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今回はビオレ UV キッズ ピュアミルクの成分解析です。
【はじめての方必読】当サイトの成分解析について
- 成分分解析は各成分の一般的な配合目的を記載したもので、製品の効果効能を保証するものではありません。
- 一部のコスメは、ブログ(可愛くなりたい)にて、レビューを掲載しています。
- リニューアル等により全成分が変更される可能性があります。見つけた場合はお問い合わせフォームから教えて頂けると助かります。
製品単体のスペックはそこまで高くないけど、「価格」がかなり魅了なアイテム。
日焼け止めは消費が早いので、お値段が安いのは嬉しいよね!
ビオレ UV キッズ ピュアミルクの成分解析
- 超低価格で買える紫外線吸収剤フリー&エタノールフリーの日焼け止め
- かなり白浮きしやすいとの噂あり
- 目立った美容成分は入っていない
SPF50+ PA+++の高い紫外線カット効果を持つ日焼け止めです。
日焼け止めなので、まずは紫外線カット成分から見ていきましょう。
紫外線吸収剤フリー
紫外線散乱剤[酸化亜鉛][酸化チタン]で紫外線をカットした、紫外線吸収剤フリーの日焼け止め。
エタノールも入っていないので、敏感肌の人でも使いやすい処方です。
[酸化亜鉛]だけで紫外線をカットしているので、吸収剤フリーにありがちな白浮きも、多少は軽減されているでしょう。
シリコーンベースでしっかり密着
ベースの成分は[シクロペンタシロキサン]というシリコーンで、水の濃度はおそらく1%以下。
比較対象になりやすいニベアの紫外線吸収剤フリーの日焼け止めに比べると、やや重いテクスチャですが、その分しっかり密着してくれます。
美容成分をチェック
保湿成分の[シア脂]が入っている程度。
あまり目立った成分はありません。
あれこれ入れず「日焼け止め」としての性能に特化してるからこそ、高くなりがちな紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを1,000円以下の価格設定で作っているのでしょう。
白浮きがひどいって噂があるけれど・・・?
ビオレUV キッズ ピュアミルクの口コミを調べていると「白浮きする」との意見が多く、評価は非常に低くなっています。
でも個人的にはこの日焼け止め、ナシではないんじゃないかと思います。
そもそも紫外線吸収剤フリーで日焼け止めを作ろうと思うと、白い粉である紫外線散乱剤を多く配合することになります。
設計で多少工夫すれば白浮きを抑えることは出来ますが
- SPF50+ PA+++の高い紫外線カット効果
- 70ml入って700円前後で買える超低価格
- 敏感肌でも使いやすい紫外線吸収剤フリー&エタノールフリー
というスペックを考えると、多少の白浮きは仕方ないんじゃないかな。
白浮きが嫌なら、予算をあげるか、紫外線カット効果を下げるか、紫外線吸収剤入りを使うかって選択肢です。
さっきも書いたニベアの紫外線吸収剤フリーの日焼け止めなら、同じぐらいの値段で白浮きは多少マシですが、容量が30mlと小さいのでビオレよりもコストはかかります。
まとめ
「とにかく安く」「紫外線吸収剤フリー&エタノールフリー」という条件で日焼け止めを探している人にはおすすめのアイテムです。
ビオレUVの日焼け止めまとめ記事はこちら
全成分と配合目的(予想)
成分名 | 概要・目的 | 評価 |
---|---|---|
シクロペンタシロキサン | シリコーン(皮膜形成) | |
酸化亜鉛 | 顔料(着色or紫外線散乱剤) | |
水添ポリイソブテン | 炭化水素油(エモリエント・基剤) | |
BG | ベース(保湿) | |
酸化チタン | 顔料(着色or紫外線散乱剤) | |
ジメチコン | シリコーン(皮膜形成) | |
安息香酸アルキル(C12-15) | エステル油(エモリエント) | |
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール | 保湿 | |
ステアリン酸 | 高級脂肪酸(調整or石けん合成) | |
ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30 | 非イオン界面活性剤 | |
水酸化Al | コーティング | |
トリエトキシカプリリルシラン | シリコーンエーテル(コーティング) | |
アルキル(C30-45)ジメチルシリルポリプロピルシルセスキオキサン | 皮膜形成剤 | |
水 | ベース | |
DPG | ベース(保湿) | △ |
イソステアリン酸ソルビタン | 非イオン界面活性剤(乳化) | |
グリセリン | ベース(保湿) | |
シア脂 | 油脂(エモリエント) |
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