【成分解析】草花木果マスクジェル

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肌の地力をサポートし、毛穴の目立たないハリ肌に整える草花木果ラインのコスメです。

「マスクジェル」という商品名で販売されていますが、化粧水のあとに使う乳液と同じ位置づけ。

草花木果ラインからはクリームも出ていますが、肌質によっては化粧水とマスクジェルの2つでスキンケアを終わらせてOKです。

目次

草花木果マスクジェルの成分解析

ざっくり説明すると「ジメチコン」などのシリコーンを中心に構成されたジェル。

オイリー感が少なく、シリコーンの被膜力があるので、人によって好き嫌いが分かれそうな構成です。

ジメチコンは肌に悪い?

ジメチコンはシリコーンの一種。

シリコーンと聞くと肌に悪いイメージを持つ方も多いですが、シリコーンの良し悪しは諸説あります。

ジメチコンは被膜力が高いので、毛穴を詰まらせる

ジメチコンは安定性が高いので、酸化しやすい油脂よりも肌に悪影響がない

など、さまざまな意見があり、良いとも悪いとも一概には言えない成分です。

個人的な結論としてはジメチコンが肌に良いかは「肌質による」と思います。

「ジメチコンの重い被膜力で肌の状態が悪くなる」って人もいれば「皮脂に近い性質の油分や、酸化しやすい油分よりも肌に合う」って人もいるでしょう。

他の油分にありがちなベタベタ・こってり感はないので、乳液やクリームのオイリー感が苦手って人には、マスクジェルは相性が良いかもしれません。

ただし、膜を張る感じが強くなるので、被膜感の強いコスメが苦手って人には合わないと思います。

DPGが多いのは残念ポイント

ベースとなる保湿成分として配合されているのはDPG。

一般的な保湿成分で、低コストで簡単に配合できるのが特徴ですが、濃度が高いと肌に刺激を感じたり、目に入ったときにしみることがあります。

BGやグリセリンとともに配合されていたり、プチプラコスメに配合されているのならまだわかるんですが、3,300円のコスメがDPGベースなのは残念。

グリセリンが高濃度だと毛穴が目立ちやすくなることがあるので、BGベースにしてほしかったな。

エタノールが高濃度で配合

全成分の4番目にエタノール(アルコール)が記載されているので、濃度はやや高いかも。

エタノールは使用感を良くする、毛穴を引き締める、製品に防腐効果を出すなどのメリットがある成分。

一方で肌に合わないと刺激を感じたり、乾燥しやすくなるというデメリットがあります。

脂性肌の人や毛穴ケアしたい人には悪くない成分ですが、乾燥肌・敏感肌の人は要注意です。

3種のピーリング成分が配合

[スブチリシン][プロテアーゼ][パパイン]はピーリング効果のある酵素です。

タンパク質(古い角質・角栓)を分解して除去します。

洗顔料では落としにくい汚れも分解してくれるので、肌のごわつきや毛穴が気になる人には効果的な成分です。

数回の使用でも効果を実感しやすいのですが、肌に塗り置くには、やや刺激の強い成分。

特に敏感肌の人だと、すぐに刺激や赤みが出ることも。使っていて違和感を感じたら、すぐに水で洗い流しましょう。

美容成分をまとめてチェック

まずは植物エキスです。どの程度濃度が入っているかはわかりませんが、ラインナップはなかなか良さげ。

  • ユズ果実エキス・・・セラミドに近い植物エキス
  • コメ胚芽油・・・肌をやわらげ、膜を作って守る油脂
  • ソメイヨシノ葉エキス・・・肌荒れを防ぐ植物エキス
  • モウソウチクたけのこ皮エキス・・・ハリ弾力を助ける植物エキス
  • ユズ種子油・・・肌をやわらげ、膜を作って守る油脂

