【成分解析】エリクシールルフレバランシングみずクリーム

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エリクシールルフレバランシングみずクリームの成分解析です。

ぽつんとニキビを防ぎ、うるおい続く「つや玉」のある肌へ。

乳液やクリームの油分が苦手な人におすすめの、新感覚のクリームです。

目次

バランシング みずクリームの成分解析

医薬部外品なので有効成分から説明していきます。

有効成分は抗炎症系

有効成分は[トラネキサム酸]と[グリチルリチン酸ジカリウム]の2種類です。

トラネキサム酸はメラニンの生成を防ぐ美白有効成分ですが、肌荒れを防ぐ役割も持っています。

[トラネキサム酸]は美白コスメの有効成分としても承認されていますが、みずクリームでは抗炎症成分として配合されています。

どちらもニキビを含めたお肌の炎症を防ぐための成分で、ニキビの菌を直接的に殺菌するものではありません。

殺菌成分が入ったものと比べると、即効性は劣りますが、肌の負担になりにくく、長期的に使いやすい有効成分です。

植物エキスの中に抗菌効果のある[ローズマリーエキス][チャエキス]が含まれますが、植物エキスなので、効果は穏やかなものです。

水溶性の保湿剤がベース

医薬部外品は全成分を濃度順に書く義務はありませんが、その他の成分をみたところ、1%以上の成分は濃度順に並んでいる可能性が高そう。

なので今回は、濃度順に書かれていると仮定して解析していきます。

一般的なクリーム(油分を含むもの)は、全成分の序盤に油分が来るのですが、みずクリームなので水溶性の保湿成分をベースに構成されています。

  • 1,3-ブチレングリコール(BG)・・・一般的な保湿成分。さっぱり&低刺激。
  • 濃グリセリン・・・一般的な保湿成分。しっとり&低刺激。
  • ジプロピレングリコール(DPG)・・・一般的な保湿成分。低コストで簡単に配合できるが、濃度が高いと少し刺激になるかも。

ベースの保湿成分は、化粧品でよく使われている一般的な構成です。

BGをベースにすることで、さっぱりした仕上がりになっています。

DPGが入っていますが、濃度はそれほど高くなさそうなので、DPGが合わないって人以外は気にしなくて良いです。

エタノールがやや多めかも

その他の成分の3番目にエタノールが記載されています。

成分が濃度順に記載されているとしたら、濃度はかなり高め。

エタノールはみずクリームのさっぱりとした使用感を作るのに効果的ですが、乾燥や刺激の原因になりやすい成分。

合わない人もけっこう多いと思うので、注意してください。

美容成分を解説

エリクシールルフレバランシングみずクリームに入っている主な美容成分はこちら。

ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル、グリシルグリシン、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)、塩酸リジン、オウゴンエキス、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、ローズマリーエキス、トウニンエキス、ユキノシタエキス、チャエキス(1)、水溶性コラーゲン(F)

詳しい試験データ等は見つからなかったので今回は分けて解説していますが「ローズマリーエキス、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、グリシルグリシン、トウニンエキス、オウゴンエキス、グリセリン」は「バランシングコンプレックス」というお肌のうるおいを保つ複合成分として配合されています。

高価な美容成分は入っていませんが、1,980円で買えるコスメに入っている美容成分としては、良い感じのラインナップです。

ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル

「アクアインプール」と呼ばれる、資生堂独自の保湿成分です。

高い保湿力を持ち、使用感も良く、肌のキメを改善する効果が期待されています。

グリシルグリシン

皮脂に含まれる不飽和脂肪酸によるお肌の炎症を防いだり、お肌を引き締める成分です。

N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)

「疑似セラミド」と呼ばれる保湿成分です。

お肌の保湿・バリア機能をサポートします。

塩酸リジン、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液

お肌の天然保湿因子に含まれるアミノ酸です。

お肌の保湿・バリア機能をサポートします。

水溶性コラーゲン(F)

魚のタラ由来のコラーゲンです。

保水力が高く、肌の土台で水分を蓄えて保湿・ハリ・弾力をサポートします。

植物エキス類

  • オウゴンエキス・・・肌荒れを防ぐ
  • ローズマリーエキス・・・肌荒れを防ぐ、製品の防腐
  • トウニンエキス・・・保湿、めぐりをサポート
  • ユキノシタエキス・・・肌荒れを防ぐ、透明感
  • チャエキス(1)・・・肌荒れを防ぐ、製品の防腐

増粘剤でとろみづくり

ポリアクリル酸塩、キサンタンガム

この2種類は製品にとろみをつける増粘剤で、みずクリームのテクスチャを作り上げています。

口コミを見ていると「こしあんのようなテクスチャ」という意見が多く見られました。

使う増粘剤の種類や製造方法を工夫することで、「プルプル」とした感じではなく、「こしあん」のようなしっとり感のある、まさにクリームのようなテクスチャになっています。

