【全成分＆成分解析】菊正宗 日本酒の化粧水透明保湿

Instagram（@alice_kaiseki）で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー（日本化粧品検定1級）のありすです✨

今回は菊正宗 日本酒の化粧水透明保湿の成分解析です。

うるおい成分として日本酒を配合した化粧水。

菊正宗の化粧水と言えばセラミド入りの高保湿タイプが人気ですが、こちらはビタミン誘導体を配合した「透明保湿」タイプになっています。

美白コスメっぽいイメージのアイテムですが、有効成分は入っていない一般化粧品です。

菊正宗 日本酒の化粧水透明保湿の成分解析

まず、ベースの保湿成分はBGのみ。

グリセリンも入っているのですが、記載位置的に濃度は1%以下です。

グリセリンフリーのスキンケアをお探しの方にもちょうど良いんじゃないかな？

訴求成分をチェック

目立ったものを解説していきますね。

コメ発酵液

この中で、製品の最大のコンセプトとなる成分は「コメ発酵液」。
日本酒メーカーである「菊正宗」らしい日本酒由来の成分で、アミノ酸やビタミンなどの栄養がたっぷり含まれています。
ただし発酵系の成分が入っているので、人によっては肌に合わないこともあるかも。
これが肌に合うか合わないかで、好き嫌いが分かれるコスメなんじゃないかな？

レチノール誘導体（パルミチン酸レチノール）

お肌を整え、ターンオーバーをサポートします。誘導体になっていないピュアレチノールよりも作用は穏やかですが、マイルドに使いやすい成分です。

ビタミンCE誘導体（（アスコルビル／トコフェリル）リン酸Ｋ）

ビタミンCとEをくっつけて、誘導体にした整肌成分です。イプサの化粧水（ザ・タイムRアクア）にも入っています。

トコフェリルリン酸Ｎａ

油溶性のビタミンE誘導体。お肌を整えて健やかに保つ。

他にもお肌の天然保湿因子に存在するアミノ酸類や、プラセンタエキスなどの保湿成分も入っています。

さっぱり系の化粧水にしては珍しく、油脂（ピーナッツ油）を入れてしっとりさせていますね。

正直、ラインナップだけ見ると1,000円以下の化粧水には見えないです。

特にビタミンCE誘導体が入っているプチプラは初めて見たかもしれません。

高保湿タイプとどっちが良いの？

単純に「どっち？」と聞かれたら、ほぼ必須で取り入れたい、セラミド入りの高保湿タイプの方がおすすめです。

でも透明保湿タイプは「グリセリンフリーに近い」「ビタミン誘導体入り」といったメリットがあり、こちらも使う価値のあるコスメ💕

セラミドに特に効果を感じない人、セラミドは他のコスメで補うから不要だって人は、透明保湿タイプを選んでも良いと思います👍

まとめ

単純に成分のラインナップだけ見るなら、2,000円以上しそうな化粧水です。

ただし、プチプラ大容量なので、各成分の濃度はあまり期待できないかも。

予算があるのなら、もう少し高いものを買った方が良いと思います。

「化粧水にあまりお金をかけたくないけど、良い成分が入っているものが欲しい！」という人にはとても良い選択肢だと思います。

菊正宗シリーズは店頭での展開もしているので、大きめのドラッグストアやコスメストアなら置いています。

公式サイトでの販売価格は924円ですがお店によってはもう少し安く売っていますね✨

全成分と配合目的（予想）

成分名	目的	評価
水	ベース
ＢＧ	ベース（保湿）
コメ発酵液	発酵エキス（保湿・整肌）	★△
グルタミン酸	天然保湿因子成分（保湿）
アルギニン	天然保湿因子成分（保湿・ph調整）
ロイシン	天然保湿因子成分（保湿）
パルミチン酸レチノール	レチノール誘導体（整肌、ターンオーバーのサポート）	★
（アスコルビル／トコフェリル）リン酸Ｋ	ビタミンCE誘導体（整肌、製品の抗酸化）	★
トコフェリルリン酸Ｎａ	油溶性ビタミンE誘導体（整肌・製品の抗酸化）
プラセンタエキス	保湿
アルブチン	ハイドロキノン誘導体（整肌）
グリチルリチン酸２Ｋ	整肌	★
グリセリン	ベース（保湿）
ピーナッツ油	油脂（エモリエント）
水添レシチン	両性界面活性剤（乳化）
ＰＥＧ－６０水添ヒマシ油	非イオン界面活性剤（乳化）
（スチレン／アクリレーツ）コポリマー	合成ポリマー（白濁化）
クエン酸	ph調整
クエン酸Ｎａ	ph調整・キレート
フェノキシエタノール	防腐剤
メチルパラベン	防腐剤	（旧）
香料	香料	△