たくさんのコスメが並んで、華やかなイメージのデパートの化粧品売り場(コスメカウンター)。
「憧れるけど、敷居が高くて行きずらい」と感じちゃいますよね。
この記事では、初心者向けのデパートコスメカウンターの利用のコツ、気になる質問への回答を掲載しています。
コスメカウンターってどんなところ?
ひとことで言うと「気になる化粧品を無料で試せるところ」です。
各コスメブランドが小さな店舗を構えていて、商品知識・美容知識・技術が豊富なBA(ビューティーアドバイザー)さんの接客を受けられます。
どこにあるの?
デパートの1階・2階あたりにあります。
超大手(資生堂、SK2、シャネルなど)は、だいたいどこのデパートにもありますが、ブランドによっては入っているデパートが限られます。
気になるブランドがある場合は、ブランド公式サイトの店舗一覧を確認しましょう。
デパートだけではなく、ドラッグストアやイオンなどのショッピングモールにカウンターを構えるブランドもあります。
コスメカウンターでの接客の流れ
コスメカウンターでの簡単な流れを説明します。
来店
まず、気になるブランドのお店に来店。
BAさん側から声をかけてくることが多いです。
忙しい時やブランドによっては声をかけてきませんが「気になる商品がある」「試したい商品がある」と声をかけたら対応してくれます。
商品について軽く聞きたいだけならその場で説明でも良いし、じっくり説明を聞いたり、商品のお試し(タッチアップ)をしたい人は、椅子と鏡があるところに案内されます。
コスメのお試し(タッチアップ)
商品名を指名してタッチアップを受けても良いし、「口紅が欲しい」「スキンケアを試したい」などざっくりした要望でもOKです。
まったく何も要望を伝えずに「試したい」と言うとBAさんもどう対応して良いのかわかりにくいので、ざっくりした要望は伝えましょう。
タッチアップは試すコスメの部分だけ、メイクを落としてから行います。
ブランドによって異なりますが、全部メイクを落とすことは少なめ。
たまにそのまま塗ろうとするダメBAもいますが、いまのメイクの上から塗っても発色や使い心地はわからないので「今のメイクを落としてからで良いですか?」とはっきり伝え、そのBAさんはあんまり信用しないほうが良いです(笑)
コスメはBAさんがつけてくれますが、「使い心地を試すためにご自身でつけてみますか?」と聞かれることもあります。
聞かれたときも、プロの使い方も学ぶために「半分だけ自分でやってみます」と答えるのがおすすめ。
何も言わずに化粧品を渡され、つけてくれない(自分でつけさせる)ところはダメブランド or ダメBAです(笑)
タッチアップしながら、商品の詳細や使い方のコツを教えてもらえるので、しっかり商品を知ってから購入を検討できますよ!
買う or 買わない
タッチアップが終了したら、その商品を買うか決めます。
購入の場合は、その場 or お会計の場所で支払いをします。
試した商品の一部だけでも良いし、気に入らなければ何も買わずに帰ってOKです。
BAさんから「買いますか?」とは聞きにくいので、「これをください」と伝えるか、自分から早めに断って帰るのがスムーズです。
買わずに帰るときのコツ
試したコスメが気に入らなければ、「思ってたのと違った」「合わなかった」とハッキリ言ってもOKです。BAさんは1日何人も接客するプロなので、そう言われるのも慣れています。
はっきり断りにくい場合、多くの人が使う、定番の断り台詞はこんな感じ。
- ゆっくり検討したい
- 肌が弱いので1日使ってから検討したい
- 時間が経った後の状態を確認してから検討したい
- 他のブランドも試してから比較したい
- 手持ちのものがなくなってから買いたい
- 今日は時間がないからまた今度買う
- 金欠だからお金が入ってから買う
嘘・本当はともかく、BAさんも慣れているので、このあたりのセリフを言うと「買わないんだな」と察してくれます。
私がよく言うおすすめのセリフ
上記に加えて、私が買わずにコスメカウンターから立ち去るときに使うセリフはこれ。
[say name=”ありす” img=”http://beauty-trendblog.com/wp-content/uploads/2017/07/%E5%86%99%E7%9C%9F-2017-07-26-13-41-41-280×300.jpg” alt=”ありすのプロフィール写真”]検討したいので、今日試した商品と色がわかるようにチェックを入れたカタログを貰えまえせんか?[/say]
と伝えます。
普通に断って立ち去るよりも好印象+スムーズだし、本当に検討したい or あとで欲しくなった時に試した商品がすぐわかるので便利です。
接客が良かった人は
[say name=”ありす” img=”http://beauty-trendblog.com/wp-content/uploads/2017/07/%E5%86%99%E7%9C%9F-2017-07-26-13-41-41-280×300.jpg” alt=”ありすのプロフィール写真”]買うときやまたタッチアップする時にお願いしたいから、名刺があればください[/say]
とも言います。(本当に次行くときに指名します。)
行くタイミング・時間帯のおすすめは?