植物エキス以外の成分にも、ヒアルロン酸の2倍の保湿性と高い吸着性を持つポリクオタニウム-61(リピジュア)が配合されています。

あとは一般的な保湿成分。どちらかというと、植物エキスに重きを置いた構成です。

5つの無添加だけど低刺激ではない

公式によると「パラベン不使用」「合成香料不使用」「紫外線吸収剤不使用」「タール系色素不使用」「鉱物油不使用」の5つの無添加処方です。

しかしDPG、エタノール、酵素などの刺激になりやすい成分が入っているので、敏感肌向け・低刺激とは言えない構成です。

草花木果の成分は危険というよりは、毛穴ケア成分をしっかり配合したコスメって、どうしても刺激になりやすい傾向があるんです。

また、合成香料不使用ですが、ゆずベースの精油が香料として入っているので、香りのするコスメが苦手って人にも不向きです。

成分解析のまとめ

  • ジメチコンベースでオイリー感は少なく、被膜力が強い
  • ピーリング成分は効果は高いが刺激になりやすいので注意
  • 美容成分はお肌を整える植物エキスが中心
  • 5つの無添加だけど、DPG、エタノール、酵素などが多く入っているので敏感肌向けではない

全成分の詳細

ベース
ジメチコン被膜形成
DPGベース(保湿)
エタノールベース
ペンチレングリコール保湿
グリセリンベース(保湿)
ベタイン保湿
ユズ果実エキス保湿
コメ胚芽油エモリエント
ソメイヨシノ葉エキス整肌
モウソウチクたけのこ皮エキスハリ弾力
ユズ種子油エモリエント
温泉水ベース
スブチリシンピーリング
プロテアーゼピーリング
パパインピーリング
ポリクオタニウム-61保湿
シクロデキストリン調整
PPG-9ジグリセリル気泡・保湿
ジグリセリン保湿
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー乳化・増粘
フェノキシエタノール防腐
ジメチコンクロスポリマー調整
ジメチコノール被膜形成
カルボマー増粘・乳化安定
水酸化Na調整
アミノプロピルジメチコン被膜形成
エチルヘキシルグリセリン保湿
キサンタンガム増粘
ペンテト酸5Naキレート
1,2-ヘキサンジオール保湿
カプリリルグリコール保湿
アルギン酸Na増粘
BGベース(保湿)
リン酸2Naph調整
リン酸Kph調整
トコフェロール酸化防止剤
香料香料
ベースほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。
水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。
ジメチコン被膜形成肌や髪に皮膜を作り、水分の蒸発を防いだり、表面をキレイに見せたり、外部刺激から守る、直鎖状シリコーンです。
同じジメチコンでも原料によって差はありますが、シリコーンの中でも皮膜力が高く、重いテクスチャを持ちます。
嫌われがちな成分ですが、シリコーン自体に刺激などのリスクはほぼありません。
高濃度で日焼け止めやファンデーションに配合されていると落としにくく、毛穴の詰まりの原因になることがあります。
ヘアケア商品で高濃度の場合は、ぺたんと重い髪になりやすいので注意しましょう。
DPGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
さっぱり系の使用感で、低コストで配合できるのが特徴です。
眼睛刺激やわずかな皮膚刺激の可能性があり、無理に避けるほどではありませんが、濃度が高いものは注意しましょう。
エタノールベース化粧品で「アルコール」と呼ばれている、揮発性の高い成分です。
使用感の向上、清涼感の演出、抗菌などの効果があります。
高濃度で配合されていると、ツンとしたにおいがあり、刺激や乾燥の原因になることも。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
ペンチレングリコール保湿化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
さっぱりした使用感で、抗菌効果もあります。
高濃度で配合されている場合は、肌に刺激になる可能性の高いので、肌の弱い方は避けたほうが無難です。
1%以下の濃度なら特に気にしなくても大丈夫でしょう。
グリセリンベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。
高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。
ベタイン保湿糖蜜から得られるアミノ酸誘導体で、化粧品でよく使われる一般的な保湿成分です。
帯電防止効果もありますが、刺激のリスクはほぼありません。
ユズ果実エキス保湿ユズセラミドと呼ばれる保湿成分です。植物由来のセラミドの中で、ヒト型セラミドに近い成分を持っています。
