こんにちは。Instagram(@alice_kaiseki)で2.1万人にスキンケア情報を発信するコスメコンシェルジュエージェンシー(日本化粧品検定1級)のありすです✨
韓国コスメが「特別なもの」ではなく、ドラッグストアやバラエティショップの定番棚に並ぶようになって数年。ひととおり試してきた人ほど、「次に面白いものはどこから来るんだろう?」と気になっているんじゃないかなと思います。
そこで最近ちらほら聞くようになったのが「アジアンコスメ」という言葉。中国・台湾・タイをはじめとするアジア発コスメをまとめて指す呼び方で、越境ECだけだった取り扱いがドン・キホーテやバラエティショップにも広がり、実物を手に取れる場面が増えてきました。
この記事では、中国・台湾・タイのコスメがそれぞれどんな得意分野を持っているのかを、代表的なブランドの実例を挙げながら整理していきます。どこから試すか迷っている方の、地図がわりになればうれしいです😊
そもそも「アジアンコスメ」って何?韓国コスメの次に注目される理由
「アジアンコスメ」の意味とトレンドの背景
「アジアンコスメ」は、韓国・中国・台湾・タイなどアジア発のコスメ全体をざっくり指す呼び方です。もともとは業界メディアで使われていた言い回しですが、ここ数年でSNSやコスメ好きのあいだにも広がってきました。
面白いのは、「アジアンコスメ=韓国コスメ」だった時期が長かったのに対して、いまは韓国以外の国が具体名で語られるようになってきたこと。中国コスメ、台湾コスメ、タイコスメと、それぞれの国の名前で語られるくらいには、キャラクターの違いがはっきりしてきたということなんだと思います。
韓国コスメの今(スキンミニマリズム/ハイブリッドコスメ)との違い
いまの韓国コスメの流れをひとことで言うと、「引き算」です。10ステップと言われた多ステップスキンケアから、必要なものだけに絞る「スキンミニマリズム」へ。そしてメイクアイテムにスキンケア発想を組み込んだ「ハイブリッドコスメ」へと、洗練される方向に進んできました。
とても合理的で、日本人にもなじみやすい進化だと思います。ただその分、「見たことがない!」という驚きは少し落ち着いてきたのも正直なところ。中国・台湾・タイのコスメが注目されているのは、まさにその「驚き」がまだたっぷり残っているからなんですよね✨
なぜ今、中国・台湾・タイなのか(価格帯・入手経路の変化)
理由は大きく2つあると思っています。
ひとつは価格帯。多くのアイテムが1,000〜4,000円くらいのゾーンにあって、「ちょっと冒険してみようかな」と思える金額なんです。デパコスを1本増やす決断より、ずっと軽い気持ちで手が伸びます。
もうひとつは買いやすくなったこと。少し前まではQoo10や公式の越境ECを使いこなす必要がありましたが、いまは楽天市場やAmazonの公式ショップ、さらにドン・キホーテのようなリアル店舗でも見かけるようになりました。タイのCathyDollは2021年に日本へ本格上陸していて、いまではドンキの常連です。「実物を見て買える」って、やっぱり大きいですよね👌
中国コスメ(C-Beauty)|チャイボーグ・純欲メイクを生んだ発色とパッケージの面白さ
「チャイボーグメイク」「純欲メイク」とは
中国コスメを語るうえで外せないのが、この2つのメイクスタイルです*¹。
- チャイボーグメイク……「チャイナ+サイボーグ」の造語。真っ赤なリップときりっとした眉で、凛とした中華美人風に仕上げるスタイル
- 純欲メイク……あどけなさと色気を同居させるスタイル。うるうるのツヤ感とピンク系の血色感が主役
どちらも「赤・ピンク系の発色をどれだけ出せるか」が勝負どころ。だからこそ中国コスメのアイシャドウやリップは、発色の濃さ・鮮やかさに強いアイテムが多いんです。日本のコスメだと「肌なじみ」が先に来ることが多いので、この振り切り具合はかなり新鮮に感じると思います。
そしてもうひとつの魅力がパッケージ。彫刻のような立体加工のコンパクトや、絵巻物のような柄のパレットなど、「使うより飾りたい」レベルのものがふつうに売られています。ここは中国コスメの独壇場かもしれません😍