皮脂が足りていない人には不向き

オイル成分が入っていないので「肌に膜を作って水分の蒸発を防ぐ」という効果は低め。

[ポリアクリル酸塩(ポリマー)]でフタをしている状態です。

自らの肌で油分(皮脂)をしっかり出せる人なら良いんですが、乾燥肌や年齢肌で「自分で皮脂を出す力」が不足している人は乾燥しやすいので注意してください。

逆に皮脂の分泌がしっかり行われていて「これ以上油分いらない!」って人にはぴったりの構成です。

防腐剤はパラベンフリー

防腐剤は[フェノキシエタノール]一種類のみ。

パラベンは使われていません。(パラベンはほとんどの人には悪影響はありませんが、合わない人もいます。)

植物エキスに抗菌効果を持つものが含まれているので、その影響もあるかもしれません。

香料と着色料が入っている

香料はフレッシュブーケの香りを作るため、着色料は青い色をつけて水っぽい感じを出すために配合されています。

香料に関しては、普通の化粧品でよく使われているレベルで、どうしても肌合わない・香りが苦手って人以外は問題ありません。

気になったのは着色料。

使われているのは青色1号という酸性染料です。

顔料を使うよりも鮮やかな発色が作れるので、使われているんだと思います。

しかし、肌に色を載せるだけの顔料よりも、染料は角質に入り混んでしまうので、刺激になりやすい成分。

役割は製品の着色のみなので、特に美容効果やメイクアップ効果があるわけでもありません。

おしゃれな色をつけることで売れやすいんだとは思いますが、肌への影響を考えるとイマイチな成分です。

成分解析のまとめ

  • 抗炎症成分でニキビを防ぐ
  • オイルフリーで水溶性の保湿成分がベース
  • 保湿成分・整肌成分もしっかり入っている
  • ポリマーで増粘して、肌にフタをして水分の蒸発を防ぐ
  • 着色料に染料が使われてる

