【全成分＆成分解析】ライースリペアインナーモイスチュアローション No.11（薬用化粧水）

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今回は「水分保持能を改善する」効果効能が認められた薬用化粧水・ライースリペアインナーモイスチュアローション No.11の成分解析です。

ライースリペアインナーモイスチュアローション No.11の成分解析

医薬部外品なので、その他の成分を濃度順に書く義務はないのですが、全成分を見た感じでは、化粧品と同基準で1%以上の成分を濃度順に書いている可能性が高いでしょう。

今回は、その前提で解析していきます。

ベース成分をチェック

水の次にエタノールの記載があり、濃度は高め。

使った感じでも、エタノール感はけっこうあったので、「エタノールが苦手」という人との相性は悪そう。

ちなみにライースリペアだけに限らず、ライスパワーNo.11を有効成分として配合した化粧水や美容液は基本的にエタノールが上位に書かれていますね。

予想ですが、設計や浸透性の都合上、エタノールのある程度入れることが合理的なのでしょう。

同シリーズのインナーモイスチュアクリーム No.11はエタノールは入っているものの、化粧水と比べると量はかなり抑えられています。

また、同じ勇心酒造が開発したアトピスマイルクリームは、ライスパワーNo.11を有効成分に配合しつつ、エタノールの記載がないので、エタノールが苦手な方はアトピスマイルクリームがおすすめです。

3番目以降はBG、DPG、濃グリセリンと続き、一般的な構成です。

ライスパワーNo.11を有効成分に配合

この製品の最大の特徴は「ライスパワーNo.11を配合し、水分保持能の改善訴求が認められている」ということ。

これだけで、お値段分の価値のある大きな特徴です。

詳しくは別の記事で解説していますが、ライスパワーNo.11は基底層まで浸透して、細胞に働きかけて、「セラミドの産生を助ける」ことで、お肌の水分保持機能を「改善」していく成分なんです。

また、このライスパワーNo.11を開発しているのがライースリペアの販売元である勇心酒造。

作った側だからこその、設計の上手さも期待できますね👍

訴求成分をチェック

トリメチルグリシン

化粧品の成分では「ベタイン」と表記されるアミノ酸誘導体です。
お肌の保湿効果に加え、しっとりなめらかな手触りに整えるコンディショニング効果も期待できます。

ヒアルロン酸ナトリウム（２）

水分を抱え込む効果に優れた定番の保湿成分です。

グリチルリチン酸2K

お肌を健やかに保つ成分です。

植物性スクワラン

人の皮脂成分と近い性質を持つ油分です。
肌馴染みが良く、水分の蒸発を防ぐ効果に優れています。

カミツレ油（２）

植物から採れる油脂（油分）です。
水分の蒸発を防ぎ、お肌を柔らかく整えます。

アルカリゲネス産生多糖体

ヒアルロン酸と同等か、それ以上の保湿効果があると言われる保湿成分です。

その他の成分に含まれる訴求成分に特に珍しいものはなく、よくある成分ばかりです。

また、製品のテクスチャやphを調整するような成分が多く入っており、とにかく「ライスパワーNo.11を基底層までしっかり届けて、働かせること」を重視しているような感じがしました。

敏感肌適正は？

エタノールが高濃度で入っていそうな点から「敏感肌向けとは言えない」設計です。

また、浸透させるために界面活性剤も入れている印象。

非イオン、両性界面活性剤なので刺激のある成分ではありませんが「浸透すること」が逆に刺激になってしまう人もいるでしょう。

でも、ライスパワーNO.11は素晴らしい成分だし、着色料や香料などの肌にとっては余分な成分は特にありません。

ビタミンや植物エキス類などをごちゃごちゃ入れすぎず、シンプルに設計しているのもプラスポイント。

エタノールさえ大丈夫なら、使ってみる価値はあると思います。

トライアルキットも売っているので、もし合わなくても金銭的なリスクはプチプラレベルです。

まとめ

ひとことでまとめると「ライスパワーNo.11に一途な化粧水」って感じです。

ライスパワーNo.11を開発したメーカーだからこそ、ライスパワーNo.11の効果を信じ、ライスパワーNo.11を届けることを重視して作っているのでしょう👍

ライースリペアはどこで買える？

公式サイトによると、実店舗での取り扱いは以下のようになっています

• 日本橋三越本店（東京）
• 高松三越（香川）
• 松屋三越（愛媛）
• 名古屋栄三越（愛知）
• 勇心酒造本社（香川）

基本的に通販がメインのブランドで、ドラッグストアやコスメショップでは見かけたことはないです。

公式サイトでは初回限定超お得なトライアルセットを販売中。

1,650円で、3種類の美容液を含むライースリペアがじっくり試せる、お得なセットです🙌

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
ライスパワーNo.11	水分保持能の改善	★
水	ベース
エタノール	ベース	△
１，３‐ブチレングリコール	ベース（保湿）
ジプロピレングリコール	ベース（保湿）	△
濃グリセリン	保湿
トリメチルグリシン	アミノ酸誘導体（保湿）
メチルパラベン	防腐剤	（旧）
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体	合成ポリマー（増粘・ゲル化）
２‐アミノ‐２‐メチル‐１，３‐プロパンジオール	ph調整
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール（２５Ｅ．Ｏ.）(３０Ｐ.Ｏ.)	非イオン界面活性剤（乳化）
クエン酸ナトリウム	ph調整
精製大豆レシチン	両性界面活性剤（乳化）
ヒアルロン酸ナトリウム（２）	保湿
グリチルリチン酸ジカリウム	整肌	★
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル	非イオン界面活性剤（乳化）
植物性スクワラン	炭化水素油（エモリエント）
カミツレ油（２）	油脂（エモリエント）
水酸化大豆リン脂質	両性界面活性剤（乳化）
アルカリゲネス産生多糖体	保湿
ショ糖脂肪酸エステル	非イオン界面活性剤（乳化）
天然ビタミンＥ	整肌・製品の抗酸化
クエン酸	ph調整