ありす
こんにちは!化粧品検定1級の美容ブロガーのありすです。 「JILLSTUART は KOSE のブランド」 「Yves Saint-Laurent や メイベリンニューヨーク は ロレアル のブランド」 化粧品のブランド名はたくさんありますが、実は多くのブランドが大手化粧品会社が作った『覆面ブランド』なんです。 たとえば資生堂では、TSUBAKIやアネッサは直径で資生堂の名前をよく使いますが、IPSAやNARSは資生堂の名前をあまり大きく出していません。 IPSAは資生堂の子会社である株式会社イプサの商品です。 今回はそんな「コスメの覆面ブランド」の秘密に迫ります。
なぜ覆面ブランドを使うの?
ブランドによって理由はさまざまですが、「新しいブランドとして注目を集めるため」「ブランドとしてのイメージを確立させるため」などのマーケティング戦略により、覆面ブランドが生まれました。
例えば資生堂と聞くと「ベーシック」「シンプル」「無難」「大人向け」といった感想を思い浮かべる方が多いですよね。
しかし同じ資生堂でも覆面ブランドでは
- クレ・ド・ポー ボーテ・・・高級感、高品質
- インテグレート、マキアージュ・・・OL向け、コスパが良い
- エテュセ・・・若者向け、ナチュラル、プチプラ
- マジョリカマジョルカ・・・若者向け、派手、プチプラ
といった、全然違うイメージが浮かぶのではないでしょうか。
覆面ブランドとは、あえて様々なブランド名やイメージを作り上げることで、幅広いターゲット層へ商品を販売する戦略なんです。
ちなみに覆面ブランドは
- 母体となる企業の直下で、独自のブランド名を持つパターン
- 母体となる企業を隠し、系列として別会社を設立するパターン
の2種類があります。
覆面ブランドを知ると何がわかる?
覆面ブランドを知ると、自分に合った良いコスメに出会える確率が上がります!
同じ会社や系列会社のブランドのコスメは、製造方法や工場、原材料を共有しているものが多いんです。
つまり、使い心地、肌への相性、仕上がりの感じが共通している可能性があります。
例えば「イヴサンローランが好きだけど、高くて買えない」という方は、同じロレアルグループのプチプラブランド『ロレアルパリ』『メイベリンニューヨーク』のコスメと相性が良い可能性が高いです♪
「ルナソルやRMKが好きだけど、高くて買えない」という方は、同じカネボウグループの『KATE』『media』と相性が良い可能性が高いですね。
逆に肌に合わないブランドがあった場合、同じグループのコスメを使うときは注意したほうが良いかもしれませんね。
会社・グループ別のブランド一覧
会社の名前を出していない『覆面ブランド』、会社の名前を出した通常のブランドをまとめて紹介しています。
- 会社・グループ分けはあくまでも「現在、日本で運営している母体」です。たとえばシュウウエムラはフランス発のロレアルグループの会社ですが、日本発祥のブランドです。
- 親会社直下のブランド、子会社のブランド、グループ会社のブランドをすべて含んで掲載しています。
資生堂グループ
1927年設立、スローガンは「一瞬も 一生も 美しく」。
日本の化粧品業界でずっと売上1位を誇っている、超大手ブランドです。
世界全体でも、シェア5位を誇っています。コスメの製造技術も世界トップレベル!