注目アイテム例:PERFECT DIARY トランスルーシェント ブルーリング ルースパウダー
PERFECT DIARY(パーフェクトダイアリー)は、中国コスメの人気に火をつけた立役者のひとつ。日本語の公式サイトと楽天市場店があるので、いちばん手を出しやすい中国ブランドだと思います。
なかでもロングセラーなのが、このトランスルーシェント ブルーリング ルースパウダー。「SmartLock」と名づけられた独自のオイルコントロール設計で、余分な皮脂は抱え込みつつ、必要な分は残す——という考え方でつくられています。さらに抗酸化成分のフラーレンを配合していて、時間が経ったときのメイクのくすみ感にも配慮した処方です。
ナノ研磨技術で微細化したパウダーが毛穴の凹凸をぼかし、粉っぽさの出にくい軽い仕上がりを狙っている、というのがブランド側の説明。「独自技術に名前をつけて前面に出す」やり方は、いかにも中国コスメらしいなと感じるポイントです。
| ブランド | PERFECT DIARY(パーフェクトダイアリー/中国) |
|---|---|
| 価格・容量 | 3,960円(税込)/7g *² |
| 発売日 | 2022年10月22日(Nカラーロッキングなど派生色あり) |
7gで4,000円弱なので、中国コスメのなかでは「安さで攻める」タイプではありません。パッケージの完成度と独自処方にお金を払う、ちょっと上のゾーンのアイテムという位置づけですね。PERFECT DIARY公式サイト(日本)で色ごとの違いも確認できます。
台湾コスメ(T-Beauty)|「本来の自分を整える」セルフケア発想
韓国コスメとの対比軸:「盛る」より「整える」
台湾コスメは、いま韓国コスメとの対比で語られることが増えてきたジャンルです。台湾コスメを追っているメディアでは、韓国コスメが「今の自分をもっと魅力的に見せる」方向なのに対し、台湾コスメは「本来の自分を健やかに整える」方向、という整理をしています。
この違いが分かりやすく出ているのが、漢方・ボタニカル発想のスキンケア。台湾では漢方が生活のなかに自然に根づいていて、その知恵を今っぽいパッケージと処方にアップデートした「モダン漢方」的なブランドがいくつも出てきています。「攻めのケアはちょっと疲れたな」というタイミングの人には、すごく相性がいいと思います🤔
もうひとつ、台湾も夏はかなり蒸し暑い国。だから崩れにくさや肌なじみのよさも、しっかり作り込まれているアイテムが多いです。「肌になじむのに発色はちゃんとある」という、両立型のメイクアイテムが台湾コスメの持ち味かなと感じます。
注目アイテム例:KAIBEAUTY Advanced Correcting Concealer(アドバンスド コレクティング コンシーラー)
KAIBEAUTY(カイビューティー)は、台湾の国際的なメイクアップアーティスト Kai Chang さんが2018年に立ち上げたブランド。プロのメイクさんが自分で使うために作ったという出自どおり、ブラシなどのメイクツールと、それを活かすコスメが軸になっています。
看板アイテムのひとつが、このAdvanced Correcting Concealer(アドバンスド コレクティング コンシーラー)。「隠す」「色を補正する」「明るく見せる」の3役を1本で担う設計で、色展開はアジア人の肌に合わせたアイボリー・ナチュラル・コーラルオレンジの3色に加えて、アプリコットピンク・アボカドグリーンといった補色系の色も追加されています。
クマにはオレンジ、赤みにはグリーン、というふうに色で悩みを打ち消す考え方がベースになっているのが特徴。カバー力でぐいぐい隠すというより、色の設計でなだらかに見せていくタイプですね。ソフトフォーカス効果のあるパウダーを合わせて、厚塗り感が出にくいよう調整されています。
| ブランド | KAIBEAUTY(カイビューティー/台湾) |
|---|---|
| 価格・容量 | NT$780(台湾定価)/3.2mL *² |
