エタノール
清涼感を出したり、ベタつきを抑えたり、抗菌のために防腐剤として配合されるアルコール成分です。
特有のツンとしたにおいを持っています。
刺激や揮発性があり、肌への乾燥・ダメージの原因になりやすいので要注意。
特に成分表示の前方に記載されている商品は刺激が強い可能性が高いので、避けた方が良いでしょう。
植物エキスを抽出するときの溶媒として使われることもありますが、この場合は成分表示の後ろの方に書かれ、配合量も少ないので、無理に避けるほど危険な成分ではありません。
ミネラルオイル
化粧品で多く用いられる保湿成分(炭化水素)です。肌への浸透性がほとんどなく、表面に膜をつくって、水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守ります。
液体の場合はミネラルオイル、固体の場合はワセリンと呼ばれます。
固体のワセリンは皮膚科で処方される塗り薬にも使用され、液体のミネラルオイルはベビーオイルなどにも配合されます。「鉱物油不使用」のコスメは、ミネラルオイルが入っていないという意味です。昔のミネラルオイルは精製度が低く、肌への刺激が指摘されていましたが、最近は99.9%以上の精製度で統合されており、刺激はほとんどありません。
つまり、クリームなどの保湿アイテムに使われている場合は、特に問題のない成分です。
ただし、クレンジングに『油汚れを浮かせるため』に大量に配合されている場合は要注意❗
ミネラルオイルは大量に肌につけて洗い流す時、強い脱脂力がを発揮します。
「オイルクレンジングは肌が乾燥する」と言われているのは、ミネラルオイルが主な原因なんです。
クレンジングの成分表示の前方にミネラルオイルと書かれていたら、その商品はかなり乾燥しやすいので避けた方が良いでしょう。
香料
化粧品の成分表示では、香り付けのために入れた成分を『香料』とまとめて記載しても良いというルールがあります。
つまり『香料』と書かれているだけでは、中身が何なのか全くわからないのです。
香料は使う楽しみになったり、リラックス効果を生み出したり、原料のにおいを誤魔化せたりと、配合することでメリットはあります。
ただし「スキンケア」という面ではあまり意味はなく、刺激になる可能性も。
「絶対に避けて!」というほど危険な成分ではありませんが、入っているよりは、入っていないコスメのほうが優秀でしょう。
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