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今回はビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンスの成分解析です。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
とにかく「焼けにくく、紫外線カット性能が高い日焼け止め」で選ぶなら、超おすすめのアイテムだよ🙌
ビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンスの成分解析
- 散乱剤フリーだから白浮きやきしみが非常に少ない
- 花王独自の2つの技術で紫外線カット膜を作る
- とにかく紫外線カット性能を重視するならおすすめ度◎
- 吸収剤やエタノール量の多さが人によっては肌負担になるかも
日焼け止めなのでまずは紫外線をカットする成分から見ていきましょう。
紫外線カット成分は吸収剤のみ
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(紫外線吸収剤)
- エチルヘキシルトリアゾン(紫外線吸収剤)
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(紫外線吸収剤)
- ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(紫外線吸収剤)
紫外線カット成分は吸収剤のみ。
粉状である紫外線散乱剤は使われていないので、白浮きやきしみが非常に少ない日焼け止めです。
種類的にはそんなに気になるものはありませんが、吸収剤は合わない人には刺激になりやすい成分なので、そこはご注意ください。
エタノール量が多め
全成分の1番目が水で、2番目がエタノール。
水が多く、エタノールも高配合なので、べたつきにくく、さっぱりしたテクスチャが作れます。
ただしエタノールは、肌質によっては乾燥や刺激の原因になる成分なので、苦手な人はご注意ください。
逆にエタノールを避けて日焼け止めを探すと、仕上がりがベタベタしたり、上手く肌に伸びて密着してくれないものが多くなります。
エタノールが大丈夫な肌質で、使用感の良い日焼け止めを探しているなら「エタノール高濃度」はむしろメリットの大きい要素です。
美容成分をチェック
- ローヤルゼリーエキス(保湿)
- ヒアルロン酸Na(保湿)
一般的に「美容成分」と呼ばれるものは、この2種類ぐらいかな。
よくある保湿成分で特に珍しいものではありません。
お値段がそこまで高くないし、そもそも日焼け止めは紫外線をブロックすることが最重要なアイテムなので、これはこれでOKです。
ミクロディフェンス処方
みずみずしい日焼け止めの弱点である「水分蒸散によって出来る隙間」をミクロサイズのUVカプセルで埋める処方のこと。
成分でいうと[ベヘン酸グリセリル][ジステアリン酸ソルビタン]を含む「UV防御剤内包カプセル」のこと。
花王の独自製法なので、他社の日焼け止めにはない大きなポイントです。
同じビオレUVのアクアリッチシリーズにも同じ技術が使われています。
タフブーストTech技術を搭載
こちらはアスリズムシリーズで使われている技術。
薄く均一なUVブロック膜の耐久性を高め、高温多湿の過酷な環境下で、汗をかいても落ちにくい膜を作ることで、紫外線カット力を高めています。
具体的にどの成分が関連しているのかは明かされていませんでした。
石けんで落とせるの??
公式の説明には「落とす時は、普段お使いの洗浄料(顔は洗顔料・メイク落としなど、からだは全身洗浄料など)で、よく洗ってください。」と書かれています。
この書き方だと洗顔料で落ちる感じですが、しっかり膜を作るタイプの日焼け止めなので、基本はクレンジングした方が良いんじゃないかな。
金のアネッサとどっちが良いの?
アスリズムと良く比較されがちなブランドは資生堂のアネッサ。
アネッサの中でも、金のアネッサと呼ばれるパーフェクトスキンケアUVシリーズが、アスリズムと近いコンセプトです。
今回は、使用感の近い「アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェルN」との違いを比べていきます。
アスリズムのエッセンスは安いところだと1,500円以下で売られているのに対し、金のアネッサのジェルは安いところでも2,000円強ですね。
ベースが[水][エタノール][メトキシケイヒ酸エチルヘキシル]という点は同じ。
他の成分は少しずつ違っていますが、総合的に見るとアネッサの方が値段が高い分、美容成分は少し豪華な感じがしますね。
アスリズム VS 金のアネッサ 崩れないのはどっち?
一番気になるのは「どっちの方が紫外線カット性能が高いの?」という話でしょう。
これに関しては、はっきりと優劣をつけることは出来ません。
耐久性の実験を行ったとしても、日焼け止めが崩れる原因は「汗」「皮脂」「摩擦」など様々だし、肌の質感は人それぞれ違います。
崩れる原因や肌質によって、紫外線カット性能は変わってくるので、実験したとしても、優劣はつけられないんです。
例えば「徒歩15分で通勤して1日室内で働く」「外で半日スポーツする」「海で2時間遊ぶ」。それぞれの環境で複数の日焼け止めの性能テストをした場合、一番優秀なアイテムはそれぞれ違う可能性があるよ。
ただ一つ言えることは、どちらも国内大手のメーカーが崩れにくいことを重視して本気で開発した日焼け止めなので、紫外線カット性能は高いです。
お財布事情や、使用感の好みで選べば良いじゃないかと思います。
ちなみに少しでも崩れにくさを重視するんだったら、エッセンスやジェルタイプよりも、ミルクタイプの方が崩れにくいですね。
まとめ
強力なUVカット膜を作ることに特化した日焼け止め。
水分の多いエッセンスタイプなので、スルッと塗れる気持ち良い使用感も大きなメリットです。
崩れにくさ+使用感重視で日焼け止めを選ぶのなら、良い選択肢だと思います。
ビオレUVの日焼け止めまとめ記事はこちら
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 概要・目的 | 評価 |
---|---|---|
水 | ベース | |
エタノール | ベース | △ |
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル | 紫外線吸収剤 | △ |
エチルヘキシルトリアゾン | 紫外線吸収剤 | |
パルミチン酸イソプロピル | エステル油(エモリエント) | |
(メタクリル酸ラウリル/メタクリル酸Na)クロスポリマー | 合成ポリマー(増粘・皮膜形成) | |
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル | 紫外線吸収剤 | △ |
水添ポリイソブテン | 炭化水素油(エモリエント・基剤) | |
アクリレーツコポリマーNa | 調整 | |
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン | 紫外線吸収剤 | △ |
パルミチン酸デキストリン | 増粘・乳化安定 | |
BG | ベース(保湿) | |
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー | 合成ポリマー(増粘・ゲル化) | |
安息香酸アルキル(C12-15) | エステル油(エモリエント) | |
グリセリン | ベース(保湿) | |
プロパンジオール | ベース(保湿・抗菌) | △ |
水酸化K | ph調整 | |
ベヘン酸グリセリル | 乳化(非イオン界面活性剤) | |
ヒドロキシエチルセルロース | 多糖類(増粘) | |
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー | シリコーン複合パウダー(皮膜形成) | |
プルラン | 多糖類(増粘) | |
セタノール | 高級アルコール(調整) | (旧) |
ジステアリン酸ソルビタン | 乳化(非イオン界面活性剤) | |
ステアロイルグルタミン酸 | アミノ酸系アニオン界面活性剤(乳化) | |
アルギニン | アミノ酸(保湿) | |
EDTA-2Na | キレート | |
BHT | 製品の酸化防止 | (旧) |
ローヤルゼリーエキス | 保湿 | |
ヒアルロン酸Na | 保湿 | |
フェノキシエタノール | 防腐剤 | |
香料 | 香料 | △ |
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