| 発売日 | ブランド設立は2018年(色展開は随時追加) |
ひとつ注意したいのが商品名の表記ゆれ。台湾の公式表記は中国語で、日本の通販サイトでは呼び方がお店ごとに違うことがあります。探すときは「KAIBEAUTY コンシーラー」で検索して、パッケージの見た目と色番(N2・N3・R2など)で照合するのが確実です。日本では正規代理店経由の通販でも扱いがあります。
タイコスメ(Thai Beauty)|高温多湿に強い崩れにくさとカバー力
なぜタイコスメは「崩れにくさ」に強いのか
タイコスメの強さは、理由がとてもシンプルです。年間を通して高温多湿だから。汗と皮脂でメイクが流れやすい環境が当たり前の国では、「崩れにくいこと」は付加価値ではなく前提条件なんですよね。
だから密着力の高い微細パウダー、汗に強いティントやアイライナー、テカリを抑えるファンデーション……といったジャンルの層が本当に厚いです。日本の夏もかなり蒸し暑くなってきたので、日本の真夏こそタイコスメの土俵という気がしています。
もうひとつの魅力が価格。1,000〜2,000円台のアイテムが中心で、「夏用にもう1本」が気軽にできるのはありがたいところです👌
注目アイテム例:CathyDoll シェイクシャイン セッティングスプレー
CathyDoll(キャシードール)はタイの国民的コスメブランドで、日本ではドン・キホーテなどでおなじみ。名前のとおり「お人形遊びが大好きだった女の子」がコンセプトで、パッケージのかわいさも人気の理由です。
2025年8月に登場したシェイクシャイン セッティングスプレーは、メイクの仕上げに使うフィックスミスト。固定ポリマーがメイクを留めつつ、微細なパールが光を反射して、毛穴やくすみをぼかして見せてくれるタイプです。名前のとおり、使う前によく振ってから使います。
保湿成分としてナイアシンアミドなども配合されていて、乾燥しやすい仕上げスプレーのなかではしっとりした使い心地に寄せた設計。デコルテなどにボディミストとして使ってもいい、というマルチな提案がされているのもタイコスメらしいです✨
| ブランド | CathyDoll(キャシードール/タイ) |
|---|---|
| 価格・容量 | 1,650円(税込)/50mL *² |
| 発売日 | 2025年8月1日 |
1,650円でこの内容なら、正直かなり戦えるアイテムだと思います。同じ役割のフィックスミストは3,000円前後のものも珍しくないので、値段を見ないで渡されたら倍の価格でも驚かないくらいのバランスです。ツヤ寄りの仕上がりなので、マット派の方は好みが分かれるかもしれません🤔
結局どこが違う?中国・台湾・タイコスメの得意分野比較
メイク重視なら中国/スキンケア寄りなら台湾/崩れにくさならタイ
3つの国のキャラクターを、ざっくり並べてみます。
| 国 | 得意分野 | 代表ブランド例 | 価格帯の目安 | 主な購入経路 |
|---|---|---|---|---|
| 中国 | 発色の濃いメイクアイテム/作り込まれたパッケージ/独自技術のネーミング | PERFECT DIARY | 1,500〜4,000円台 | 公式EC・楽天・Amazon |
| 台湾 | 肌なじみと発色の両立/漢方・ボタニカル発想のスキンケア/プロ発想のツール | KAIBEAUTY | 2,000〜4,000円台 | 正規代理店の通販・越境EC |
| タイ | 汗・皮脂に強い崩れにくさ/カバー力/手に取りやすい価格 | CathyDoll | 1,000〜2,000円台 | ドン・キホーテ・バラエティショップ・楽天 |
もちろん、どの国にもいろんなブランドがあるので、これは「その国が話題になりやすい強み」の話です。とはいえ最初の一歩を決めるときの地図としては、けっこう使えると思います。
価格帯・購入経路の違い
買いやすさで言うと、いまのところタイ>中国>台湾の順。タイのCathyDollはドン・キホーテで実物を見て買えますし、中国のPERFECT DIARYは日本語の公式サイトと楽天市場店があります。