漢方や入浴剤などで古くから使用されてきた成分で、保湿、肌バリア改善、毛髪保護、血行促進、角質ケアなどの効果があると言われています。
コメ胚芽油エモリエント米の胚芽から採れる油脂です。
皮脂に似た性質を持ち、肌に膜を作り、バリア機能を補ったり水分の蒸発を防ぎます。
オイルの中では軽めの使用感。軽い紫外線吸収作用もあります。
主成分はオレイン酸とリノール酸。抗酸化作用のあるビタミンEを多く含むので酸化安定性が高いです。
人間の身体に必要なリン、亜鉛、ナイアシン、アミノ酸、糖類、脂質成分なども多く含まれています。
紫外線吸収作用があると言われるγ-オリザノールも含まれています。
ソメイヨシノ葉エキス整肌日本では昔から民間薬として、肌荒れやかゆみなどの肌の炎症に使われてきました。
保湿や美白作用もあると言われています。
モウソウチクたけのこ皮エキスハリ弾力タケノコの皮から採れる植物エキスです。
アミノ酸を豊富に含み、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの合成を促進する効果があります。
育毛や抗菌、抗酸化、消臭作用もあると言われています。
ユズ種子油エモリエント柚子の種子から採れる油脂。
肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。
成分の約38%はオレイン酸、約35%はリノール酸、約20%はパルミチン酸で構成されています。
抗酸化作用や抗菌作用が高く、トラブル肌にもおすすめです。
温泉水ベース化粧品のベースとなる水の代わりに配合される成分です。
産地により性質は異なりますが、普通の水よりも保湿性や整肌作用が期待できます。
一方で通常の水よりも刺激のリスクもあるので、一概には良いとは言えない成分です。
スブチリシンピーリング微生物由来の酵素です。
タンパク質(古い角質・角栓)を分解して除去する作用があります。
洗い流す洗顔料に入っている分には特に避けるほどではありませんが、肌に塗り置くものに入っている場合は刺激になりやすいです。
プロテアーゼピーリング酵素です。
タンパク質(古い角質・角栓)を分解して除去する作用があります。
洗い流す洗顔料に入っている分には特に避けるほどではありませんが、肌に塗り置くものに入っている場合は刺激になりやすいです。
パパインピーリング酵素の一種で、タンパク質(古い角質・角栓)を分解して除去する作用があります。
アミノ酸、ビタミンC、ポリフェノールなどの美肌成分も含まれています。まれアレルギーを起こす人もいるので要注意です。
ピーリング効果は高いですが、少し刺激になりやすい成分です。
洗い流す洗顔料に入っている分には特に避けるほどではありませんが、肌に塗り置くものに入っている場合はリスクが高いです。
ポリクオタニウム-61保湿リピジュアとも呼ばれ、ヒアルロン酸の2倍の保湿性を持つと言われる保湿成分です。
お肌のバリア機能サポート、帯電防止、製品の刺激を緩和する作用を持っています。
洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。
コンタクトレンズケア用品などにも使用されている、安全性の高い成分です。
シクロデキストリン調整成分を溶かし込んで安定化させるために配合されます。
有効成分や香りの効果を持続させる作用も。
包み込むことで他の成分の刺激を下げる効果もあります。
PPG-9ジグリセリル気泡・保湿非イオン(ノニオン)界面活性剤です。
主に製品の泡立ちを良くするために配合されます。
水分の蒸発を防いだり、皮膚を柔らかくする保湿効果も。
界面活性剤の中では珍しく、保湿目的で配合されることもあります。
ジグリセリン保湿2個のグリセリンを結合して作られる成分です。
低刺激でグリセリンに近い性質を持ちますが、テクスチャはグリセリンより少しさらっとしています。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー乳化・増粘製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化し、粘度を上げてゲル化させる役割で配合されます。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
肌への刺激はほとんどないと言われていますが、わずかな眼睛刺激は指摘されています。
フェノキシエタノール防腐防腐剤です。エタノール(アルコール)とは異なる成分です。
抗菌作用が高く、製品中での微生物の繁殖を防ぎます。
高濃度では刺激になる可能性もありますが、化粧品では1%以下でしか配合できず、刺激はほぼありません。
ジメチコンクロスポリマー調整シリコーン系の成分で、肌の凹凸をぼかしたり、製品をなめかなテクスチャに整えます。
パウダーを肌に密着させたり、化粧崩れを防止する目的でも配合されます。
