【全成分＆成分解析】無印良品 敏感肌用薬用美白美容液

無印良品の美白美容液「敏感肌用薬用美白美容液」の成分解析です。

有効成分を配合した、美白美容液です。

その他の成分に関しては、薬用コスメは濃度順に書かなくてもOKなんですが、見た感じ濃度順に書いているような気がします。（あくまでも推測です）

有効成分はイマイチ

有効成分の「ビタミンC・2－グルコシド」は「アスコルビン酸グルコシド」という成分。

低コストで配合できるので、プチプラ美白コスメによく使われています。

良く言えば低刺激なんですが、作用が弱く、美白効果が疑問視されています。

個人的には、あんまり好きではない成分です💦

もうひとつの有効成分の「グリチルリチン酸2K」は抗炎症成分。肌荒れや日焼けによるお肌の炎症を鎮めてくれます。

DPGが気になる・・・

水の次に来ている成分がDPG。

コストが安いのでプチプラ化粧品のベースの保湿成分としてよく使われる成分です。

わずかな皮膚刺激と眼精刺激が指摘されている成分。

それほど刺激が強い成分ではないんですが、濃度が高いのでちょっと不安です。。。

敏感肌向けと名乗り、エタノールフリーや無着色無香料で作っておきながら、DPGをベースに使うのは印象が悪いですね😓

油分がやや多め

その他の成分4番目がオリブ油（油脂）、5番目がエステル油、それ以下にもオイル系の成分がけっこう入っています。

美容液にしては、けっこうオイリーな処方。

乾燥肌の人にはしっとりして良いかもしれませんが、脂性肌やニキビが気になる方には合わないかもしれません。

保湿成分はしっかり配合

油分以外にもヒアルロン酸、リピジュア、チンピエキス、スベリヒユエキス、グレープフルーツエキス、アンズ果汁などの保湿成分が入っています。

敏感肌向けシリーズにも、だいたい似たような成分が入っていますね。

評判の良さは、美白有効成分よりも、グリチルリチン酸2Kと保湿成分によるものが大きいかもしれません。

LDKのテスト結果は嘘なの？

無印良品の薬用美白美容液は、テスト雑誌LDKで潜在シミの改善度が高評価を受けていました。

でも、美白有効成分をみる限りでは、そんなに効果が高い美容液とは思えません😓

おそらく、美白有効成分以外の成分でお肌を整える効果も含めて、お肌の潜在シミが改善したんじゃないかな、と思います。

ちなみに、テスト結果だとエトヴォスのホワイトニングクリアセラムが1位の美白美容液として紹介されています。

まとめ

• こってり系の美容液で保湿力もしっかりある
• 美白効果に関してはあくまでもプチプラレベル
• 敏感肌向けにしてはベースの保湿成分が微妙

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
ビタミンＣ・２-グルコシド	水溶性ビタミンC誘導体（整肌・製品の抗酸化）	（有）
グリチルリチン酸２Ｋ	整肌	★ （有）
水	ベース
濃グリセリン	保湿
ＤＰＧ	ベース（保湿）	△
オリブ油	油脂（エモリエント）
１，２-ペンタンジオール	ベース（保湿・製品の抗菌）	△
２-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体	リピジュア（保湿）
メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液	リピジュア（保湿）
ヒアルロン酸Ｎａ-２	保湿
チンピエキス	植物エキス（保湿・整肌）
ユーカリエキス	植物エキス（抗菌、整肌）
グレープフルーツエキス	植物エキス（保湿）
スベリヒユエキス	植物エキス（保湿）
米糠抽出物水解液Ａ	整肌・透明感サポート
ＰＯＰメチルグルコシド	合成ポリマー（保湿）
ＰＯＥメチルグルコシド	合成ポリマー（保湿）
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリトリット	エステル油（エモリエント）
ＢＧ	ベース（保湿）
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体	合成ポリマー（増粘・ゲル化）
キサンタンガム	多糖類（増粘）
ポリアクリルアミド	増粘
水添大豆リン脂質	両性イオン界面活性剤（乳化）
ヒドロキシエタンジホスホン酸４Ｎａ液	キレート
グリセリンエチルヘキシルエーテル	ベース（保湿・抗菌）
軽質流動イソパラフィン	炭化水素油（エモリエント・基剤）
ＰＯＥラウリルエーテル	非イオン界面活性剤（乳化）
水酸化Ｋ	ph調整
クエン酸Ｎａ	ph調整・キレート
フェノキシエタノール	防腐剤