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【コスメ成分解析講座】日焼け止めの成分の読み方・選び方

【コスメ成分解析講座】日焼け止めの成分の読み方

白い肌のキープやしみ予防には欠かせないアイテム『日焼け止め』。

あなたはいつもどんな基準で日焼け止めを選んでいますか?

  • 紫外線吸収剤フリーが肌に良いの?
  • ミルクタイプとジェルタイプ、どう違うの?
  • 高い日焼け止めを使わなきゃだめ?

など、この記事では日焼け止めの成分や選び方について詳しく解説しています。

>>日焼け止めのレビュー&成分解析をすぐに見る

日焼け止めは紫外線カット成分が重要

日焼け止めで最も重視されるのは『紫外線カット成分』です。

紫外線カット成分は『紫外線吸収剤』と『紫外線散乱剤』の2種類があります。

紫外線吸収剤・散乱剤のメリット・デメリットと見分け方

紫外線吸収剤
  • 透明の液体(メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど)
  • 人によっては肌へ刺激になりやすい
  • 高SPFでも使用感への影響が少ない
紫外線散乱剤
  • 白い粉末(酸化チタン、酸化亜鉛など)
  • 肌への刺激が少ない
  • 高SPFだと白浮き、きしみ、乾燥が多い

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の見分け方

成分や商品パッケージを見て、紫外線吸収剤と散乱剤の有無を見分ける方法はこの2つ。

1:散乱剤は2種類覚えればOK

日焼け止めに使われている紫外線散乱剤は『酸化チタン(酸化Ti)』『酸化亜鉛』の2種類です。

商品によっては『微粒子酸化チタン』『低温焼成酸化亜鉛』などの書き方がされている場合もあります。

全成分表示を見て、これらの文字があれば紫外線散乱剤の入った日焼け止め。

ちなみに紫外線散乱剤は「着色料」として全成分表示の最後に書くことができるので、後方に書かれていても実際の配合濃度は多いこともあります。

2:吸収剤は種類が多いから、商品説明を見る

日本で使われている主な紫外線吸収剤は『メトキシケイヒ酸エチルヘキシル』『t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン』などですが、種類が多いので、素人が覚えて自分で確認することは難しいです。

なので見極める方法は、パッケージなどの商品説明に『紫外線吸収剤フリー』という文字があるかどうか。

基本的に紫外線吸収剤が入っていないのは良い印象を受けるので、吸収剤を使っていなければわかりやすく書くメーカーがほとんどです。

紫外線吸収剤は肌に悪いから使っちゃダメなの?

https://beauty-trendblog.com/wp-content/uploads/2017/07/写真-2017-07-26-13-41-41.jpgありす

結論から言うと『使わないのがベストだけど、無理に避けるほどではない』です。

『紫外線吸収剤不使用』という日焼け止めもありますが、こういったタイプは「紫外線カット効果はやや劣るけど、肌に優しい日焼け止め」である可能性が高いですね。

日常生活レベルであれば、多少SPFやPAが少なくても、紫外線吸収剤不使用タイプのほうが肌に優しいです。

紫外線吸収剤自体が極めて肌に悪いわけでもないので、無理に避ける必要はありませんが、あまりにも配合量が多い(水の次に紫外線吸収剤が並んでいる等)の日焼け止めは刺激が強いかも。

紫外線カット成分以外には、水、保湿成分、シリコーン、増粘剤、防腐剤などが入ります。

W/O型(ウォータープルーフ)とO/W型(ウォーターベース)にも注目

日焼け止めのウォーターベースとウォータープルーフの違い

日焼け止めには、油性成分の中に水性成分が分散している『W/O型』と、水性成分の中に油性成分が分散している『O/W型』の2種類があります。

  • W/O型(ウォータープルーフ)→油が水を包み込んでいる処方→水で落ちにくい
  • O/W型(ウォーターベース)→水が油を包み込んでいる処方→水で落ちやすい

『W/O型』の方が汗や水で流れにくいため、ウォータープルーフの日焼け止めは『W/O型』になります。

一方で、洗顔料で落とせる、肌に優しいタイプの日焼け止めは『O/W型』のものが多いです。O/W型は洗顔料だけで落とせるので、メイクをせず、あまり外を出歩かないときはO/W型の日焼け止めを選んだほうが安心ですね。

SPFとPAの読み方

日焼け止めや、日焼け止め効果のある化粧品には『SPF~PA~』といった数値が書かれています。

SPFは日焼けによる炎症が起こるまでの時間を伸ばす値

SPFは50までの数字、それより高い場合は50+と表記します。

SPFで示されるのはUV-Bによる赤くなる日焼け(サンバーン)をブロックできる(遅らせられる)時間。

数式は(赤くなるまでの時間)×(SPF値)です。

例えば10分で炎症が起こるような日差しの日にSPF30の日焼け止めを塗っていると10×30で300分。=5時間の間、UV-Bによる赤くなる日焼けを防いでくれます。

