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【コスメ成分解析講座】エイジングケア成分のキホンと成分辞典

【コスメ成分解析講座】エイジングケア成分のキホンと成分辞典

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エイジングケア成分ってなに?

エイジングケア成分は、しわやたるみなど、加齢によって出てくるお肌の悩みに働きかける成分です。

エイジングケアの基本は抗酸化

肌にあるコラーゲンやエラスチンなどの繊維は、活性酸素によって働きを失ってしまいます。

繊維の働きがなると肌はハリや弾力を失い、シワやたるみを引き起こします。

この「活性酸素」の働きをブロックすることを『抗酸化』と呼び、それを行う成分を『抗酸化成分』と呼びます。

また、酸化を防止する成分は、化粧品の中で油の酸化を防止して品質を維持する役割も持っています。

シワは化粧品(薬用化粧品)で改善しやすい

シワは、化粧品や薬用化粧品で改善しやすいお肌の悩みです。

まず目や口の周りを中心に出来る初期段階の小さいシワは、乾燥による肌の表面のシワなので、基本的な保湿をしっかりすれば改善することが多いです。

さらに進行したシワ、深いシワの原因は、肌の深い部分のエラスチンやコラーゲンなどの不足が原因なので、専用の有効成分が入った薬用化粧品で対応します。

シワ対策=保湿ではない

ほうれい線、目尻や額にできるシワには「とにかく保湿❗」という意見もありますが、シワに良いのは保湿だけではありません。

確かに、乾燥によるちょっとしたシワはヒアルロン酸やコラーゲンによる保湿で予防・改善できる可能性はありますが、深いシワは保湿だけではどうにもなりません。

ビタミンA誘導体やニールワン、レチノールなどの抗シワ効果のある成分を取り入れることが必要です。

抗シワの有効成分は長期的に使うと効果が出やすい成分なので、しっかり使えばシワが改善する可能性は高いと思います✨

塗った瞬間ピンとなるのはポリマーの作用

エイジングケア系の化粧品(特にオールインワン)は、塗った瞬間に肌がピンっとして、シワやたるみを引き上げてくれるものがあります。

これは主に肌に膜をつくるポリマーという成分の作用によるもので、メイクアップの一種のような感じなので、根本的な解決が出来たわけではありません。

根本的な解決には、紫外線や抗酸化によるたるみを防いだり、しっかり保湿する、抗シワ効果の薬用化粧品を使う、美容医療を使うなどの方法が必要になります。

ただしポリマーの一時的な作用でも「塗ったその日はシワやたるみの少ない綺麗な肌」でいられますし、ポリマーには水分の蒸発を防いだり、肌を外部刺激から守る効果も✨

ポリマーは肌を覆うから危険だという声もありますが、個人的には刺激の強いポリマーでなければ、そんなに問題はないし、得られるメリットも大きい成分だと思います😄

エイジングケア成分辞典

アセチルヘキサペプチド-8

別名アセチルヘキサペプチド-3
製造方法植物由来のアミノ酸を結合して作られます。

抗シワ成分です。「塗るボトックス注射」とも呼ばれています。表情ジワの原因となる物質の分泌を抑える作用、表情筋の緊張を和らげる作用があります。眼睛刺激・皮膚刺激はほとんどありませんが、血行促進作用によってヒリヒリ感じる人もいるようです。

アドニスパレスチナ花エキス

別名 
製造方法 

抗酸化成分です。強力な抗酸化作用を持つビタミンA前駆体のカロチノイド(アスタキサンチン)を含んでいます。赤色の着色料としての役割も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

サーマスサーモフィルス培養物

別名 
製造方法深海にいるサーマス属の微生物の培養液から得られます。

抗酸化成分です。抗酸化だけでなく肌バリア機能を高め、保湿する作用もあります。皮膚刺激は特に指摘されていませんが、情報が少ないので不安もあります。

酢酸トコフェロール

別名酢酸DL-α-トコフェロール
製造方法トコフェロール(ビタミンE)と酢酸のエステルです。

抗酸化成分です。ビタミンE誘導体の一種で、高い抗酸化作用を持ちます。血行を良くして肌荒れを防止する効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

