シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、BG、コハク酸ジエチルヘキシル、エタノール、ポリメチルシルセスキオキサン、含水シリカ、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウロイルリシン、酸化チタン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ヒアルロン酸Na、リン酸アスコルビルMg、クダモノトケイソウ果実エキス、プルーン分解物、イザヨイバラエキス、グリセリン、ハイドロゲンジメチコン、マイカ、フェノキシエタノール、タルク、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコン、EDTA-2Na、ジメチコン、水酸化Al、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トコフェロール、シリカ、合成フルオロフロゴパイト、酸化スズ、赤226、青1、香料
この商品の特徴
- UVカットしながら、色と光をコントロールし、肌をトーンアップ。あなただけの透明感を引き出すラベンダーカラーの顔・からだ用日やけ止め。
- 汗・水に強い強力密着ミルク。肌に密着して、べたつかずしっとりとした使い心地。日やけ止めを塗っているだけなのに、いつもの素肌をより透明感のある肌に。
- SPF50+/PA++++。こころがときめくサボンの香り。化粧下地にも。石けんで落とせます。
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成分解析
日焼け止めなので、まずは紫外線カット成分から解説していきます。
紫外線吸収剤・散乱剤を併用。プチプラ日焼け止めとしてはよくある処方
日焼け止めで重要な、紫外線を防ぐ成分は
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(紫外線吸収剤)
- 酸化チタン(紫外線散乱剤)
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(紫外線吸収剤)
- 酸化亜鉛(紫外線散乱剤)
が入っています。プチプラ日焼け止めでは普通の処方。
紫外線吸収剤がけっこう入っているので、人によっては刺激や、お肌の負担になるかも。
エッセンスタイプよりは紫外線散乱剤が多く、吸収剤が少ないような気もします。
紫外線吸収剤を入れることで、きしまない、乾燥しにくい、白浮きしない、低価格で販売できるというメリットがあるので、お肌が弱くなければそんなに気にしなくてもOKです。
ベースのシリコーン油は優秀
エッセンスタイプはエタノールベースですが、ミルクタイプはシクロペンタシロキサンという一般的なシリコーン油がベースになっています。
程よいキープ力&落としやすさを持ち、刺激性も低いので、個人的には好きな成分✨
つまりミルクタイプの方がエッセンスタイプよりも低刺激で、汗や皮脂に強い処方になっています。(少しベタつきやすさはあるかも)
また、商品説明には「石鹸で落とせる」と書かれていますが、オイルベースなので軽めのクレンジングをした方が安心です。
着色料が入った日焼け止め
ラベンダーカラーに着色しているのは複数の顔料とタール色素。
顔料はそれほど気にならないんですが、使われているタール色素はちょっと不安。
赤226は建染染料の一種で、着色料の中でも刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。青1も酸性染料なので、顔料よりは刺激になりやすいです。
ラベンダーカラーで透明感を出すというのがコンセプトの商品なので、着色料が入っているのは仕方ないですが、使っているタール色素の種類はちょっと不安がありますね💦
あとラメ成分は合成フルオロフロゴパイトや酸化スズ。こちらは特に使用感に影響はなさそうです。
香料はメリットのほうが大きい
香料が入っていますが、香りはそれほど強くなく、刺激もほとんどの人にはもんだいありません。
そもそも敏感肌向けのコスメではありませんし、紫外線吸収剤などの原料臭をごまかす効果もあるので、この場合は入っているメリットのほうが大きいかもしれません。
まとめ
- 「一般的な日焼け止め乳液」の処方
- エッセンスタイプよりも低刺激で、汗や皮脂に強い
全成分
シクロペンタシロキサン | 皮膜形成 |
---|---|
水 | ベース |
酸化亜鉛 | 顔料・紫外線散乱剤 |
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル | 紫外線吸収剤 |
BG | ベース(保湿) |
コハク酸ジエチルヘキシル | 調整 |
エタノール | ベース |
ポリメチルシルセスキオキサン | 調整 |
含水シリカ | 顔料 |
ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン | 乳化 |
ラウロイルリシン | コーティング |
酸化チタン | 顔料・紫外線散乱剤 |
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル | 紫外線吸収剤 |
ヒアルロン酸Na | 保湿 |
リン酸アスコルビルMg | 透明感 |
クダモノトケイソウ果実エキス | 抗酸化 |
プルーン分解物 | 透明感 |
イザヨイバラエキス | 整肌 |
グリセリン | ベース(保湿) |
ハイドロゲンジメチコン | 皮膜形成 |
マイカ | 顔料 |
フェノキシエタノール | 防腐剤 |
タルク | 顔料 |
トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコン | 皮膜形成 |
EDTA-2Na | キレート |
ジメチコン | 皮膜形成 |
水酸化Al | コーティング |
トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 | 調整 |
トコフェロール | 酸化防止剤 |