万人受けしやすい、シンプルなブランドが多めです。
10代~60代以上まで幅広い年代に合わせた多くのブランドが展開されています。
- アネッサ
- アクアレーベル
- アベンヌ
- ベアミネラル
- ベネフィーク
- クレ・ド・ポー ボーテ
- ディシラ
- ELIXIR(エリクシール)
- エテュセ
- HAKU(ハク)
- INTEGRATE(インテグレート)
- IPSA(イプサ)
- ローラ メルシェ
- マシェリ
- マジョリカ マジョルカ
- マキアージュ
- NARS(ナーズ) ※2000年に買収
- シーブリーズ
- 専科
- TSUBAKI
- 草花木果 ※2017年に売却
- アユーラ ※2015年に売却
資生堂関連のレビュー記事
花王グループ
1940年設立、スローガンは「自然と調和する こころ豊かな毎日をめざして」。
洗剤、トイレ用品など、日用品で有名な大手化学メーカーです。
子会社のカネボウを含め、美容業界で売上2位を誇る、超大手ブランド。
花王直営は、低価格&家族で使うようなブランドが多めです。
- ソフィーナ
- est(エスト)
- キュレル
- ビオレ
- セグレタ
- アジエンス
- エッセンシャル
- メリット
- ケープ
- ニベア
花王関連のレビュー記事
カネボウグループ(花王の子会社)
1975年設立。2006年に花王グループに買収されました。
商品を使用した人の顔に白斑ができる事件があり、売上が落ちていましたが、いまでも人気のあるブランドを多く持つメーカーです。
2019年にCHICCAのブランドが終了し、悲しんでいる方も多いですが、同じカネボウグループで探せば、似たコスメは見つかるかもしれませんね。
- CHICCA(キッカ)
- KATE(ケイト)
- media(メディア)
- コフレドール
- SALA(サラ)
- DEW(デュウ)
- リサージ
- LUNASOL(ルナソル)
- RMK
- SUQQU
コーセーグループ
1948年設立、スローガンは「美しい知恵 人へ、地球へ」。
子会社のアルビオンを含め、美容業界で売上3位を誇る、大手ブランドです。
若い女性に人気のブランド『ジルスチュアート』もコーセーが香水・化粧品のライセンスを取得して販売しています。
- エスプリーク
- アスタブラン
- 雪肌精
- ヴィセ
- ファシオ
- エルシア
- 米肌
- コスメデコルテ
- アディクション
- ジルスチュアート
- AWAKE(アウェイク)
- カルテ
- リンメル
- ネイルホリック
- ソフティモ
- ジュレーム
- サンカット
KOSE関連のレビュー記事
アルビオングループ(コーセーの関連会社)
1956年設立、スローガンは「素肌と生きる」。
コーセーの子会社です。高級志向のデパコスブランドを扱っています。
アパレルブランドから派生したコスメの取扱が多いです。
- ALBION
- エレガンス
- イグニス
- アナスイ
- ポールアンドジョー ボーテ
- レ・メルヴェイユーズ ラデュレ
アルビオン関連のレビュー記事
ポーラグループ
2006年設立。
美容業界で売上4位を誇る、大手ブランドです。
歴史は浅いですが、訪問販売や通信販売で売り上げを伸ばし、有名な化粧品メーカーになりました。
ハイパワーなコスメや、敏感肌向けコスメなど、機能性を重視したスキンケア用品が特徴です。
- オルビス
- ディセンシア
- THREE
- ジュリーク
- フューチャーラボ
P&Gグループ
1837年設立。アメリカの会社です。
美容系はヘアケア商品が中心ですが、高級スキンケアで有名なSKⅡもP&Gのブランドです。
- パンテーン
- h&s
- ヘアレシピ
- ヴィダルサスーン
- ハーバルエッセンス
- SKⅡ(エスケーツー)
P&G関連のレビュー記事
ロレアルグループ
1909年設立。フランスの会社です。
日本では、1996年に「日本ロレアル株式会社」が作られました。
おしゃれなイメージのブランドが多めです。
- ランコム
- ヘレナルビンスタイン
- シュウウエムラ
- ビオテルム
- ジョルジオアルマーニ コスメティックス
- キールズ
- イヴサンローラン
- メイベリンニューヨーク
- ラロッシュボゼ
- ケラスターゼ
- ボディショップ(2017年に売却)
ロレアル関連のレビュー記事
エスティローダーグループ
1946年設立。アメリカのブランドです。
御殿場、りんくう、佐野、神戸三田、長嶋アウトレットモールに「THE COSMETICS COMPANY STORE」というお店があり、デパートのコスメカウンターよりも低価格で販売されています。
- エスティーローダー
- クリニーク
- MAC
- アヴェダ
- オリジンズ
- ボビイブラウン
- ドゥ・ラ・メール
エスティローダー関連のレビュー記事
LVMH グループ
1987年設立。フランスのブランドです。
ルイヴィトン、ロエベ、セリーヌなどの高級ファッションブランドを持っています。
- クリスチャンディオール
- ゲラン
- MAKE UP FOREVER
- ジバンシィ
- KENZO
コメント