卵殻膜エキスを配合したプチプラ&大容量の化粧水「ココエッグ リンクルローション たまご化粧水」の成分解析です。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
全成分は11種類とシンプルな構成。
数が少ないのですべての成分について解説していきます。
ベース成分はグリセリンとDPG
大容量タイプの化粧水(ナチュリエハトムギ化粧水など)はBGベースが主流ですが、たまご化粧水はグリセリンがベースになっています。
なので、BGベースの化粧水よりも「しっとり&低刺激」に仕上がります。(BGも低刺激な成分ですが)
とろみをつけるような成分はあまり入っていないので、使った感じはさっぱりめですが、保湿力はBGベースのものよりも期待できます。
DPGは低コストで配合できるのでプチプラコスメに配合されやすいですが、わずかな皮膚刺激&眼への刺激が指摘されている成分。
ほとんどの人には問題ないですが、お肌が弱い人は注意。あと濃度によっては目に入ったときに痛みを感じやすいかも。
卵殻膜エキス入り。濃度は低めかも。
卵殻膜コスメと言えば、ビューティーオープナーやアルマードのチェルラーブリリオが有名ですよね。
リンクルローション たまご化粧水は500mlで1,000円前後と、これらの商品に比べて価格が圧倒的に安いんです。
チェルラーブリリオが15mlで6600円なので、1mlあたり440円。たまご化粧水は1mlあたり2円です。
そもそも、[加水分解卵殻膜]は美容成分の中でも原料の価格がやや高額です。
「高品質」の卵殻膜エキスが「しっかりとした量」入っている化粧品はそれなりにお値段がするんですよね。
なのでたまご化粧水の[加水分解卵殻膜]については、「入っている原料の濃度が極端に低い」可能性は低いと思います。
もし仮に、この価格で卵殻膜エキスをたっぷり配合できて、お肌に良い影響があるのなら、どうなると思いますか?
今頃、資生堂やKOSEなどの大手の化粧品メーカーが卵殻膜エキスの入ったプチプラコスメをとっくに開発しているのではないでしょうか?
[加水分解卵殻膜]が入っていない製品と比べて「全く意味がない」とは思いませんが、あまり効果は期待できない気がします。
肌荒れケア成分を配合
成分を見ていて、この商品の重要なポイントだなと思ったのは[グリチルリチン酸2K][アラントイン]のふたつ。
どちらも、薬用コスメでお肌の炎症に対する有効成分として使われるものです。
リンクルローション たまご化粧水は化粧品なので、公式で抗炎症作用は謳えません。
でも2つともそこそこ作用の強い成分で、短期でお肌の状態がけっこう変わります。
特に肌が荒れがちな人、ゆらぎがちな人は、効果を実感しやすいと思います。
人によっては赤みがでたり刺激を感じる可能性もありますが、基本的には入っているメリットの方が大きい成分。
たまご化粧水が絶賛されているのは、[加水分解卵殻膜]よりも[グリチルリチン酸2K][アラントイン]の作用が大きいのではないでしょうか。
その他の成分を解析
[(スチレン/アクリレーツ)コポリマー]は白濁化剤。製品の色を濁らせて、美容成分がたくさん入っているように見せるものです。特に美容効果はありませんが、デメリットもありません。
[クエン酸][クエン酸Na]は製品のph調整です。これも特にデメリットはなし。
[フェノキシエタノール][メチルパラベン]は防腐剤。防腐剤の中では比較的優しいもので、製品の品質維持には必要なものです。
香料、着色などの余分なものは入っておらず、非常にシンプルな構成でした。
敏感肌用の人でもかなり使いやすい設計ではないでしょうか?
成分解析のまとめ
- グリセリンベースでしっとり仕上がる
- 薬用コスメでもよく使われる肌荒れケア成分が入っている
- 卵殻膜エキスの効果を期待するなら、高くてもちゃんとしたコスメを買ったほうが良い
成分名 | 目的 | 評価 |
---|---|---|
水 | ベース | |
グリセリン | ベース(保湿) | |
DPG | ベース(保湿) | △ |
加水分解卵殻膜 | 保湿 | ★ |
(スチレン/アクリレーツ)コポリマー | 調整 | |
グリチルリチン酸2K | 整肌 | ★ |
アラントイン | 整肌 | ★ |
クエン酸 | ph調整 | |
クエン酸Na | ph調整・キレート | |
フェノキシエタノール | 防腐剤 | |
メチルパラベン | 防腐剤 | (旧) |
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