Instagramでフォロワーさんのお話を聞いてて思ったんですが、資生堂って「資生堂のコスメはどれも合わない」「資生堂のコスメは肌に合うものが多い」といったように、メーカーとして「好き」「嫌い」がはっきり分かれやすい傾向があるんです。
基本的な設計が同じ
なぜそうなるのかは成分を見ると明らかで、プチプラでもデパコスでも「資生堂の基本的な設計」は同じで全成分が似ているんですよね。
例えば1,540円のアクアレーベルの化粧水と12,650円のクレドポーボーテの化粧水。
価格差は約8倍ですが、有効成分の種類は全く同じで、共通の訴求成分が3つあります。
まずは成分を見ていきましょう。
1.有効成分が同じ
濃度に違いはあるかもしれませんが、有効成分の種類は全く同じです。
グリチルリチン酸は肌荒れを防ぐ有効成分。
トラネキサム酸はメラニンの生成司令を出したり、肌荒れの原因となるプラスミンをブロックする有効成分です。
資生堂の薬用化粧水の有効成分は、ほとんどトラネキサム酸が入っています。
2.ベースの保湿成分が同じ
特に珍しいものではありませんが、ベースの保湿成分として濃グリセリン,精製水,ジプロピレングリコール,1,3-ブチレングリコールが使われています。
また、防腐剤にパラベンを使わず、主にフェノキシエタノールを使っているところも共通しています。
3.3つの共通する訴求成分
アクアインプール(ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル)
資生堂独自の浸透系の保湿成分。 資生堂のスキンケアには高確率で入っている。
キシリット
保湿成分。べたつきにくい使用感を作る。
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
保湿成分。通常のヒアルロン酸にはない吸着性を持ち、保湿効果が持続しやすい。
個人的な予想だけど、資生堂の好き嫌いが分かれやすいのはアクアインプールが原因の可能性が高いかも。
あとは、べたつきを抑える保湿成分をよく入れてるのも特徴的だね。
続いて、クレンジングオイルを見ていくよ
洗顔専科とエリクシールは濃度順に4番目まで成分が完全一致。
イプサはミネラルオイルではなくエステル油がベースになっていますが、使われている成分自体は3種類同じです。
もちろん細かい濃度の違いや原料のグレードの違いはあるかもしれませんが、かなり似た設計ですね。
他にもSHISEIDO、リバイタル グラナス、アクアレーベルあたりもよく似た構成になっていました。
まぁクレンジングに関しては、どの会社でもよく使われる成分ではあります。
補足
「成分が似ているからデパコスは無駄」ということはありません。お値段によって共通以外の成分や原料のグレードは違ってきます。
怪しい通販コスメならまだしも、資生堂の高いコスメは高いだけの価値はどこかしらにあります。
あと、資生堂に限らず他のメーカーでも同メーカー別ブランドのコスメの成分が似ているってことはよくあります。
デパコスとプチプラの全成分がほぼ同じってアイテムがあるメーカーも・・・。
まとめ(今日覚えたい成分知識)
同じメーカーの別ブランドのコスメは成分が似ていることが多い。
デパコス代用を探すなら、まずは同じメーカーのプチプラコスメを探してみよう!
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