だいたい、夏の日差しが強い時間帯で、サンバーンが起こるまでの時間は10~20分です。

ただしこれは理論上&試験上の数値なので「SPF30の日焼けを塗ったら5時間は赤くならない」と保証されたものではありません。

SPF50は日常生活には強すぎる❗

大手メーカーが販売している日焼け止めはSPF50のものが主流ですが、日常生活ではSPF50は必要ありません。

1日中外に出て、塗り直す機会がない人(外で働く人・保育士さんなど)の夏場の日焼け止めや、レジャー時にはSPF50の日焼け止めが安心です。

しかし、ちょっと外に出る程度だったり、オフィスワークが中心の人、こまめに塗り治せる人はSPF50でなくても、ちゃんとUV-Bをカットできます。

強すぎる日焼け止めは肌に負担をかけやすいので、日常生活レベルであればSPF10~30程度を選びましょう。

お顔への日焼け止めも、軽いUVカットが入ったベース+パウダーで十分です。

PAは老化の原因となる日焼けへの防御効果

PAは+~++++までの4段階の記号で表されます。

PAで示されるのは、シミやたるみなどの肌老化の原因となるUV-Aへの防御効果です。

こちらもSPFと同じく「高ければ良い」というものではなく、自身の生活で浴びる紫外線量に合わせて選びましょう。

日焼け止めの種類と特徴

クリーム紫外線防止効果が高く、水や汗にも強い性質を持ちます。保湿力も高いです。白浮きしやすい、伸びが悪い、べたつきやすい、洗い流しにくいといったデメリットがあります。レジャーなどしっかり紫外線を防ぎたい日向けです。
ミルク(乳液)クリームに次いで紫外線防止が高く、水や汗にも強いです。デメリットはクリームのデメリットを少し和らげたもの。日常的に使いやすいタイプです。
ローション肌に優しく使用感も良いですが、紫外線防止効果は低いです。ちょっとした外出や敏感肌の人、赤ちゃんに使うのに適しています。
ジェル油分が少ないのでべたつきにくく、ニキビ肌の人でも使いやすいです。使用感が良いので人気のタイプですが、ベースに刺激が強い成分が入っていたり肌が乾燥しがち。紫外線防止効果もそれほど高くないので、日焼け止めとしてはあまりおすすめしません。
スプレー塗りムラができやすいのでメインの日焼け止めとしてはおすすめしません。手の届かない部分や髪に使ったり、日中の塗り直し用としては便利です。
パウダー塗りムラができやすく、紫外線防止効果も弱いです。日中の塗り直し用としては便利です。

コーティングされているものは肌に優しい

日焼け止めの効果を高めるためには、紫外線吸収剤を多めに配合するのはひとつの手段。

しかし紫外線吸収剤は肌の乾燥や刺激の原因になる成分です。

そこでおすすめなのが、シクロペンタシロキサンなどのシリコーンを多めに配合した日焼け止め。

シリコーンが吸収剤をコーティングしてくれるので、刺激が緩和されます。

ロングUV-Aへの対策は必要❓

ロングUV-Aは通常のUV-Aよりさらに波長が長く、肌の奥まで届いてしまうと言われている紫外線です。

最近では『ロングUB-A対応』といった日焼け止めも販売されていますが、一般的な日焼け止めでもロングUV-Aに対する防御効果は基本的にあります。

また、波長の長い(350nm~)UV-Aは肌に届いたとしても、肌にダメージになるほどのパワーを持っていません。

ロングUV-Aに対応した紫外線防止成分には不安定なものも多いですし、必ずしもロングUV-A対応の日焼け止めが良いとは限りません。

飲む日焼け止めって成分的にどうなの?

ここ数年、注目を集めている飲む日焼け止め。難しい化学的な話をせず、簡単に成分について説明しますね。

飲む日焼け止めは「飲んだだけで肌にバリアが出来て紫外線を防げる」というものではありません。

飲む日焼け止めの紫外線カット効果を、塗る日焼け止めで例えると、SPF1~2程度です。

赤ちゃん用のめちゃくちゃ優しい日焼け止めでもSPF20ぐらいはあるので、飲む日焼け止めは「紫外線カット」としてはほぼ無意味です。

でも、飲む意味がないわけではありません。

製品によっても違いますが、飲む日焼け止めは肌のバリア機能を高めたり、紫外線によるシミや炎症ができにくくするような、美容サプリ的な役割はあります。

もっとわかりやすく言うと

  • 日焼け止め⇒外側からのケア
  • 飲む日焼け止め⇒内側からのケア

ということ。

日焼け止めを塗りつつ、飲む日焼け止めを使うのは良いけど、「飲む日焼け止めを飲んだから、日焼け止めを塗らなくて良い」とはなりません。

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