透明白肌 ホワイトUVスプレの成分解析です。
「瞬間トーンアップ」「日焼け肌も自然にチェンジ」というコンセプトで、SNSでもバズっていましたね。
今回は白くなる原理を中心に解析していきます。
LPG、水、シクロペンタシロキサン、スクワラン、酸化亜鉛、酸化チタン、シア脂、パルミチン酸エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、BG、ジメチコン、水酸化Al、豆乳発酵液、加水分解コラーゲン、クズ根エキス、クロレラエキス、アロエベラ葉エキス、セスキオレイン酸ソルビタン、含水シリカ、トコフェロール、PEG-3ジメチコン、ペンチレングリコール、ラウロイルリシン、ハイドロゲンジメチコン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、PEG-10ジメチコン、フェノキシエタノール
LPGというガスで噴射する、スプレータイプの日焼け止めです。
ミルクやエッセンスタイプの日焼け止めと比べたメリット・デメリットはこちら。
- メイクの上からでも塗り直しやすい
- 手の届きにくいところにも塗りやすい
- べたつきにくい
- 耐久性が低い
- 塗りムラが出来やすい
使い勝手は非常に良いのですが、肝心の日焼け止めとしての性能はイマイチ。
基本的には、通常の日焼け止めにプラスして、補助的に使うアイテムです。
あと理由は後述しますが、スプレータイプの日焼け止めは髪やストッキングの上からも使えますが、透明白肌の場合はやめておいた方が良いです。
日焼け止め性能と白くなる理由
スプレータイプの日焼け止めにしては珍しく、紫外線吸収剤フリーで紫外線散乱剤のみで作られています。
紫外線カットに使われているのは「酸化チタン」と「酸化亜鉛」という白い粉末状の成分。
散乱剤だけでSPF50+PA++++の最高値が出ているので、かなり高濃度で入っているのでしょう。
そしてこの紫外線散乱剤こそが「肌が白くなる」理由です。
原理としては日焼け止めの白浮きと同じで、白い粉が乗ってるから肌が白く見えます。
不自然な白浮きにならないように、原料の種類や設計はある程度工夫しているのでしょう。
一時的なメイクアップ効果としては良いものですが、肌そのものが白くなるわけではありません。
あくまでも顔料によるメイクアップ効果なので、汗をかいたり、お風呂に入ると落ちます。
デートだから塗りまくって白くなっちゃおう💕
なんてことをすると、汗で崩れてまだら模様の肌になる危険性もあるので要注意です。
また、口コミを見る限りでは大丈夫って方もいるみたいですが、白い粉末なので髪や衣類につくと目立つ可能性があるので注意。
肌にだけ使っても、暗い色の服やバッグを持つと、擦れて白くなる可能性があります。
美肌効果はイマイチ?
- 人の肌に5%存在するオイル成分のスクワラン
- エモリエント作用に優れたシア脂
- 肌の土台で水分を蓄える加水分解コラーゲン
- 透明感や整肌系の植物エキス類
などが入っていますが、プチプラ価格のスプレータイプの日焼け止めに配合される成分なので、あまり大きな効果は期待できないです。
ちょっとした保湿効果があったら良いなぁ~程度で、美容成分は他のスキンケアで補給しましょう。
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