はミネラルオイル、固体の場合はワセリンと呼ばれます。固体のワセリンは皮膚科で処方される塗り薬にも使用され、液体のミネラルオイルはベビーオイルなどにも配合されます。「鉱物油不使用」のコスメは、ミネラルオイルやワセリンが入っていないという意味です。昔のワセリンは精製度が低く、肌への刺激が指摘されて鉱物油として避けられていました。最近は99.9%以上の精製度で統合され、低刺激で安全性の高い成分です。安価なクレンジングオイルでは主成分として配合されがちですが、脱脂力が強いので乾燥を招きます。

ワセリン

別名
製造方法

化粧品で多く用いられる保湿成分(炭化水素)です。液体の場合はミネラルオイル、固体の場合はワセリンと呼ばれます。肌への浸透性がほとんどなく、表面に膜をつくって、水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守ります。固体のワセリンは皮膚科で処方される塗り薬にも使用され、液体のミネラルオイルはベビーオイルなどにも配合されます。昔のワセリンは精製度が低く、肌への刺激が指摘されて鉱物油として避けられていました。最近は99.9%以上の精製度で統合され、低刺激で安全性の高い成分です。

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