Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
今回はメラケアフォルテクリームの成分解析です。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
「シミが消える」「あそこがピンクになる」と話題のクリームだけど実は結構危険かもしれません。
メラケアフォルテクリームの成分解析
- 市販の化粧品とは比べ物にならないほど高い漂白効果を持っている
- クリニックで買うよりも安い
- 作用が強い分、肌荒れなどのリスクが高い
- ステロイドが入っているため長期使用時のリスクが高い
まずこのクリームは「化粧品」ではなく「海外の医薬品」。
日本の店頭や国内発送の通販では売っておらず、個人輸入サイトからのみ購入できます。
有効成分はこの3つ。
- ハイドロキノン・・・4%
- トレチノイン・・・0.025%
- モメタゾンフランカルボン酸エステル・・・0.1%
その他の成分は情報が見つかりませんでした。
この構成は日本で市販されている化粧品や医薬部外品では
できない、非常にハイパワーな組み合わせだよ。
ハイドロキノン(4%配合)
日本の化粧品では2%まで配合可能。
医薬品では4%は標準的な濃度の成分です。
強力な漂白作用を持つ成分で、美容医療の外用薬によるシミ治療では最も一般的な成分。
シミを消したり、肌のトーンを上げたいなら効果はめちゃくちゃ高いけれど、白斑や肌荒れや白斑のリスクも高く自己判断で4%の使用はあまりおすすめしません。
トレチノイン(0.025%配合)
日本の化粧品では配合禁止。
医薬品では0.025%はやや低めの濃度の成分です。
ビタミンAの誘導体で、一般化粧品のレチノールよりも強力な効果を持ち、ターンオーバーを促してシミを排出する作用があります。
A反応という一時的な赤み・かゆみが出やすいので注意しながら使いたい成分。
美容医療のシミ治療の外用薬ではハイドロキノンと合わせて処方されることが多いです。
モメタゾンフランカルボン酸エステル(0.1%配合)
日本の化粧品では配合禁止。
医薬部外品では0.1%はやや低めの濃度の成分です。
ステロイドの一種で、作用の強さを表す5つのランクのうち上から2つ目の「ベリーストロング」に分類される成分です。
強力な抗炎症作用を持ちますが、副作用が起こりやすく特に長期的に使用すると皮膚状態が悪くなるので、自己判断での使用はおすすめしません。
危険性があるって本当?
ハイドロキノンとトレチノインは、美容医療の外用薬でのシミ治療で普通に使われる相性の良い組み合わせ。
どちらも攻めた成分で、それなりにリスクはあるものの、使う価値はあります。
でもモメタゾン(ステロイド)まで入っているクリームは見たことがありません。
そもそもステロイドって副作用の大きい成分だから、自己判断で使うシミ治療時の抗炎症成分には不向きです。
肌の疾患の治療目的で医師の指導の元で使うなら良いんですが、
ハイドロキノンとトレチノインだけなら「自己責任で」って言ってたけど、ステロイド配合は「辞めとけ」要素かな・・・
まとめ
シミが消えたり、皮膚が白くなる可能性は高いけれど、かなりハイリスクなアイテムなので使用はおすすめしません。
もし私の友達や家族がこれを使おうとしてたら全力で止めます。
外用薬で白くなりたなら、クリニックに行ってハイドロキノンとトレチノインを処方してもらう方が良い。
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 概要・目的 | 評価 |
---|---|---|
ハイドロキノン | 透明感 | |
トレチノイン | #N/A | #N/A |
モメタゾンフランカルボン酸エステル | #N/A | #N/A |
よくある疑問に回答
- VIOや乳首に使えるって本当?
-
成分的に色が明るくなる可能性は高いですが、記事内にも書いたようにリスクが大きいのでおすすめしません。
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