あまり接客されたくない、入りずらい人は混雑する時間帯に行くのがおすすめ。
しっかり接客を受けたい、ゆっくり見たい人は空いている時間帯に行くのがおすすめです。
店舗の場所やブランドによって異なりますが、混雑・空いている時間帯の目安はこんな感じ。
混む時間帯
- 平日の夜
- 土日の昼~夕方
空いている時間帯
- 朝(開店直後)
- 平日の夕方まで
- 土日の夜
コスメカウンターのよくある質問&お悩み
買わない前提で行っても良いの?
「新商品を試したい」「ブランドの感じを知りたい」など、買わない前提でもコスメカウンターは利用できます。
はじめから「買わないけど試したい」と言うと接客が悪くなる可能性があるので、「気になってます」という姿勢でいきましょう。
試したから買わないといけない決まりもないので、上記の買わずに帰るときのコツを参考にうまく立ち去ればOKです。
ただし、同じブランドや同じデパートで、タッチアップをして買わないことを繰り返していると、そのうち対応されなくなる可能性はあります。
押し売りされる・買わないと開放してくれないことはある?
タッチアップや接客を受けたとき「押し売りされる」「売りつけられる」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
デパートのコスメカウンターは、オープンな空間なので押し売りや売りつけの心配はありません。
買う・買わないでトラブルがあるとデパートの従業員が来て対応するでしょうし、繰り返しているとデパート側から注意が入ります。
上記の買わずに帰るときのコツを参考に、きちんと断れば大丈夫です。
メイクレッスンをしてくれるカウンターは?
どのコスメカウンターでも、タッチアップするアイテムの使用方法はカンタンに教えて貰えます。
「メイク技術に自身がないので使い方をしっかり教えて欲しい」と言えば、より丁寧に聞けるでしょう✨
フルメイクを習いたい場合は「フルラインで揃えたいからメイク方法を教えて欲しい」と言えば、BAさん、混雑状況次第で対応してもらえます。
『メイクレッスン』としてサービスを行っているのはRMK(無料・5000円以上の商品購入が必要)、SUQQU(無料)、CHICA(無料)、MAC(無料~6000円)、shu uemura(3000円)、資生堂(2800円)あたりです。
すっぴんで行ったほうが良い?
すっぴんではなく、いつも通りのメイクで行きましょう。
タッチアップ前には簡単なクレンジングで落としてもらえます。
BAさんは、あなたのいつものメイクを見て、好みを判断します。
すっぴんだと判断できないので、好みとかけはなれた仕上がりになることも・・・。
また、すっぴんで行くと「美容にあまり興味がない冷やかし or サンプル目当て」と思われて、対応が悪くなることもあります。
どんな服装で行くべき?
