スキンケアの正しい順番|化粧水→美容液→乳液の基本と、迷ったときの3原則

こんにちは。Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨

化粧水のあとって、美容液が先?それとも乳液が先?——スキンケアの順番って、一度気になり出すと、毎晩ずっと引っかかってしまいますよね。とくに化粧水はA社、美容液はB社、乳液はC社…とブランドがバラバラだと、「この組み合わせで合ってるのかな」と手が止まってしまいます🤔

先に結論をお伝えすると、基本の順番は化粧水→美容液→乳液。でも、それ以上に大事にしてほしいものがあります。それがその商品の公式の使い方説明です。順番の”正解”は、じつは商品の箱や公式サイトのなかに、すでに用意されていることが多いんです。

この記事では「基本の型」→「なぜその順番なのか」→「公式がいちばん優先な理由」→「別ブランドが混ざったときの3原則」の流れで、順番の迷いをひとつずつ減らしていきます😊

結論:基本は「化粧水→美容液→乳液」。でも最優先は”公式の使い方”

化粧水→美容液→乳液の基本3ステップを示す横長図解

まずは覚えておきたい基本の流れから。夜であれば クレンジング → 洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液(→ クリーム)、朝であれば 洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液 → 日焼け止め。これが、多くのメーカーや医師監修の解説で共通して案内されている並びです。

ただ、ありすがこの記事でいちばんお伝えしたいのは、じつはその先にあります。基本の型よりも優先してほしいのが、その商品の公式の使い方説明だということ。箱の裏、説明書、公式サイトの「使い方」ページ——そこに書かれているタイミングが、その商品にとっての正解です。

この記事の結論

  • 基本の順番は 化粧水 → 美容液 → 乳液
  • でも、いちばん強いのは その商品の公式の使い方説明
  • 別ブランドが混ざって迷ったら ①油分が少ないものが先 ②とろみが少ないものが先 ③効かせたいものが先

なぜ公式の説明書がいちばん強いのか

理由はシンプルで、その商品がいちばん力を発揮できるタイミングを、いちばんよく知っているのは作ったメーカーだからです。処方も、配合している成分も、どんな肌の状態にのせることを想定しているかも、開発の段階で細かく設計されています。

実際、医師監修の解説記事でも「製品によっては、使用するタイミングが異なるものもあるため、製品パッケージの説明書に沿って使うようにしましょう」とはっきり書かれています(アラガン・ジャパン)。つまり「基本の順番と違うから間違い」ではなく、公式がそう言っているならそれが正解、ということなんですね👌

たとえば「洗顔後、いちばん最初に」と書かれたブースタータイプの美容液や、「乳液のあとに重ねて」と指定されているオイル状の美容液、「化粧水の前に」使うタイプの乳液(いわゆる先行乳液)など、基本の型からあえて外している商品はけっこうあります。こういう商品を基本の順番に無理やり当てはめてしまうと、せっかくの設計を活かしきれないままになってしまうことも。

だからスキンケアの順番で迷ったら、ネットで一般論を探すより先に、まず手元の商品の箱をひっくり返してみる。これがいちばん近道です✨

そもそもなぜこの順番?「水分→油分」の大原則

水分が多いものから油分が多いものへという順番の大原則を表すグラデーション図

公式が最優先とはいえ、なにも書かれていない商品もあります。そんなときに支えになるのが、この順番になっている「理由」を知っておくこと。理由がわかると、書かれていない場面でも自分で判断できるようになります。

大原則はひとつだけ。水分が多いものから、油分が多いものへ。これに尽きます。

油分は水をはじく性質があるので、油分の多いアイテムを先に肌にのせてしまうと、そのあとに使う化粧水や美容液がなじみにくくなってしまいます。逆に、水分の多いものから順にのせていけば、それぞれのアイテムが持ち場でしっかり働きやすい。とてもシンプルな話なんです。

化粧水・美容液・乳液、それぞれの役割

3つのアイテムがどんな仕事をしているかを知っておくと、順番の意味がもっとしっくりきます。

アイテムおもな役割テクスチャの目安
化粧水洗顔で失われた水分を補い、肌をやわらげて次のステップを受け入れやすい状態にするいちばんさらっと(水に近い)
美容液気になる部分に、目的に合わせたうるおい成分を届けて*¹保湿を補強するとろみのあるものが多い
乳液・クリーム油分でフタをして、補った水分が逃げていくのを防ぐいちばんこっくり

