乾燥が気になるこれからの季節に備えておきたい、保湿バームをまとめてみました✨
そもそも保湿バームって何?
「バーム」はクリームよりもさらに油分の多い、スキンケアアイテムです。
製品によっては「バター」と名付けられていることもありますが、内容的にはほぼ同じ。
容器の中で半固形~固形状に固まっていて、肌に乗せると柔らかくなって伸びてくれます。
成分的には「もともと半固形・固形状の成分が使われているもの」と「通常は液状の油分を他の成分で固めているもの」があります。
保湿バームの効果
基本的な役割は「スキンケアの仕上げに肌に蓋をして水分の蒸発を防ぐ」「外部刺激からお肌を守る」というもの。
お肌にあまり浸透しにくいので、調子の悪い日でも刺激を感じにくいのも特徴です。
浸透させるものではないので、水分を与えたり、特定の美容成分をお肌に届ける機能は、他のスキンケアアイテムと比べると劣ります。
シア脂やアーモンド油など、油脂が多く配合されたバームはお肌を柔らかく整える効果も持っているよ!
ママバター フェイス&ボディクリーム
オーガニックシアバターを100%配合。
シア脂は常温で固体、体温で溶けるので、他の成分を入れる必要がなく全成分は「シア脂」のみです。
水分の蒸発を防ぐだけでなく、お肌をふんわり柔らかく整えます。
写真は無香料ですが香り付き(精油入り)バージョンも出ています。
イハダ 薬用クリアバーム
美白有効成分・トラネキサム酸と、肌荒れ防止成分・グリチルリチン酸2Kを配合した保湿バームです。
ベースの成分は高精製ワセリン。
水分の蒸発を防ぐ・肌を保護する以外の美容効果はあまり期待できませんが、肌質を問わず使いやすいコスメです。
ワセリン単体に比べると使用感はかなり工夫されていますが、被膜感は少し強めなので好みは分かれるかも。
イハダ 薬用バーム
クリアバームとよく似ていますが、有効成分は肌荒れ防止のグリチルレチン酸ステアリルのみ配合。
その他の成分もクリアバームよりシンプルな構成になっています。
ワセリンを使うほどじゃない人や、ワセリンの使用感が苦手な人が代用として、優しい保湿ケアとして使うアイテムかな。
お肌がゆらいだ時の救世主として、備えておくと便利です。
アクア・アクア オーガニック フルーティーバーム
ベースとなる油分はホホバ種子油。
油脂ではなくエステル油やロウに分類され。お肌を柔らかく整える効果は劣りますが、人によって合う・合わないが分かれにくいです。
他の油分も解析していくと、「人の皮脂に少し近い構成」になっていて足りない皮脂を補うようなバーム。
オレンジやグレープフルーツなどのフルーティーな香りの精油をブレンドしているのも特徴的ですね。
モイストダイアン ボヌール オーガニックヘアワックス(バーム)
商品名はヘアワックスですが、成分的には、お肌に使うバームと同じ構成。
公式にも「全身の保湿ケアに使えます」と書いています。
ベースの油分はシア脂で、蓋をするだけでなく、お肌を柔らかく整えます。
他にも油分や精油が多種類ブレンドされており、使用感や香りにこだわっている様子。
精油の種類がやや多めで濃度も高いので、敏感肌適正は低めです。
ニールズヤード ワイルドローズビューティバーム
『レモンの約20倍のビタミン含有量』『ビタミンの宝庫』と言われるローズヒップ油(カニナバラ果実油)ををベースに作られたバームです。
他にもアサ種子油、ルリジサ種子油など、植物の恵みをたっぷり含んだ油脂を配合。
シア脂、ホホバ種子油、ミツロウなどの油分でテクスチャを整えつつ水分をしっかり閉じ込めます。
パルミチン酸アスコルビル(ビタミンC誘導体)も入っているのが嬉しいポイントです。
保湿バームとクレンジングバームは全くの別アイテム
よく似た名前なので混同しがちですが「保湿バーム」と「クレンジングバーム」は全く別のアイテムです。
クレンジングバームはメイクを落とすための洗浄成分(界面活性剤)を多く含むため、お肌に塗り置くのは絶対にNG。
保湿バームは基本的に界面活性剤を含まないため、メイクを浮かせることは出来ても、洗い流すことが出来ません。
ただしバームは油分によって「メイクを浮かせる力」は多少持っています。
メイクを完全に落とすのには無理がありますが、崩れたメイクを修正するときには使えるアイテムです。
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