シリカ | 顔料 |
合成フルオロフロゴパイト | 顔料 |
酸化スズ | 顔料 |
赤226 | 着色料 |
青1 | 着色料 |
香料 | 香料 |
シクロペンタシロキサン | 皮膜形成 | 肌や髪に皮膜を作り、表面をキレイに見せたり、成分を密着させる環状シリコーンです。 ベースの油剤としても使われ、揮発性が高く、自らは揮発してなくなります。 環状シリコーンはさらっとしたテクスチャで落としやすい性質を持ちます。 シリコーンは嫌われがちな成分ですが、シリコーン自体に刺激などのリスクはほぼありません。 |
---|---|---|
水 | ベース | ほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。 水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。 |
酸化亜鉛 | 顔料・紫外線散乱剤 | 肌の表面で紫外線を反射し、UV-AとUV-Bに対して防御効果を持ちます。酸化チタンよりも屈折率が低いため、紫外線錯乱効果は弱いですが、白浮きしにくいのが特徴です。 お肌の収れん作用があり医薬部外品の有効成分としても配合されます。 フェイスパウダーなどに多く配合すると、皮脂を吸収する役割も。水や油を吸収しやすいので、制汗剤やボディパウダーに配合されることもあります。 防腐効果も持ち合わせています。 そのまま使うと刺激が強いため、シリカや水酸化AIなどでコーティングして配合されます。コーティングされたものは皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。 金属アレルギーの人でも基本的には問題ありませんが、極稀にアレルギー症状を起こすことがあるので要注意です。 |
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル | 紫外線吸収剤 | 多くの日焼け止めで使われるメジャーな紫外線吸収剤です。 赤くなる日焼けの原因であるUV-Bの吸収に優れています。 紫外線吸収力は高いのですが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。 |
BG | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
コハク酸ジエチルヘキシル | 調整 | 化粧品のベースとして使われるさっぱりしたテクスチャの油剤です。 紫外線吸収剤などの成分を溶かし込むために配合されます。 他の油性成分と混ざり、保湿効果も発揮します。 |
エタノール | ベース | 化粧品で「アルコール」と呼ばれている、揮発性の高い成分です。 使用感の向上、清涼感の演出、抗菌などの効果があります。 高濃度で配合されていると、ツンとしたにおいがあり、刺激や乾燥の原因になることも。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
ポリメチルシルセスキオキサン | 調整 | 主にメイクアップ化粧品で使われる粉体です。 テクスチャをさらさらに調整したり、撥水性を出したり、肌の凹凸をカバーします。 |
含水シリカ | 顔料 | 着色料(体質顔料)です。粒子のサイズによって性質は違ってきます。 皮脂や汗を吸収して肌すべりをなめらかにするので、パウダー系のコスメに多く使用されます。 光を均一に反射するメイクアップ効果も。 酸化チタンなどの成分をコーティングする目的でも配合されます。 粒子が小さなものはパック、大きなものはスクラブとしても使用されます。 極めて危険な成分ではありませんが、アレルギーや皮膚刺激の報告があるので、肌が弱い方は少し注意した方が良い成分です。 |
ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン | 乳化 | シリコーン系界面活性剤です。 主にシリコーン油を乳化させるために配合されます。 |
ラウロイルリシン | コーティング | 酸化チタンなどの無機顔料をコーティングし、刺激を抑えたり、揮発性をもたせるために配合されます。 肌の潤いをキープしたり、乳化補助の作用も。 洗顔などに入れると毛穴の汚れを取る洗浄成分として働くこともあります。 |
酸化チタン | 顔料・紫外線散乱剤 | 肌の表面で紫外線を反射し、UV-AとUV-Bに対して防御効果を持ちます。カバー力のある白色の粉末なので、メイクアップ目的でも配合されます。 フェイスパウダーなどに多く配合すると、皮脂を吸収する役割も。水や油を吸収しやすいので、制汗剤やボディパウダーに配合されることもあります。 そのまま使うと刺激が強いため、シリカや水酸化AIなどでコーティングして配合されます。 コーティングされたものは皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。酸化亜鉛に比べ、金属アレルギーのリスクもほぼありません。 石鹸に配合される場合は白く発色させるのが目的です。洗い流されるので特に危険はありません。 |
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル | 紫外線吸収剤 | 肌老化の原因であるUV-Aの吸収に優れた紫外線吸収剤です。 強い刺激はありませんが、大量に配合されているものは肌負担や刺激になりやすいので注意が必要です。 化粧品自体を紫外線による劣化から防御する目的でも配合されており、少量なら特に気にする成分ではありません。 |
ヒアルロン酸Na | 保湿 | 化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。1gで2~6Lの水分保持力があります。 肌の細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしている、保湿に重要な成分。 粘度が非常に高く、配合量が多いと、とろっとしたテクスチャになります。 |
