シリカ、変性コーンスターチ、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、マイカ、メチコン、チャ葉エキス、ジメチコン、メンタアルベンシス葉エキス、ミネラル塩、カプリル酸グリセリル、BG、エチルヘキシルグリセリン、水、1,2-ヘキサンジオール、(エチレン/アクリル酸)コポリマー、香料
この商品の特徴
- 赤ちゃんのようなすべすべ肌に演出する皮脂コントロールパウダー
- 過剰な皮脂を吸着して肌トーンを補正
- 6つのフリー処方(パラベン、タルク、合成色素、動物性原料、鉱物性油、合成香料無配合)
成分解析
ノーセバム ミネラルパウダーの成分を解析します。
今回は配合量が多い3つの成分をメインに解説しました。
まずはメインの2成分をしっかり解説
一般的な「フェイスパウダー」って、タルク、マイカ、酸化チタンなどがメインになっているんですが、ノーセバム ミネラルパウダーは『シリカ』『変性コーンスターチ』がメインになっています。
この2つのパウダーの特徴は「皮脂を吸いやすい」ということ。
メインの2成分としてがっつり入っているので、皮脂吸着効果はめちゃくちゃ高いのではないでしょうか。
乗せた瞬間はもちろん、日中どんどん出てくる皮脂もきっちり吸い取ってくれます。
マット肌を作るメイクの仕上げにも良いし、日中のお直しでのテカリ防止にも使えます✨
その分のデメリットは乾燥のしやすさ。特に肌の油分が不足しがちな人には不向きです。
仕上がりはマット系に
油分をしっかり吸ってくれるので、仕上がりはマット肌。
ツヤが欲しくて仕込んでいても、これを塗ると消えてしまいます。
ツヤ肌を目指す方は、過剰なテカリを抑えたいとしても、あまり向いていないです。
肌補正効果は弱め
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーはシリコーン系の成分で、肌の凸凹をぼかす、パウダーを密着させる、化粧崩れを予防する効果があります。
ただし、着色系の成分が入っていません。
パウダーは肌色ではなく、ベビーパウダーのような白い粉末状なんです。
凸凹をぼかしてなめらかに見せる補正効果は多少望めますが、目立つ毛穴や肌の色ムラなどをしっかり隠したい人には、これ1つでは難しいでしょう。
やや落ちやすいけどデメリットではない
パウダータイプで、肌に密着させる成分はそれほど強くないので、少し落ちやすいと思います。
皮脂に対する崩れには強いですが、汗などの水分や擦れには弱そう。
でもこれは単なるデメリットではなく、メリットにもなるんです。
落ちやすい=落としやすいので、強いクレンジングを使わなくてもキレイに落ちてくれます。
強いクレンジングを使わなくても、成分を残さないでちゃんと落とせるので、肌に負担をかけにくいパウダーですね。
美容成分は特になし
BGなどの一般的な保湿成分や、エステル油を入れることで、多少の保湿力は出していますが、特にこれといった美容成分は入っていません。
1000円以下のプチプラミネラルパウダーなので当然っちゃ当然ですがね💦
何かしらの美容成分を求める方は、美容液や下地など他のコスメで補ってあげましょう。
まとめ
- 皮脂を吸いやすいパウダー成分がたっぷり入っている
- 肌の凹凸をふんわりぼかして隠してくれる
- 色はついていないので、補正効果は弱め
- 汗や擦れで落ちやすそうだけど、落としやすそう
- 美容成分はあんまり入ってない

とにかく皮脂を抑えたい人にはおすすめのミネラルパウダーです👍
全成分
シリカ | 顔料 |
---|---|
変性コーンスターチ | 調整 |
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー | 調整 |
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | 保湿 |
マイカ | 顔料 |
メチコン | 皮膜形成 |
チャ葉エキス | 整肌 |
ジメチコン | 皮膜形成 |
メンタアルベンシス葉エキス | 保湿 |
ミネラル塩 | 整肌 |
カプリル酸グリセリル | 防腐 |
BG | ベース(保湿) |
エチルヘキシルグリセリン | 保湿 |
水 | ベース |
1,2-ヘキサンジオール | 保湿 |
(エチレン/アクリル酸)コポリマー | 調整 |
香料 | 香料 |
シリカ | 顔料 | 光を均一に反射して肌をキレイに見せたり、皮脂や汗を吸収して肌をなめらかにします。 酸化チタンなどの成分をコーティングする効果も。 粒子が小さなものはパック、大きなものはスクラブとしても使用されます。 アレルギーや刺激の報告もありますがわずかな例で、無理に避けるほどの成分ではありません。 |
---|---|---|
