冬のファッションの必須アイテム『タイツ』。
タイツを選ぶときに一番重視するポイントは、デニール(厚さ)です。
この記事では、タイツのデニールごとの違いと、シーン別のおすすめデニールをまとめてみました。
そもそもデニールってなに?
デニールは、タイツに使われている糸の太さを表す単位です。最終的にはタイツの生地の厚さに現れます。
デニールの数値が大きいほど、温かい・丈夫なタイツに。
デニールの数値が小さいほど、むれにくい・透明感のあるタイツに仕上がります。
ただし同じデニールのタイツでも、メーカーや商品によって編み方や素材が異なり、厚さや透明感に微妙な差がでます。
ちなみに、締め付け具合はデニールと関係ありません。
30デニール
タイツの中で最も薄い部類です。
これ以下は「ストッキング」に分類されることが多いですね。
厚手のストッキングとして30デニールが販売されていることもあります。
明確な決まりはないので、どちらの名称で販売するかはメーカーの判断次第です。
薄くて破れたり伝染しやすいので、有名メーカーのちょっと良い商品を買うのが安心ですね。
30デニールのタイツは、『肌の保護や身だしなみ』を目的として履くもの。
フォーマルな場で履いたり、セクシーな印象を持たせるときに使用します。
うまく使えば、美脚効果もバツグンです。
肌がかなり透けるので、スカートの丈や使う場面を間違えると「はしたない」「だらしない」と印象を持たれることもあるので注意しましょう。
40デニール
30デニールほどストッキングぽさがなく、タイツとしてデイリー使いで履きやすいです。
透け感のあるタイツが好きな人に人気ナンバーワンの厚さ!
セクシーになりがちな30デニールより透けにくく、どんなシーンでも悪い印象を与えることなく履けます。
美脚効果が高めで、透け感を残しつつ、上品な印象に仕上がります。
足の太さが気になる人は、ややむっちり見えやすいのが難点ですね。
デート、合コン、婚活など、上品な女性らしさを出したい日にオススメです。
60デニール
足全体をほんのり透けさせたいときに便利です。
60デニールぐらいなら、美脚効果を出しつつ、細見え効果もあり!
このあたりから温かく・丈夫なので、デイリー使いがしやすいです。
80デニール
厚みのある生地で、温かさや丈夫さはバッチリです。
透け感はほとんどなく(膝頭が透ける程度)、美脚効果はやや劣りますが、細見え効果は高いです。
ファッション性を重視して履くタイツとしては、80デニールが一番厚いものですね。
1番人気のある厚さで、使っている人、店頭在庫ともに一番多いのが80デニールです。
100デニール以上
100デニール以上は、ファッションより『防寒用』のタイツです。
透け感はゼロで、生地の厚みで足も太く見えることも。
見た目よりも防寒を重視したいときのタイツです。
200デニール以上
「タイツ」というよりは、レギンスパンツのような厚さになります。
さらに温かさを重視。ほとんどが裏起毛タイプで、温かさはバツグン!
生地の厚みで、足は太くみえます。
足がすごく蒸れやすいので注意しましょう。
1日中寒い外にいるシーンでは活躍します。
シーン別!おすすめのタイツのマナー
シーンやお悩み別に、おすすめのタイツのデニール数をまとめてみました。
美脚重視は40デニール、細見え重視は60~80デニール
透け感のある40デニール以下のタイツは、脚がとても綺麗に見えます。
ただし、透け感のせいで「むっちり」見えることも。
脚の太さが気になる人には、難易度はやや高めです。
フォーマルな場で、どうしても薄いタイツが必要な場合は、さらに薄いストッキングの着用がおすすめです!
60デニール以上のタイツは透け感による美脚度は劣ります。
その分、脚をすっきり細長くみせる「痩せ見え効果」は上がります!
100デニールを超えると生地の厚さで太く見えるので、細見えを重視するなら60~80デニールがベストです。
フォーマルな場では30デニール以下が正解!
フォーマルな場で履くタイツは防寒ではなく『身だしなみ』のためのアイテムです。
「格式のあるホテル」「高級感のあるレストランや料亭」「パーティー」など、フォーマルなファッションが求められる場面では、薄いタイツやストッキングの着用がマナーです。
伝染したタイツやストッキングもマナー違反なので、予備を持っていきましょう。
勝負服なら40~50デニール
デート、合コン、婚活など女性らしさと上品さを出したい場面では40~50デニールがおすすめ。
透け感が強いと「遊んでそう」なイメージになったり、透け感がないと「堅そう」なイメージになることも。
ほどよく透けさせて、上品な女性を目指しましょう。
ただし臨機応変に対応するのが賢い女性です。
フォーマルな場面に行く場合は30~40デニールのタイツやストッキングを。
アウトドアで過ごす場合は、60デニール以上を履いたほうが、相手に気を使わせません。
目上の女性の前では60デニール以上
特に女性上司や彼ママ・義母など、目上の女性の前では、フォーマルな場を除いて透け感の強いタイツは厳禁!
タイツのキズや毛玉も見られている可能性が高いので、なるべく綺麗なものを履いていきましょう。
おしゃれを重視するなら80デニールまで
分厚いタイツは、脚が太く見えたり、コーディネート全体が重く見えがち。
おしゃれに着こなしたいんら80デニール以下を厳守です!
防寒するなら暖かいのは60デニール以上
風を通さず、温かさを得られるのは60デニール以上のタイツです。
しっかり防寒するなら100デニール以上
温かさを重視するなら100デニール以上の裏起毛タイプがおすすめ!
ただし生地の厚さで脚が太く見えたり、全体が重くみえるので、オシャレは少し捨てることになります。
暖かいけど薄いタイツが良い人は発熱タイツ
おしゃれ感を重視してタイツは薄くいたいけど、暖かさも欲しい!という方は、発熱タイプのタイツもあります。
80デニール以上の重さを回避するならカラータイツ
80デニール以上の黒タイツは、コーディネート次第で重く見えがちです。
温かさをキープしつつ、軽く見せるにはカラータイツがおすすめ!
ネイビー、グレー、ブラウンなど暗めの色を選べば、どんな服にもコーディネートにも対応します。
カラータイツについてもっと詳しく
タイツに関するその他の疑問
身長が低くて生地が余る
足首あたりに生地がだぼつく方は、タイツのサイズが大きい可能性が高いです。
店頭ではあまり見かけませんが、ネットではS~Mサイズのタイツが売っています。
身長が高くて生地が足りない
L~LLサイズを買ってしまうと、横方向の生地が余ってだぼつく可能性があります。
身長165cm以上の方向けのTLサイズのタイツを購入しましょう。
美脚重視なら着圧タイツもあり
「とにかく美脚になりたい!」という方は、デニールにこだわらず、着圧タイプのタイツもオススメです。
履いている間細く見えるのはもちろん、足のむくみを改善してスラッと細い素足へ導いてくれますよ♪
着圧タイツのレビュー記事はこちら
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