こうして並べてみると、化粧水で土台を整えて、美容液で足したいものを足して、乳液でフタをする——という流れがきれいにつながっているのがわかります。乳液を先に塗ってしまうと、この「フタ」が最初に来ることになるので、あとから化粧水を重ねてもなじみにくくなってしまうんですね。

迷ったら「さらっと→こっくり」で覚える

成分表を見るのはハードルが高い…という方は、見た目とテクスチャで「さらっと → こっくり」と覚えてしまうのがおすすめです。手のひらに出したときの感触を比べて、軽いほうから順に使う。それだけで、大きく外すことは少なくなります😊

ありす自身も、新しいアイテムを買い足したときはまず手の甲で質感を確かめて、手持ちのアイテムのどこに入れるかを決めています。感覚的ですが、けっこう頼りになる目安です*²

別ブランドが混ざって迷ったら、この3原則で考える

迷ったときの3原則(油分・とろみ・効かせたいものが先)を示すカード風図解

ここからが実践編です。化粧水はA社、美容液はB社、乳液はC社…という”ちゃんぽん”、じつはとても多いですよね。ライン使いしていれば公式が全部教えてくれますが、ブランドが混ざると途端に迷子になります。

そんなときは、次の3つの順番で考えると整理しやすくなります。

①油分が少ないものが先

これは先ほどの大原則そのままです。油分の少ないもの=水分の多いものから。化粧水と乳液で迷うことはあまりないと思いますが、たとえば「美容液が2種類ある」「オイル美容液とジェル美容液の両方を使いたい」というときに効いてきます。ジェル→オイルの順ですね。

②とろみが少ないものが先

油分が多いか少ないかは見ただけではわかりにくいこともあるので、そんなときの実用版がこれ。とろみ(粘度)が軽いほうから重いほうへ。手の甲にちょっと出して比べれば、誰でもすぐ判断できます。

ちなみにこの考え方は、複数のメーカーの解説でも共通して案内されていて、美容液を2種類以上使うときにも同じように当てはめられます。

③効かせたいものが先

①と②でも決められない、質感がほぼ同じ…というときの最後の一手がこれ。いちばん効かせたいアイテムを、より肌に近い順番に置くという考え方です。

たとえば今いちばん気になっているのが乾燥なら保湿の美容液を先に、日中のごわつきが気になるなら整えるタイプのものを先に。「今日の自分がいちばん頼りたいもの」を、より早いタイミングにのせてあげるイメージです。

絶対のルールというより、迷いを終わらせるための決め方に近いのですが、これがあるとスキンケアの前で立ち止まる時間がぐっと減ります✨

迷ったときの3原則(順番に当てはめる)

  1. 油分が少ないものが先
  2. とろみが少ないものが先
  3. 効かせたいものが先

※それぞれの商品に公式の指定がある場合は、この3原則よりも公式が優先です。

追加アイテムはどこに入れる?ブースター・シートマスク・クリーム・日焼け止め

洗顔からブースター・化粧水・シートマスク・美容液・乳液・クリーム・日焼け止めまでの追加アイテム込みフルステップ図

基本の3ステップに慣れてくると、次に出てくるのが「これ、どこに入れるの?」という疑問。よく迷われるアイテムをまとめました。

アイテム入れる位置ひとこと
導入美容液・ブースター化粧水の前(洗顔直後)次に使う化粧水を受け入れやすい状態に整えるのが役割なので、いちばん最初
シートマスク化粧水の後化粧水で肌を整えてから。そのあと美容液・乳液に進む
クリーム乳液の後(いちばん最後のケア)油分がいちばん多いのでフタ役。朝は重く感じることもあるので夜向き
日焼け止め朝のスキンケアの最後スキンケアがすべて終わってから。この上にメイクを重ねる

導入美容液・ブースターは化粧水の前

「美容液」と名前がついているので美容液の位置に入れたくなりますが、ブースター・導入美容液は洗顔の直後・化粧水より前が定位置です。そのあとのケアを受け入れやすい肌の状態をつくるのが仕事なので、ここだけは名前に惑わされないようにしたいところ。

シートマスクは化粧水の後

シートマスクは化粧水のあとに使うのが一般的です。マスクを外したあとは、そのまま美容液・乳液へと進みます。マスクだけで完結させるとせっかく補ったうるおいが逃げやすいので、最後に乳液かクリームでフタをするところまでがワンセットと考えておくと安心です。

クリームは乳液の後

乳液とクリームはどちらも「フタ」の役割ですが、油分が多いのはクリームのほう。両方使うなら乳液→クリームの順になります。朝に両方重ねるとメイクがよれやすく感じることもあるので、クリームは夜だけという使い分けもよくある形です。

