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今回はアクアレーベルのジェルクリーム(オールインワンジェル)3種を成分解析で比較してみました。
製品スペック
スペシャルジェルクリームN(モイスト) | スペシャルジェルクリームA(ホワイト)(医薬部外品) | スペシャルジェルクリームA(オイルイン) |
---|---|---|
90g ¥1,980 | 90g ¥1,980 | 90g ¥2,178 |
まるでエステな高保湿ケア 今日も未来も、うるおう肌へ | まるでエステな美白ケア うるおって、透明感 シミ対策!美白 | まるでオイルエステ。 大人の肌にハリつや。 上向きピン! |
シンプルな保湿ケア | 美白有効成分入りの医薬部外品 | 乾燥小じわを目立たなくする効能評価試験済み |
どれも1本で[化粧水・乳液・クリーム・美容液・マスク]の5役をこなすオールインワンジェルです。
青のホワイトのみ医薬部外品。
容量は同じですが、オイルインタイプのみ定価が200円ほど高くなっています。
ベース成分を比較
まず製品の大部分を構成するベース成分ですが、どれも違った構成になっています。
- 赤(モイスト)
- グリセリン、BGが高濃度で敏感肌適正が高そうな感じ。
エタノールは入っていますが、微量配合なのでほぼ影響はないでしょう。 - 青(ホワイト)
- 医薬部外品のため、成分が濃度順にかかれていません。
目立たせたい訴求成分を前に持ってきていて、精製水以降が濃度順記載の可能性が高そう。
そうだとしたら、精製水、グリセリン、DPGといったベースですね。
赤よりDPGが前に書かれていたり、後述する有効成分の影響で、赤よりも敏感肌は落ちますね。
こちらも エタノールは入っていますが、微量配合の可能性が高いです。 - 黄(オイルイン)
- オイルインタイプですが、オイルが登場するのは全成分の8番目です。
その後に出てくるオイルの種類は多いので、合計すると数%入ってるかも。
基本的にはグリセリン、DPGなどの水溶性の保湿成分をベースにしたみずみずしいジェル。
4番目がエタノールで、他の2タイプと比べて濃度が高そうなので、苦手な方は要注意です。
ベース成分を見た感じ、単純な訴求成分違いではなく、ベース部分の構成が異なる感じ。
使用感・保湿力・肌との相性も違ってきそうです。
訴求成分の共通点
まずは3種に共通した成分から紹介していきます。
アクアインプール
赤と黄では[PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル]、青では[ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル]と記載されていますが、同じ成分です。
「ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル」は《アクアインプール》と呼ばれる資生堂独自の保湿成分。
水にも油にも溶ける性質を持ち、保湿成分の角質層への浸透を高めてくれます。
アクアレーベルの商品にはほとんど入っている成分ですね。
他にも有名なものだと、イプサの化粧水(ザタイムRアクア)にも使われています。
チャージアミノ酸
[グルタミン酸][アラニン][メチオニン][アスパラギン酸]からなる複合成分です。
青はアスパラギン酸が入っておらず、チャージアミノ酸WHという名称になっています。
資生堂独自の分析技術から世界で初めて肌で発見されたアミノ酸で、お肌のうるおい・透明感・ハリをサポートします。
コラーゲンGL
[グリセリン][水溶性コラーゲン]からなる独自の複合成分です。
3つすべてに入っていますが、赤はシリーズ最高濃度で配合されています。
Wヒアルロン酸
高い水分保持力を持つヒアルロン酸Naと、吸着性・持続性の優れたアセチルヒアルロン酸NaをWで配合しています。
どちらも珍しい成分ではありませんが、お肌の保湿に心強いパワーを発揮してくれます。
3種の違いをチェック
続いて、3種の違いをチェックしていきます。
赤(モイスト)の特徴
3種類の中で最もシンプルな構成
目立った成分と言えば、保湿性・吸着性に優れたリピジュア(ポリクオタニウム-51)と、お肌を柔らかく整える紅茶エキスぐらいかな。
全成分の4番目がDPGだったり、微量だけどエタノールが入っていたり、浸透を高める成分が入っていたり、防腐剤の種類がイマイチなあたり完全な「敏感肌向け」とは言えませんが、3種の中ではいちばん誰でも使いやすそうなコスメです。
青(ホワイト)の特徴
最大の特徴は、4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)を配合した医薬部外品であること。
4MSKは資生堂独自の美白有効成分で、エリクシールやHAKUなどの中~高価格帯のコスメに配合されています。
プチプラコスメに入っているのは今の所このアイテムだけ。
「4MSK配合のプチプラ」ってだけで、とんでもなくお得感のあるコスメなんです。
ただし4MSKはサリチル酸系の成分なので、人によっては刺激になることもあるかも。
あとは赤と同じ紅茶エキス、dプログラムでも使われている酵母エキスなども入っています。
黄(オイルイン)の特徴
入っている油分は、エステル油が中心です。油脂はゴマ油の1種類だけですね。
エステル油は安定性が高く、刺激になりにくいのが特徴ですが、オイルによる美容効果はそこまで期待できないかも。
また、キシリトールを配合することで、べたつきを抑えて、使用感を調整していますね。
独自の複合成分「ソイ酵母エキスGL」として、ダイズ種子エキスとサッカロミセス培養液改質液も入っています。
あとは成分解析によるものではありませんが、乾燥小じわを目立たなくする効能評価試験済みです。
おすすめはダントツ「青(ホワイト)」
「3種類の中でどれがおすすめ?」と聞かれたら、圧倒的に青(ホワイト)です。
1,000円台で4MSKは本当に破格。
もちろんHAKUやエリクシールと比較すると、量や技術はプチプラなりのものかもしれません。
でも、医薬部外品の有効成分として配合されている以上、効果効能が認められた量は必ず入っています。
赤(モイスト)と黄(オイルイン)も、悪いものではないのですが、特にココがめちゃくちゃスゴイって要素はない感じですね。
お値段もお手頃だし、シリーズ共通の成分や資生堂の技術に賭けるならありだと思いますが「3種類でどれを選ぶ?」と聞かれたら、完全に青(ホワイト)です。
一応、赤(モイスト)と黄(オイルイン)のメリットを挙げるならこんな感じかな。
- 赤(モイスト)→3シリーズの中で刺激になる要素が一番少ない。敏感肌の人にはオススメ。
- 黄色(オイルイン)→これ1個で油分補給も出来ること。油分不足の人にはオススメ。
アクアレーベル正規品はどこで安く買える?
資生堂のプチプララインなので、ドラッグストアや化粧品売場で普通に売っています。
ワタシプラス(公式通販)でも売っていますが、お値段はちょっと高めかな。
AmazonはAmazon公式からの出品(正規品)が割引価格になっています。
ただし怪しい出品者もいるので、購入前に販売元を確認しましょう。
楽天、Yahooショッピングでも、各ドラッグストア等が売っていて、安くなっている店舗もあります。
ただしこちらも、怪しい出品者もいるので、知っている名前の出品者から購入した方が安心ですね。
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