リン酸アスコルビルMg | 透明感 | 美白成分(メラニン生成制御・メラニン還元・メラニン排出促進型)です。 ビタミンCの約8倍の浸透力があるビタミンC誘導体の一種。 アスコルビルリン酸Naに似た性質を持ちますが、リン酸アスコルビルMgの方が安定性が高く、長時間(約12時間以上)効果を発揮します。 メラニン系以外にも、皮脂の分泌抑制、コラーゲンの生成促進、色素沈着抑制、抗酸化、抗シワ、抗老化などの作用も持っています。 皮膚刺激はほとんどなく、ビタミンC誘導体の中で特に安全性と効果のバランスが良い成分です。 |
クダモノトケイソウ果実エキス | 抗酸化 | キュアパッションとも呼ばれる植物成分です。(プリキュアの名前みたいですねw) ポリフェノールを多く含み、抗酸化作用が北いできます。 リンパ機能をサポートするとも言われており、むくみやくすみを改善するコスメによく配合されます。 |
プルーン分解物 | 透明感 | セイヨウスモモの果肉を酵素で分解して作られる成分です。 メラニンの輸送をブロックして、色素沈着を抑制します。 抗老化、抗酸化などの作用もあると言われています。 |
イザヨイバラエキス | 整肌 | ビタミンCやタンニンを多く含む植物成分です。 紫外線による肌の炎症を抑制する効果があると言われています。 肌のバリア機能改善や抗菌作用も期待できます。 |
グリセリン | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。 高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。 |
ハイドロゲンジメチコン | 皮膜形成 | シリコーン油です。 主に無機顔料の表面処理に使用され、撥水性や分散性を向上させます。 |
マイカ | 顔料 | 着色料(体質顔料)です。酸化チタンと共に配合することで、パールのような光沢が得られます。 細かく滑らかな性質で、化粧品のすべりを良くする効果もあります。 |
フェノキシエタノール | 防腐剤 | 防腐剤です。エタノール(アルコール)とは異なる成分です。 抗菌作用が高く、製品中での微生物の繁殖を防ぎます。 高濃度では刺激になる可能性もありますが、化粧品では1%以下でしか配合できず、刺激はほぼありません。 |
タルク | 顔料 | 着色料(体質顔料)です。他の体質顔料にはない、なめらかな使用感と自然な光沢があります。 抗炎症作用も持っています。 発がん性・危険性が指摘されている成分ですが、国内の化粧品で使用されているタルクの刺激は少なく、無理して避けるほどではありません。 |
トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコン | 皮膜形成 | メイクアップ化粧品や日焼け止めによく使われるシリコーンです。 撥水性のある膜を作り、肌に成分を密着して崩れにくくします。 |
EDTA-2Na | キレート | 製品の金属イオンを封鎖して品質を維持します。 刺激の可能性も指摘されていますが、化粧品に少し配合される程度ではそれほど影響はありません。 品質の維持に意味のある成分ですし、無理に避ける必要はないでしょう。 |
ジメチコン | 皮膜形成 | 肌や髪に皮膜を作り、水分の蒸発を防いだり、表面をキレイに見せたり、外部刺激から守る、直鎖状シリコーンです。 同じジメチコンでも原料によって差はありますが、シリコーンの中でも皮膜力が高く、重いテクスチャを持ちます。 嫌われがちな成分ですが、シリコーン自体に刺激などのリスクはほぼありません。 高濃度で日焼け止めやファンデーションに配合されていると落としにくく、毛穴の詰まりの原因になることがあります。 ヘアケア商品で高濃度の場合は、ぺたんと重い髪になりやすいので注意しましょう。 |
水酸化Al | コーティング | 肌に直接触れると酸化して肌荒れの原因になる酸化チタンの表面をコーティングする役割を果たします。 化粧品の色調調整、粘膜の被覆保護、収れん作用も持っています。 |
トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 | 調整 | 化粧品のベースとして使われる油剤です。 顔料などの成分を溶かし込むために配合されます。 他の油性成分と混ざり、保湿効果も発揮します。 |
トコフェロール | 酸化防止剤 | 製品の酸化を防ぎます。 ビタミンEなので、肌への抗酸化作用も期待できます。 防腐剤の一種ですが、刺激はほとんどありません。 |
シリカ | 顔料 | 光を均一に反射して肌をキレイに見せたり、皮脂や汗を吸収して肌をなめらかにします。 酸化チタンなどの成分をコーティングする効果も。 粒子が小さなものはパック、大きなものはスクラブとしても使用されます。 アレルギーや刺激の報告もありますがわずかな例で、無理に避けるほどの成分ではありません。 |
合成フルオロフロゴパイト | 顔料 | 着色料(体質顔料)です。 白色のパウダーとしてメイクアップ化粧品に配合されます。 酸化チタンでコーティングするとパール光沢、酸化鉄でコーティングするとメタリックな発色もつくれます。 マイカに似た性質を持ちますが、マイカより光沢が強く、角が少ないので肌に優しいです。 |
酸化スズ | 顔料 | 着色料(無機顔料)です。パールのような光沢が出ます。 |
赤226 | 着色料 | 着色料(有機合成色素・タール色素)です。明るい赤色をしています。 建染染料の一種で、着色料の中でも刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。 |
青1 | 着色料 | 着色料(有機合成色素・タール色素)です。鮮やかな青色をしています。 酸性染料の一種で、顔料に比べると刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。 |
香料 | 香料 | 製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。 香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。 特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。 |