酢酸レチノール

別名 
製造方法ビタミンA(レチノール)に酸を結合して作られます。

抗シワ成分です。コラーゲンやエラスチンの生成促進、皮膚の活性代謝の促進、紫外線防止などの効果があります。美容医療でシワ治療に使われるレチノイン酸を元に作られますが、効果は劣ります。そもそも化粧品に配合できるレチノールにシワに対する効果はほとんどないとの声も。美白コスメに配合されるパルミチン酸レチノールより安定性は劣りますが、肌への浸透性が高いです。人によっては刺激や乾燥を感じることがあるので注意しましょう。

三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニル. メチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na

別名ニールワン
製造方法アミノ酸誘導体から構成されます。

抗シワ成分です。POLAのシワ改善美容液『リンクルショット』に配合されていることでお馴染み。お肌のハリ維持に大切な真皮成分を分解する好中球エラスターゼの働きをブロックすることでシワを改善します。厚生労働省から「シワを改善する」という効果効能の承認を受けています。

白金

別名 
製造方法 

抗酸化成分です。11種類あると言われている活性酸素の全種類を除去できるという、強力な抗酸化力を持っています。また、抗酸化成分は一度作用すると効果がなくなるものも多いですが、白金の抗酸化力は半永久的です。

ツバキ種子エキス

別名 
製造方法 

エイジングケア成分です。肌の線維芽細胞に働きかけてハリ弾力を保ちます。保湿、美白、血流改善、抗糖化作用もあると言われています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

ツバキ花エキス

別名
製造方法

抗酸化成分です。SOD活性、ラジカル除去能があり、肌の酸化を防止してエイジングケアしてくれます。他にも肌に刺激のある他の成分の吸収を阻害してくれる効果があるとも言われています。

ツボクサエキス

別名 
製造方法セリ科のツボクサの葉や茎から水やBGで抽出して得られます。

抗酸化成分です。世界各地で美容に用いられる成分で、抗酸化以外にも保湿、血行促進、ターンオーバー促進、コラーゲン生成促進などの作用があると言われています。肌や唇に塗るとふっくらした作用が得られるとの報告も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

ナイアシンアミド

別名ニコチン酸アミノ
製造方法 

抗シワ成分です。角層の形成をサポートして、肌のバリア機能を改善したり、コラーゲンの生成をサポートします。美白成分や抗炎症成分としての役割も。厚生労働省から「シワを改善する」という効果効能の承認を受けています。眼睛刺激・皮膚刺激はほとんどありませんが、血行促進作用によってヒリヒリ感じる人もいるようです。

ハマナスエキス

別名ハマナス果実エキス
製造方法バラ科のハマナスから抽出されるエキスです。

抗糖化成分です。製品バラの華やかな香りをつけ、角質層に水分を与えてお肌を保湿します。ビタミンCとポリフェノールを豊富に含み、肌の糖化を予防します。抗酸化、色素沈着抑制、抗老化、収れん作用も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

パルミチン酸レチノール

別名ビタミンA油、レチノール誘導体
製造方法ビタミンA(レチノール)にパルミチン酸を結合して作られます。

抗シワ成分です。コラーゲンやエラスチンの生成促進、皮膚の活性代謝の促進、紫外線防止などの効果があります。皮膚疾患やニキビの治療など、医薬品としても使われています。しかし、化粧品に配合できるレチノールにシワに対する効果はほとんどないとの声も。レチノール誘導体の中では刺激が少なく、安定していますが、人によっては刺激を感じることがあります。

ヒトオリゴペプチド-1

別名EGF
製造方法 

エイジングケア成分です。成長因子とも呼ばれ、細胞を再生させる力があると言われています。人の肌にもともと存在するタンパク質の一種で、加齢と共に減っていきます。EGFは表皮細胞成長因子とも呼ばれ、肌のターンオーバーをサポートしてシミやくすみ、肌のこわつきにアプローチします。コストが高いので、配合したコスメは価格が高くなりがちです。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。ただし「肌に塗ったところで本当に効果があるのか」という疑問の声もあります。