ジメチコノール被膜形成調整剤(シリコーン)です。髪や肌に膜を作り、水分の蒸発を防いだり、表面をキレイに見せたり、外部刺激から守る役割があります。
通常のシリコーンよりも肌や髪に馴染みやすく、しっとり仕上がります。
人によっては肌に残って刺激を感じることもありますが、無理して避けるほどではないレベル。
トリートメントやコンディショナーなど髪に使う場合は刺激はなく、髪の状態を良くしてくれる優秀な成分です。
カルボマー増粘・乳化安定よく使われる合成ポリマーで、製品にとろみをつける・ジェル化させる目的で配合されています。
じ名前でも増粘効果が異なるものが多数存在します。
アルカリ性の成分と反応するので、水酸化Kや水酸化Naと共に配合されます。
製品の乳化や油分・粉を分散させる役割もあります。
天然ガム類(多糖類)よりも増粘効果・均一性・温度変化に対する安定性が優れているのが特徴。
肌に乗せると塩分や脂肪酸の影響で水のようにさらっとした性質に変化します。
皮膜を作って水分の蒸発を防いだり、肌をバリアする機能も。
合成ポリマーと聞くとあまり印象は良くないですが、肌への負担や刺激はなく、安全な成分です。
水酸化Na洗浄or調整強いアルカリの性質を持ち、高級脂肪酸や油脂と混ざることで石けん素地(陰イオン界面活性剤)になります。
水酸化Kで作ったカリ石けん素地に比べて、水に溶けにくいので、主に固形タイプの化粧品に使われます。
単独では強い刺激のある成分ですが、化粧品では中和されているため刺激はほぼありません。
製品の増粘やph調整のために配合されることもあります。
アミノプロピルジメチコン被膜形成アミノ変性シリコーンです。
髪や肌に膜を作り、水分の蒸発を防いだり、表面をキレイに見せたり、外部刺激から守る役割があります。
一般的な高分子のシリコーンより吸着力が高く、洗い流しても落ちにくい性質を持ちます。
毛髪(ケラチンタンパク質)との相性が良く、ヘアケア製品に使用すると髪を整える効果が高いです。
エチルヘキシルグリセリン保湿グリセリンに近い性質を持つ保湿成分です。
消臭・抗菌の作用もあるので防腐剤のような役割も持ちます。
高濃度だと刺激になるリスクもありますが、化粧品に普通に配合されている分には特に問題ありません。
キサンタンガム増粘化粧品の粘度を上げて、とろみをつける役割で配合されます。
ペンテト酸5Naキレート製品の金属イオンを封鎖して品質を維持します。
キレート剤と聞くと悪い印象を持つ方もいますが、刺激はほぼありません。
品質の維持に意味のある成分ですし、避ける必要はないでしょう。
1,2-ヘキサンジオール保湿化粧品のベースとして使われるさっぱり系の保湿成分です。
保湿作用以外にも抗菌・防腐作用を持っています。
防腐効果も持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
カプリリルグリコール保湿保湿成分ですが高い抗菌性を持っており、防腐剤代わりとしても使われています。
防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
アルギン酸Na増粘水に溶けると粘り気を出す性質を持ち、増粘剤として使用されています。
乳化を補助する効果もあります。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
リン酸2Naph調整pH調整剤(アルカリ性)です。
主に製品のpHを調整する目的で配合されます。
抗酸化作用、コラーゲンの合成を助けて水分の保持力をサポートする効果もあります。
リン酸Kph調整製品を酸性にするph調整剤です。
製品のphを安定化させる役割もあります。
トコフェロール酸化防止剤製品の酸化を防ぎます。
ビタミンEなので、肌への抗酸化作用も期待できます。
防腐剤の一種ですが、刺激はほとんどありません。
香料香料製品に良い香りをつけたり、原料臭をごまかすために配合されます。
香料といっても種類はたくさんあり、種類によっては刺激性・アレルギー性が気になります。
特に美容効果があるわけではないので、香りを楽しむ目的がなければ避けたい成分です。
草花木果マスクジェルの特徴
  • 天然由来の角質クリア成分で、キメをととのえ毛穴の目立たないつるつるの透明感ある肌に導く
  • 3つの異なる天然由来酵素「トリプル発酵素※3」がより多様な角質にはたらきかけ、つるつるの肌へ。
  • 美容液として、洗い流し不要の塗るマスクとしての2通りの使い方

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この記事を書いた人

ありすのアバター ありす コスメコンシェルジュエージェンシー

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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