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【化粧品成分辞典】油脂

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油脂は、動植物から採れる油です。

化学構造的にはグリセリンと高級脂肪酸で出来ています。

動物性油脂は主に動物の脂肪から、植物性油脂は植物性の種や果実から採れます。

配合目的は大きくわけて3つ。

  • エモリエント
  • クレンジング
  • 石鹸作り

他にもイメージ作り、テクスチャ調整、ツヤ出し、マッサージ、紫外線防御などの目的がありますが今回は省きます。

補足:全成分では「(動植物名)油」「(動植物名)脂」と書いてるよ!

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エモリエント

一番よくある目的です。

油脂は「油」なので、肌の表面に膜を作って

水分の蒸発を防ぐ効果があります。

膜を作るので、外部刺激から肌を守る役割も。

また、他のオイル成分にはあまりない「肌を柔らかくする効果」が期待できます。

薬機法の都合上、公式で書かれていることは少ないけど、抗酸化、紫外線吸収、ターンオーバー促進などの効果が確認されている油脂もあります。

効果はあくまでも研究上の話だけど、油脂は高濃度で配合することも多く、場合によっては何かしらの効果も期待できるかも

クレンジング

クレンジングに高濃度で配合されている場合はこれ。

油でメイクを浮かせて落とすための成分です。

ミネラルオイルやエステル油がベースのクレンジングオイルよりも、肌の潤いを奪いすぎず、乾燥しにくいのが特徴。

さらに油脂なので、洗いながら肌を柔らかくします。

油脂クレンジングは原価が高いので、安いものを頑張って探して1,000円台から。

1ヶ月分で2000〜4000円ぐらいの価格設定のものも多いです。

おすすめの油脂クレンジング

シュウウエムラと同じ、トウモロコシ胚芽油が主成分です。

石鹸作り

洗浄系のコスメに高濃度で入っていて、全成分に水酸化Kや水酸化Naがあればだいたいこれ。

処理された脂肪酸から作られる石鹸より油脂に含まれる保湿成分が残るため、しっとり洗い上がるのがメリットです。

油脂のデメリット

美容効果の高い油脂ですが、合わない人や使っちゃいけないタイミングもあるので、要注意な成分です。

合わない人もいる

油脂は美容成分の高い成分ですが、合う・合わないは結構わかれます。

特に美容オイル、保湿クリーム、クレンジングオイルなどに高濃度で配合されていると、その特性が出やすいです。

肌に合わない油脂を使用すると、肌の皮脂バランスが崩れたり、ニキビが出来やすくなるかも。

植物そのものが合わない場合は刺激や肌荒れの原因になることもあります。

使っていて違和感を感じたら、その種類の油脂は避けたほうが無難!

酸化に注意

油脂を塗ったまま強い陽射しを浴びたり、長時間放置すると酸化して「過酸化脂質」になり、刺激やニオイの原因に。

1%以下のものはほぼ問題ないけれど、高濃度のオイルを使う時は特に注意。

油脂メインのスキンケアは夜の使用がおすすめです。

特に強い日差しを浴びる日の朝は絶対避けるべし!

また、お風呂でしっかり落としきらないと、蓄積して酸化することもあるので、油脂を使用したらしっかり落としましょう。

特にヘアオイルは落ちきらずにニオイの原因となりやすいので要注意です。

食用油脂と化粧品用油脂

オリーブ果実油やコメ油などの一部の油脂は、食用としても使われています。

しかし、食用は旨味や香りを残すため不純物をある程度残しているんです。

不純物は刺激になりやすいため、化粧品用の油脂は、精製して不純物を取り除きます。

食用油を使ったスキンケア方法が出回ることもあるけど、基本的にはやめた方が良いです。

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この記事を書いた人

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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