Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
今回は韓国コスメブランド・イニスフリーから出ている皮脂対策ができるパウダー・ノーセバム ミネラルパウダーの成分解析です。
成分解析
ノーセバム ミネラルパウダーの成分を解析します。
今回は配合量が多い3つの成分をメインに解説しました。
まずはメインの2成分をしっかり解説
一般的な「フェイスパウダー」って、タルク、マイカ、酸化チタンなどがメインになっているんですが、ノーセバム ミネラルパウダーは『シリカ』『変性コーンスターチ』がメインになっています。
この2つのパウダーの特徴は「皮脂を吸いやすい」ということ。
メインの2成分としてがっつり入っているので、皮脂吸着効果はめちゃくちゃ高いのではないでしょうか。
乗せた瞬間はもちろん、日中どんどん出てくる皮脂もきっちり吸い取ってくれます。
マット肌を作るメイクの仕上げにも良いし、日中のお直しでのテカリ防止にも使えます✨
その分のデメリットは乾燥のしやすさ。特に肌の油分が不足しがちな人には不向きです。
仕上がりはマット系に
油分をしっかり吸ってくれるので、仕上がりはマット肌。
ツヤが欲しくて仕込んでいても、これを塗ると消えてしまいます。
ツヤ肌を目指す方は、過剰なテカリを抑えたいとしても、あまり向いていないです。
肌補正効果は弱め
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーはシリコーン系の成分で、肌の凸凹をぼかす、パウダーを密着させる、化粧崩れを予防する効果があります。
ただし、着色系の成分が入っていません。
パウダーは肌色ではなく、ベビーパウダーのような白い粉末状なんです。
凸凹をぼかしてなめらかに見せる補正効果は多少望めますが、目立つ毛穴や肌の色ムラなどをしっかり隠したい人には、これ1つでは難しいでしょう。
やや落ちやすいけどデメリットではない
パウダータイプで、肌に密着させる成分はそれほど強くないので、少し落ちやすいと思います。
皮脂に対する崩れには強いですが、汗などの水分や擦れには弱そう。
でもこれは単なるデメリットではなく、メリットにもなるんです。
落ちやすい=落としやすいので、強いクレンジングを使わなくてもキレイに落ちてくれます。
強いクレンジングを使わなくても、成分を残さないでちゃんと落とせるので、肌に負担をかけにくいパウダーですね。
美容成分は特になし
BGなどの一般的な保湿成分や、エステル油を入れることで、多少の保湿力は出していますが、特にこれといった美容成分は入っていません。
1000円以下のプチプラミネラルパウダーなので当然っちゃ当然ですがね💦
何かしらの美容成分を求める方は、美容液や下地など他のコスメで補ってあげましょう。
まとめ
- 皮脂を吸いやすいパウダー成分がたっぷり入っている
- 肌の凹凸をふんわりぼかして隠してくれる
- 色はついていないので、補正効果は弱め
- 汗や擦れで落ちやすそうだけど、落としやすそう
- 美容成分はあんまり入ってない
全成分
シリカ | 顔料 |
---|---|
変性コーンスターチ | 調整 |
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー | 調整 |
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | 保湿 |
マイカ | 顔料 |
メチコン | 皮膜形成 |
チャ葉エキス | 整肌 |
ジメチコン | 皮膜形成 |
メンタアルベンシス葉エキス | 保湿 |
ミネラル塩 | 整肌 |
カプリル酸グリセリル | 防腐 |
BG | ベース(保湿) |
エチルヘキシルグリセリン | 保湿 |
水 | ベース |
1,2-ヘキサンジオール | 保湿 |
(エチレン/アクリル酸)コポリマー | 調整 |
香料 | 香料 |
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