全成分の詳細

トラネキサム酸美白
グリチルリチン酸ジカリウム整肌
精製水ベース
1,3-ブチレングリコールベース(保湿)
エタノールベース
濃グリセリン保湿
ジプロピレングリコールベース(保湿)
ポリアクリル酸塩増粘
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル乳化
ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル保湿
クエン酸ナトリウムph調整
グリシルグリシン収れん
キサンタンガム増粘
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)保湿
クエン酸ph調整
エデト酸二ナトリウムキレート
ピロ亜硫酸ナトリウム酸化防止
塩酸リジン保湿
オウゴンエキス整肌
DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液保湿
ローズマリーエキス抗菌・消炎
トウニンエキス保湿
ユキノシタエキス整肌
チャエキス(1)整肌
水溶性コラーゲン(F)保湿
フェノキシエタノール防腐
香料香料
青色1号着色料
トラネキサム酸美白メラニンを生成を抑制する効果がある成分です。
2002年に資生堂の申請により医薬部外品の有効成分として承認されています。
肝斑に対しても効果を発揮します。抗炎症作用も持っています。
グリチルリチン酸ジカリウム整肌肌の炎症を鎮める効果があり、肌荒れケア・ニキビケア・美白系のコスメによく配合されます。
有効成分として配合できる成分で、ある程度の濃度があれば、けっこうすぐに効果が現れます。
抗炎症成分が複数配合されていたり、他の抗炎症系コスメと重ね塗りしたり、長期的に使いすぎると、刺激になったり、肌本来の機能が弱まる可能性もあるので注意。
精製水ベースほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。
水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。
1,3-ブチレングリコールベース(保湿)「BG」と呼ばれ、化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますが、さっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
エタノールベース化粧品で「アルコール」と呼ばれている、揮発性の高い成分です。
使用感の向上、清涼感の演出、抗菌などの効果があります。
高濃度で配合されていると、ツンとしたにおいがあり、刺激や乾燥の原因になることも。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
濃グリセリン保湿化粧品によく使われる低刺激な保湿成分です。
一般的なグリセリンは85%前後の濃度ですが、濃グリセリンは95%以上の濃度。
グリセリンよりもさらに保湿力が高く、重いテクスチャをしています。
ジプロピレングリコールベース(保湿)「DPG」と呼ばれ、化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
さっぱり系の使用感で、低コストで配合できるのが特徴です。
眼睛刺激やわずかな皮膚刺激の可能性があり、無理に避けるほどではありませんが、濃度が高いものは注意しましょう。
ポリアクリル酸塩増粘高い吸湿性を持ち、水を含めると透明なゲル状になります。
油性成分を分散する乳化補助の役割も持っています。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を乳化します。
ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル保湿アクアインプールとも言われる、資生堂独自の保湿成分です。
水にも油にも馴染みやすい保湿成分です。
高い保湿力を持ち、使用感も良く、肌のキメを改善冴える効果が期待されています。
クエン酸ナトリウムph調整製品をアルカリ性にするph調整剤です。
キレート(金属イオン封鎖)や酸化防止の役割も。
ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はほぼありません。
グリシルグリシン収れん皮脂に含まれる不飽和脂肪酸による炎症を抑え、肌のキメを整えたり毛穴の開きを小さくする効果があります。
キサンタンガム増粘化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)保湿「疑似セラミド」とも呼ばれ、セラミドによく似た性質を持ち、肌の保湿・バリア機能の改善に重要な役割を果たします。
本物のセラミドに比べると効果は劣ると言われていますが、セラミドより低コストで配合できる成分です。
クエン酸ph調整製品を酸性にするph調整剤です。
収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果も期待できます。
ph調整剤のため1%以下で配合されている場合は刺激はありませんが、ピーリング目的にたくさん配合されていると刺激になりやすいので注意です。
エデト酸二ナトリウムキレート製品の金属イオンを封鎖して品質を維持します。
刺激の可能性も指摘されていますが、化粧品に少し配合される程度ではそれほど影響はありません。
品質の維持に意味のある成分ですし、無理に避ける必要はないでしょう。
ピロ亜硫酸ナトリウム酸化防止通常の酸化防止剤は油溶性のものが多いですが、ピロ亜硫酸Naは水に溶ける性質を持ちます。
水分を多く含むコスメの酸化防止剤として使用されます。
塩酸リジン保湿人の肌に存在するアミノ酸の一種で、天然保湿因子にも含まれます。
他のアミノ酸と一緒に天然保湿因子に近い成分を作り上げ、保湿・肌バリアを改善します。
オウゴンエキス整肌コガネバナの根から採れるエキスで、抗炎症、小アレルギー、美白、抗酸化、保湿などさまざまな作用があると言われています。
漢方では解熱、消炎剤として使用。PM2.5などの大気汚染から肌を守る役割も持っています。
DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液保湿人の肌に存在するアミノ酸の一種で、天然保湿因子にも含まれるPCAのナトリウム塩です。
化粧品では『PCA-Na』と表記します。
他のアミノ酸と一緒に天然保湿因子に近い成分を作り上げ、保湿・肌バリアを改善します。
洗顔料のつっぱり感、髪のきしみ防止のために配合されることもあります。
ローズマリーエキス抗菌・消炎肌や製品中の抗菌、消炎、抗炎症、血行促進、抗酸化などの作用があると言われています。
さまざまな効果があると言われていますが、植物成分なので、作用はおだやか。
抗菌系なので刺激はゼロではありませんが、ベビー用品にも使用されており、基本的には安全な成分です。
トウニンエキス保湿モモの種子から採れるエキスで、保湿、血行促進、抗酸化、抗炎症などの作用があると言われています。
ユキノシタエキス整肌タンニン、アルブチン、フラボノイド、ミネラルなどを豊富に含む抗炎症成分です。
昔からかぶれ止めややけどの治療などに使われてきました。
セラミドの合成を促進する保湿効果やメラニンの生成を抑制する効果もあります。
紫外線によってダメージを受けたDNAの修復を促進する作用あると言われる成分です。
チャエキス(1)整肌チャカテキン(ポリフェノール)、カフェイン、ビタミンC、ビタミンE、アミノ酸などを含む整肌成分です。
消炎、抗酸化、抗菌、収れん、消臭、育毛、美容、保湿などの作用もあると言われています。
水溶性コラーゲン(F)保湿化粧品でよく使われる定番の保湿成分です。
(F)とつくものは、タラの浮袋から水で抽出されます。
保水力が高く、肌の土台で水分を蓄えて保湿・ハリ・弾力をサポートします。
さらさらとしたテクスチャですが、肌や髪の表面に膜を作って保護する効果も。
低温ではゲル状になり、体温ほどの温度では液状になる性質を持ち、化粧品に配合された場合はとろみが出ます。
フェノキシエタノール防腐防腐剤です。エタノール(アルコール)とは異なる成分です。
抗菌作用が高く、製品中での微生物の繁殖を防ぎます。
高濃度では刺激になる可能性もありますが、化粧品では1%以下でしか配合できず、刺激はほぼありません。
香料香料製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。
香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。
特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。
青色1号着色料着色料(有機合成色素・タール色素)です。鮮やかな青色をしています。
酸性染料の一種で、顔料や油性染料に比べると刺激やアレルギーのリスクが高いと言われています。
ウォーターベースのティントリップの着色に使用されることもあり、青色に発色します。
エリクシールルフレバランシングみずクリームの特徴
  • ぽつんとニキビを防ぎ、うるおい続くみずクリーム
  • 有効成分を深く届けてニキビを防ぎながら、皮脂と水分のバランスを整えてうるおい続く、「つや玉」のある肌へ。
  • アレルギーテスト済
  • ニキビのもとになりにくい処方
  • フレッシュブーケの香り

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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