台湾コスメは、ブランドによっては日本の正規代理店を通していないこともあり、越境ECや個人輸入が必要になる場面がまだあります。その場合は日本語の成分表示がないことが多いので、公式サイトの成分リストを事前に確認しておくと安心です。
アジアンコスメが向く人・慎重に選びたい人
こんな人におすすめ
- 韓国コスメはひととおり試して、次の「知らないもの」に出会いたい人
- 3,000円以内で新しい発見をしたい人(1本買っても痛くない価格帯が多いです)
- パッケージのかわいさ・面白さも含めてコスメを楽しみたい人
- 夏のメイク崩れ対策を強化したい人(とくにタイコスメ)
注意したいポイント
楽しいジャンルではあるんですが、日本ブランドを買うのとは少し勝手が違う部分もあります。
ひとつめは成分表示の言語。並行輸入品だと日本語の全成分表示が付いていないことがあります。過去に肌に合わなかった成分がある方は、公式サイトの成分リストを見てから買うのが安心です。
ふたつめはパッチテスト。これは国を問わずですが、初めてのブランド・初めての処方はとくに、腕の内側などで様子を見てから顔に使うと安心して試せます。
みっつめは買う場所。人気ブランドは模倣品が出回ることもあるので、公式ショップ・正規代理店・大手ECの公式店舗など、出どころのはっきりしたところで買うのがおすすめです。
初心者はここから|試しやすいアイテムの選び方
まずは1点から試すのがおすすめ
いきなりスキンケア一式を入れ替えるのは、正直ちょっと勇気がいります。おすすめは「今使っているものの、いちばん外側」から試すやり方。
- 仕上げのスプレー・パウダー……いつものメイクの最後に足すだけなので、他のアイテムを変えずに試せます。合わなければ足さなければいいだけ
- リップ・アイシャドウ……色の楽しさがいちばん分かりやすいジャンル。中国コスメの発色を体験するならここから
- コンシーラー……部分使いなので顔全体への影響が小さく、色設計の考え方の違いも感じ取りやすいです
逆に、化粧水や乳液のような顔全体に毎日使うものは、慣れてきてからの方が安心かなと思います。少なくとも、パッチテストをしてからにしたいところですね😊
まとめ|「アジアンコスメ」で美容の選択肢を広げよう
中国・台湾・タイコスメのざっくりまとめ
- 中国コスメ……発色の濃いメイクアイテムと、作り込まれたパッケージ。独自技術に名前をつけて打ち出すのが得意
- 台湾コスメ……「盛る」より「整える」。漢方・ボタニカル発想と、プロ由来のメイク設計が持ち味
- タイコスメ……高温多湿の国で鍛えられた崩れにくさとカバー力。1,000〜2,000円台の手軽さも魅力
- まずは仕上げのスプレーやパウダー、リップなど「外側の1点」から試すのが安心
- 並行輸入品は成分表示の言語に注意。出どころのはっきりしたお店で買う
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韓国コスメが日本に定着したときも、最初は「なにそれ?」から始まりました。中国・台湾・タイのコスメも、いまちょうどその入口にいる感じがします。数年後には当たり前の選択肢になっているかもしれないと思うと、今のうちに触っておくのはちょっと楽しいですよね✨
気になったアイテムがあれば、ぜひ1本だけ、いつものメイクに足してみてください。
この記事で紹介したアイテム
【注記】
*¹ 「チャイボーグメイク」「純欲メイク」は、2025〜2026年に人気のメイクスタイルを指す呼び名として広まったもので、公式な分類名ではありません。
*² 価格・容量・発売日は2026年8月時点で確認できた情報です。取扱店や時期によって変動することがあります。
*³ 本記事の商品説明は各ブランドの公式情報および公開されている一般情報をもとにしたもので、効果や仕上がりを保証するものではありません。感じ方には個人差があります。

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