石澤研究所の透明白肌シリーズの薬用ホワイトパックの成分解析です。
5分間塗り置いて洗い流すだけで「肌が白くなる」と話題のコスメ。
この記事では、肌が白くなる理由や、訴求成分について解説していきます。
有効成分:トラネキサム酸、グリチルリチン酸2K
その他の成分:豆乳発酵液、大豆エキス、カッコンエキス、クロレラエキス、ユキノシタエキス、水解コラーゲン末、ヒアルロン酸Na-2、オウゴンエキス、アロエエキス-2、シソエキス-1、納豆エキス、精製水、濃グリセリン、ソルビトール液、BG、酸化Ti、カルボキシビニルポリマー、ケイ酸Al・Mg、PVP、水酸化K、水酸化Al、POEトリデシルエーテル酢酸Na、エタノール、無水エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン
有効成分はトラネキサム酸とグリチルリチン酸2Kの2種類。
トラネキサム酸はメラニンを作る司令を出す”プラスミン”や”プロスタグランジン”の生成を抑える美白有効成分。
グリチルリチン酸2Kは肌荒れ防止の有効成分です。
組み合わせ的にはプチプラとしては良い感じ。
イプサのザタイムRアクアとも同じ組み合わせです。
白くなるのは日焼け止めの白浮きと同じ
公式サイトでは「古い角質や汚れを洗い流すことでくすみが取れて白くなる」といった内容が書かれています。
しかし洗浄成分は、それほど強くない界面活性剤が入っているだけなので、洗浄力は強くないと思われます。
ではなぜ白くなるのかというと、酸化チタンという顔料による着色効果ですね。
酸化チタンは白い粉末状の原料で、ファンデーションや日焼け止めにも使用されています。
つまり透明白肌のパックで肌が白くなるのは、日焼け止めで白浮きするのと同じ原理です。
洗い流しても酸化チタンが残りやすいように調整されているのでしょう。
ちなみにファンデーションや日焼け止めの成分と聞くと肌に負担がかかりそうですが、酸化チタン自体に刺激はほぼありません。
夜に使って塗り置いても特に問題なしです。
着色して白くなるだけじゃ、意味ないじゃん!
と思う方もいるかもしれませんが、私的には「その場限りの美しさ」にも意味はあるので、悪いコスメではないと思っています。
あくまでも「肌そのものが白くなるわけではなく、シミ予防&メイクアップ」だと思って使いましょう。
訴求成分はイマイチかも
訴求成分は気になったものをピックアップしていきます。
まずはヒアルロン酸とコラーゲン。基本的な保湿成分ですね。コラーゲンは加水分解して角質層への浸透力を上げています。
あとは、豆乳発酵液やユキノシタエキスなどの植物エキスです。
豆乳発酵液はイソフラボンを多く含む保湿・ハリ弾力成分。
プチプラコスメに入れられる濃度でも、それなりに効果があると言われ、けっこう人気のある成分ですね。
ただし発酵系の成分なので、人によっては刺激を感じるかも。
植物エキスは、保湿・肌荒れ防止・透明感ケア・エイジングケアなど様々な分野で注目されている植物エキスが入っています。
でもプチプラコスメに多種類入っている植物エキスなので、濃度的に効果はあまり期待できないと思います。
ありす
結論としては美容成分はイマイチ。もし植物エキスの濃度が高ければ何かしらの効果はあるかもしれませんが、期待値は低いです。
有効成分の種類は良い感じですが、2,000円使うんだったら、他にもっと良いコスメがあるんじゃないかなって印象。
酸化チタンによる一時的なメイクアップ効果が欲しいなら悪くないですが、私なら買わないかな・・・💦
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