日焼け止めは朝のいちばん最後

日焼け止めは、スキンケアがすべて終わったあとに塗ります。順番を前にしてしまうと、上から重ねた乳液やクリームで日焼け止めの膜がよれてしまうことがあるので、スキンケアの最後・メイクの前と覚えておくと迷いません。

ちなみに日焼け止めは、季節を問わず一年を通して続けたいケアです。冬でも紫外線はゼロにはならないので、夏だけのものと考えず、季節の変わり目には量やタイプを見直すくらいの感覚がちょうどいいと思っています😊

朝と夜でスキンケアの目的は違う

朝は守る・夜は整えるという目的の違いを表す対比図

同じ3ステップでも、朝と夜では目指しているところが少し違います。ここを知っておくと、「朝はどこまでやればいいの?」というモヤモヤも晴れてきます。

目的守る整える
やること寝ている間の汗・皮脂をオフ → 失われた水分を補う → 紫外線から守るメイク・汚れをしっかり落とす → 日中に受けたダメージをいたわり、うるおいを補う
ポイント最後に日焼け止め。油分は重くなりすぎない量でクリームなど油分の多いケアはこちら向き

朝はこれから受けるダメージに備える時間、夜はその日受けたダメージをいたわる時間。そう考えると、朝はスキンケアをコンパクトにまとめて日焼け止めまでたどり着くことのほうが大事だとわかりますし、夜はじっくり時間をかける価値があるのも納得です(参考:花王)。

やりがちな間違いチェックリスト

最後に、順番まわりでつまずきやすいポイントを集めました。ひとつでも当てはまったら、今日から少しだけ変えてみてください。

順番のよくある勘違い

  • 美容液と乳液が逆になっている
    いちばん多いパターン。乳液を先に塗ると油分のフタが先にできてしまい、あとから重ねる美容液がなじみにくくなります。
  • 洗顔から次のケアまで時間を空けすぎる
    洗顔直後の肌は水分が逃げやすい状態。テレビを見ながら…とのんびりせず、洗ったらできるだけ早めに化粧水まで進めるのがおすすめです。
  • 化粧水をパンパン叩き込んでいる
    強い刺激になってしまうことがあるので、手のひらでやさしく包み込むように押さえるハンドプレスのほうが向いています。
  • 日焼け止めを乳液より先に塗っている
    日焼け止めは朝のいちばん最後。上から乳液やクリームを重ねると、せっかくの膜がよれてしまいやすくなります。
  • 量が少なすぎる
    順番が合っていても、量が足りないと物足りなく感じることが多いです。まずは商品に書かれている規定量どおりに使ってみるのが確実です。

「順番が合っているのに、なんとなくいまいち」というときは、順番よりも量やタイミングのほうに原因があることも少なくありません。ひとつずつ確かめていくと、だんだん自分に合った形が見えてきます🤔

まとめ:基本の型を知って、でも公式を最優先に

スキンケアの順番は、覚えてしまえばそんなに難しいものではありません。基本の型をひとつ持っておいて、商品に指定があればそちらを立てる。それだけで、毎晩の迷いはほとんどなくなります。

この記事のまとめ

  • 基本は 化粧水 → 美容液 → 乳液(→ クリーム)。朝は最後に日焼け止め
  • 理由は 「水分が多いもの → 油分が多いもの」 という大原則。見た目で「さらっと → こっくり」
  • いちばん優先すべきは その商品の公式の使い方説明。基本の型より公式が強い
  • 別ブランドが混ざって迷ったら ①油分が少ないものが先 ②とろみが少ないものが先 ③効かせたいものが先
  • ブースターは化粧水の前/シートマスクは化粧水の後/クリームは乳液の後/日焼け止めは朝の最後

順番を気にしすぎて手が止まってしまうより、まずは基本の型で気持ちよく続けるほうがずっと大事だと思っています。そのうえで、新しい商品を迎えたときに箱の裏をちらっと確認する習慣がつけば完璧です✨ 今日のスキンケアが、ちょっと軽やかになりますように😊

【注記】

*¹ 本記事における「なじむ」「うるおいを届ける」等の表現は、いずれも角層までの範囲を指しています。

*² 使用感・感じ方に関する記述はありす個人の感想であり、効果や結果を保証するものではありません。肌に合わないと感じたときは使用を控え、気になる症状が続く場合は専門機関にご相談ください。

ありす
コスメコンシェルジュ

美容、メイク、おしゃれ等にはまっているママ。 コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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