変性コーンスターチ | 調整 | トウモロコシのデンプンから作られるパウダー状の成分です。 ファンデーションに入れると吸着性をアップしたり、皮脂を吸収します。 製品の増粘やスクラブ剤として配合されることもあります。 |
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー | 調整 | シリコーン系の成分で、肌の凹凸をぼかしたり、製品をなめかなテクスチャに整えます。 パウダーを肌に密着させたり、化粧崩れを防止する目的でも配合されます。 |
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | 保湿 | 化粧品でよく使われるエステル油です。さらっとしたテクスチャの油性成分。 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。成分中に顔料を分散させる効果も。 肌への刺激の心配はほとんどありません。 クレンジングに配合されている場合は、メイクを浮かせるためのオイル。メイクと落とす力は、そこそこ高めです。 炭化水素油ほどではありませんが、脱脂力があるので乾燥の原因になる可能性があります。 |
マイカ | 顔料 | 着色料(体質顔料)です。酸化チタンと共に配合することで、パールのような光沢が得られます。 細かく滑らかな性質で、化粧品のすべりを良くする効果もあります。 |
メチコン | 皮膜形成 | シリコーン油です。 主に無機顔料の表面処理に使用され、撥水性や分散性を向上させます。 |
チャ葉エキス | 整肌 | チャカテキン(ポリフェノール)、カフェイン、ビタミンC、ビタミンE、アミノ酸などを含む抗炎症成分です。 消炎、抗酸化、抗菌、収れん、消臭、育毛、美容、保湿などの作用もあると言われています。 |
ジメチコン | 皮膜形成 | 肌や髪に皮膜を作り、水分の蒸発を防いだり、表面をキレイに見せたり、外部刺激から守る、直鎖状シリコーンです。 同じジメチコンでも原料によって差はありますが、シリコーンの中でも皮膜力が高く、重いテクスチャを持ちます。 嫌われがちな成分ですが、シリコーン自体に刺激などのリスクはほぼありません。 高濃度で日焼け止めやファンデーションに配合されていると落としにくく、毛穴の詰まりの原因になることがあります。 ヘアケア商品で高濃度の場合は、ぺたんと重い髪になりやすいので注意しましょう。 |
メンタアルベンシス葉エキス | 保湿 | ハッカの葉から採れる植物成分です。あまり詳しい情報は出てこない成分でした。 |
ミネラル塩 | 整肌 | 塩です。マグネシウム塩に比べてミネラルがバランスよく含まれており、整肌効果があると言われています。 スパではマグネシウム塩よりナトリウム塩が良く使われます。 |
カプリル酸グリセリル | 防腐 | 非イオン(ノニオン)界面活性剤・防腐剤です。 界面活性剤では珍しく製品の抗菌・防腐目的で配合されます。 基本的には刺激はありませんが、抗菌効果があるので人によってはごくまれに刺激を感じる場合もあります。 |
BG | ベース(保湿) | 化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。 低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。 1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。 |
エチルヘキシルグリセリン | 保湿 | グリセリンに近い性質を持つ保湿成分です。 消臭・抗菌の作用もあるので防腐剤のような役割も持ちます。 高濃度だと刺激になるリスクもありますが、化粧品に普通に配合されている分には特に問題ありません。 |
水 | ベース | ほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。 水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。 |
1,2-ヘキサンジオール | 保湿 | 化粧品のベースとして使われるさっぱり系の保湿成分です。 保湿作用以外にも抗菌・防腐作用を持っています。 防腐効果も持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。 |
(エチレン/アクリル酸)コポリマー | 調整 | 透明で小さく丸い形をしたポリマーです。ファンデーションの粉やスクラブなどの目的で配合されます。 |
香料 | 香料 | 製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。 香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。 特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。 |