フラーレンは非常に高い抗酸化力を持ち、保湿・透明感・エイジングケアなどさまざまな肌悩みに対応する成分です。
フラーレン自体は、炭のように黒い粉末状の成分です。
肉眼では見えませんが、60個の炭素がサッカーボールのように繋がっています。
化粧品に使用する場合は、アイテムによって異なる原料を使って配合します。
※マーク付き商品の一覧は各項目でご確認ください。
目次
フラーレンの種類とマーク
フラーレンには6種類の原料が存在します。
種類 | 特徴 | 使用例 |
---|---|---|
ラジカルスポンジN | 水溶性 | 化粧水・美容液など |
リポフラーレンN | 油溶性 | クリーム、オイルなど |
モイストフラーレンN | リポソーム化用 | 浸透力を高めるとき |
ヴェールフラーレンN | 粉末状 | 粉末状のメイク用品 |
サンガードフラーレンN | サンケア用 | 日焼け止めなど |
ヘアシャイニーフラーレンN | ヘアケア用 | ヘアトリートメントなど |
フラーレンを作っているのはビタミンC60バイオリサーチ株式会社。
それぞれの成分が規定濃度以上入っていると、「フラーレンマーク」を製品に表示することが許可されます。
フラーレンコスメを選ぶときは「フラーレンマークがついているか」をまずチェックするのがおすすめです。
ラジカルスポンジN
フラーレンの中でも最も歴史が長く、多くの製品で使用されているフラーレン原料です。
水に溶けやすい性質で、化粧水や美容液などのスキンケア製品で幅広く利用されています。
使われている成分はこの4種類。
フラーレン | 0.03%以下 |
BG | 75% |
水 | 10% |
PVP | 14.97%以上 |
ラジカルスポンジNを規定濃度(1%以上)配合すると「フラーレンマーク」を製品に表示することが許可されます。
フラーレン自体の濃度は0.0003%以下ですが原料メーカーによるとこの濃度でも効果は期待できるようです。