ヒトオリゴペプチド-1の配合コスメ

アールイープラセンタ美容液

ヒトオリゴペプチド-2

別名IGF
製造方法 

エイジングケア成分です。成長因子とも呼ばれ、細胞を再生させる力があると言われています。人の肌にもともと存在するタンパク質の一種で、加齢と共に減っていきます。IGFはインスリン様成長因子とも呼ばれ、損傷を受けた細胞の再生を助けたり、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの生成をサポートする効果があると言われています。コストが高いので、配合したコスメは価格が高くなりがちです。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。ただし「肌に塗ったところで本当に効果があるのか」という疑問の声もあります。

ヒトオリゴペプチド-2の配合コスメ

アールイープラセンタ美容液

ヒトオリゴペプチド-13

別名FGF
製造方法 

エイジングケア成分です。成長因子とも呼ばれ、細胞を再生させる力があると言われています。人の肌にもともと存在するタンパク質の一種で、加齢と共に減っていきます。FGFは線維芽細胞成長因子とも呼ばれ、線維芽細胞を増殖させて肌のハリ弾力に必要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポートします。コストが高いので、配合したコスメは価格が高くなりがちです。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。ただし「肌に塗ったところで本当に効果があるのか」という疑問の声もあります。

ヒトオリゴペプチド-13の配合コスメ

アールイープラセンタ美容液

ビルベリー葉エキス

別名 
製造方法ツツジ科のビルベリーの葉から水やBGで抽出されます。

抗酸化成分です。ポリフェノールやアミノ酸を豊富に含み、抗酸化作用に優れています。肌の抗ストレス機能を高めたり、抗老化、保湿作用もあると言われています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。

ビルベリー葉エキスの配合コスメ

HANAオーガニック ムーンナイトミルク

フラーレン

別名 
製造方法60個の炭素から作られ、ボールのような球体の構造です。

抗酸化成分です。活性炭のような吸着作用を持ち、抗酸化力はビタミンCの100倍以上と言われています。

不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液

別名 
製造方法ヒトの歯髄組織から採れた細胞を、増殖して抽出されます。

エイジングケア成分です。肌の再生力を高める・肌本来の力を呼び起こす成分と言われており、幹細胞コスメに配合されています。不死化されているから、細胞を死なせずに同じ状態で増やし続けることが可能です。原料のコストが非常に高いので、配合されているのは基本的に高級美容液です。歯髄由来のものは、タンパク質を多く含み、増殖能力も強く、ヒト由来の幹細胞培養液の中でも特に安全です。医療分野でも使われており、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。ただし「安全性を重視して薄いエキスになっているので、効果は本当にあるのだろうか?」という疑問の声もあります。

不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液の配合コスメ

アールイープラセンタ美容液

メマツヨイグサ種子エキス

別名メマツヨイグサ抽出液
製造方法メマツヨイグサの種子から、水、BGなどで抽出して得られます。

抗酸化成分です。γリノレン酸やポリフェノールなどの成分を多く含みます。昔から外傷や皮膚炎の治療薬として使われてきた成分で抗酸化作用以外にも、抗炎症作用、抗老化作用、メラニン生成の防止などの効果があります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

配合コスメ:レヴィーガモイスチュアセラム(美容液)

ユビキノン

別名コエンザイムQ10、CoQ10
製造方法 

抗酸化成分です。活性酸素の抑制に高い効果を持っています。

レチノイン酸トコフェリル

別名トレチノイントコフェリル、ビタミンA誘導体
製造方法レチノイン酸とトコフェロールをエステル結合して作られます。

抗シワ成分です。コラーゲンやエラスチンの生成促進、皮膚の活性代謝の促進、紫外線防止などの効果があります。皮膚疾患やニキビの治療など、医薬品としても使われています。しかし、化粧品に配合できるレチノールにシワに対する効果はほとんどないとの声も。レチノール誘導体の中では刺激が少なく、安定していますが、人によっては刺激を感じることがあります。

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この記事を書いた人

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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