普段着でOK!仕事帰りにスーツで行く人も多いです。
ただしデパートという場所柄、ジャージ、スウェット、TシャツGパンなど、ラフすぎる服装は避けたほうが良いですね。
きちんとTPOを考えた服装で行くほうが、BAさんの対応もよくなります。
個人的には、今からお出かけです!って感じにばっちりオシャレしていくと、親切なBAさんは「これもつけて行きませんか?」と、いろいろ試させてくれます。
高校生が行ってもいいの?おすすめのブランドは?
OKです👍バイト代やお小遣いを貯めて、購入意欲があれば、嫌がられることはありません。
制服だとBAさんも声をかけにくいので、私服で行くのがオススメ✨
価格やメイクの仕上がり的に高校生におすすめなのは『POUL&JOE』『JILLSTUART』『RMK』『CLINIQUE』あたりです。
大学生が行ってもいいの?
OKです👍
大学生の年齢になれば、社会人の人もいますし、学生だと見分けはつきません。
気にせず行きたいブランドに行って大丈夫です🎶
若くて相手にされない
10代・20代前半ぐらいまでは、デパコスに行っても相手にされなかったり、対応が後回しにされることがあります。
もちろんそんな対応を取るBAさんが悪いのですが、若いお客さんほど買う確率が低いので、悪い対応をされることがあるようです。
特に1商品あたりの単価が高いブランドは相手にされない可能性が高め。
気になる場合は、単価が安く、客層が若いブランド(PAUL & JOE、JILL STUARTなど)に行くのがおすすめ。
ほかの方法は
- しっかりメイク&ファッションで美意識の高そうな見た目で行く
- お金に余裕のありそうな服装で行く(ブランドバッグなど)
- ほかのブランドの紙袋を持った状態で行く
- 平日の午前中など空いている時間に行く
- おしゃれな都会(銀座とか)を避けて、地元のデパートのカウンターに行く
- 親やお姉ちゃんなど年上の女性と一緒に行く
などを実行すれば、対応は変わってくると思います。
また、BAさん側も「お若いけど声かけて大丈夫かな?」と戸惑っている場合もあります。
なかなか対応してもらえないと感じたら、自分から声をかけてみるのもオススメです!
若くないのに相手にされない
少し厳しい言い方をしますが
- 「化粧に興味がなさそう」
- 「デパコス買うほどお金を持ってなさそう」
- 「話しかけにくい雰囲気だな」
若くないのにいつも相手にされない人はこのどれかが原因の可能性が高いです。
化粧に興味がなさそう、お金に余裕がなさそう
ばっちりフルメイクや、ブランドものを持っていく必要はありません。
プチプラで良いので、せめてBBクリームと口紅を塗って!
服はきれいめトップス+膝下フレアスカート+ストッキング+パンプス(低いヒールでもOK)。
これで空いている時間に行けば、見た目が原因で相手にされないことはありません。
話しかけにくい雰囲気
デパートだからって緊張していませんか??
緊張して怖い顔でいると「話しかけないでほしいお客さん」に見えてしまいます。
仕事終わり、コンビニで好きなスイーツを選びに行くぐらいのテンションで行きましょう。
リラックスしている方が相手も話しかけやすいです。
イオンやドラッグストアのコスメカウンターってどうなの?
イオンやドラッグストアにコスメカウンターを持つブランドは『資生堂』『SKⅡ』『カネボウ』『KOSE』『ソフィーナ』あたりです。
デパートのコスメカウンターとは少し雰囲気が違います。
- 安いブランドを取り扱っている
- 雰囲気がゆるいので、デパートの化粧品売り場が怖い人でも行きやすい
- 混雑していることが少ないので、ゆっくり接客を受けられる
- デパコスブランドの取扱は少ない
- 早めの時間にカウンターが閉まる(閉店時間より早い)
- デパートのような高級感、ワクワク感が少なめ
- デパートより接客レベルが低い人が多い
- 普通の買い物客が近くをガンガン通る
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