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無印良品の敏感肌向けシリーズを成分解析してみました

無印良品の敏感肌シリーズを成分解析してみました

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[say name=”ありす” img=”http://beauty-trendblog.com/wp-content/uploads/2017/07/%E5%86%99%E7%9C%9F-2017-07-26-13-41-41-280×300.jpg”]こんにちは❗化粧品検定1級の美容ブロガーのありすです。

今回は無印良品の敏感肌向けシリーズを成分解析してみました。

化粧水と乳液に関しては『高保湿』『しっとり』『さっぱり』の3タイプが出ているので、まずは『しっとり』の解説をして、残りの2タイプはしっとりと比較した解析結果です。

全体的な結果としては、プチプラスキンケアにしてはかなり優秀な成分配合です💕

商品数が多いので『敏感肌用薬用美白シリーズ』は別記事で解析します✨

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目次

化粧水・敏感肌用・しっとりタイプ

定価 580円(200ml)

水、グリセリンDPG、PEG-32、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、PCA-Na、クエン酸、クエン酸Na、アラントイン、BG、フェノキシエタノール

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 3.5]成分評価[/value][/rate]

グリセリンやグリコシルトレハロースなどの化粧品で良く使われる保湿成分を多種類配合しています。

ヒアルロン酸の2倍の保湿性を持つ『ポリクオタニウム-51(リピジュア)』も嬉しい成分ですね✨

保湿力はかなりありそうな印象です👍

残念な点が、DPGを多く配合していること。

DPGはコストが安いのでプチプラ化粧品に良く配合されるのですが、眼精刺激や軽い皮膚刺激が指摘されています。

価格が安いのである程度は仕方ないのかもしれませんが、敏感肌向けと名乗るのにDPGがたっぷり入っているのは微妙ですね😥

メジャーではない美容成分としては『グレープフルーツ種子エキス』『スベリヒユエキス』が入っています。

どちらも保湿+αの効果がある植物成分。精油ではなくエキスなので強い刺激はなさそうですが、植物成分なので肌に合わない人もいるかもしれません💦

美容効果がほとんどなく、肌の刺激リスクになる香料・着色料や、刺激になりやすいアルコールなどは入らず、添加物は最小限に作られている印象です。

DPGなど気になる部分は少しありますが『400mlの大容量が1000円以下で買えるプチプラ化粧水としては優秀』だと思います。

[open title=’クリックで詳しい解析結果を見る’]

ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
DPG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。他の成分を製品内で上手に溶かす働きも。低コストで配合できるので、プチプラコスメを中心によく使われています。眼睛刺激やわずかな皮膚刺激が指摘されています。絶対に避けるほど危険性はありませんが、多量に配合されているものは目に入ると痛いです。敏感肌の方、お子さんへの使用、目の付近への使用は特に注意しましょう。
PEG-32 保湿 化粧品の場合はPEG-●(数字4~400)、医薬品の場合はポリエチレングリコール●(数字200~20000)と表記される保湿剤です。鎖のように繋がった分子で、数字が大きくなるほど鎖が長くなり、使用感は固くなります。12(医薬品では600)以下は液体、20(医薬品では1000)以上は固体です。保湿以外にも増粘や乳化補助の作用があります。液体(化粧品では12以下)は保湿効果が高いですが、低分子なので皮膚刺激の可能性・報告があるため要注意です。
グリコシルトレハロース 保湿 保湿成分です。保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
PCA-Na 保湿 人の肌に存在する保湿成分・NMF(天然保湿因子)の約12%を占めるPCAのナトリウム塩で、角質層にうるおいを与える重要な役割を持ちます。洗浄料とともに配合すると、洗ったあとのお肌のつっぱり感の防止になります。ヘアケア成分には髪のきしみの防止目的で配合されます。肌にもともと存在する成分で、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
クエン酸 pH調整剤(酸性) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。
クエン酸Na pH調整剤(アルカリ) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。
アラントイン 抗炎症 角質細胞増殖の作用を持ち、肌荒れ、あかぎれ、ニキビの赤みなどの炎症を抑えます。アレルゲンからの影響を予防するこうアレルギー作用、化粧品に含まれる他の成分の刺激を緩和する抗刺激作用も持っています。医薬部外品の有効成分として承認されています。配合上限内であれば皮膚刺激は少なく、肌荒れを治すには良い成分ですが、常用すると肌が弱まる可能性もあるので注意しましょう。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。

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化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ

定価 690円(200ml)

水、DPGグリセリン、PEG-32、ジグリセリン、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、ヒアルロン酸Na、アラントイン、グレープフルーツ種子エキス、ポリクオタニウム-51、スベリヒユエキス、BG、フェノキシエタノール、PCA-Na、クエン酸Na、クエン酸

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 3.5]成分評価[/value][/rate]

しっとりタイプにない成分としては『ジグリセリン』『ヒアルロン酸Na』のふたつです。

どちらも多くの化粧品で配合されるメジャーな保湿成分ですね。

他の成分も記載順に違いがあるので、配合量は少し変わってくるのかもしれません。

高保湿タイプなのにしっとりタイプよりグリセリンが後に来ていますが、ジグリセリンが入っているので結果的には配合量は多いかも。

基本の解析結果はしっとりタイプと同じで、保湿成分がしっかり入っていて、余計なものが少ないのは◎

メインにDPGが入っているのが気になるポイントです。植物成分は敏感肌にはメリットもデメリットといった感じですね。

高保湿タイプはしっとりタイプに比べて、通常サイズ(200ml)でも100円以上お値段が変わります。

その割にプラスされている成分は、よくある保湿成分が2つのみ。保湿力は多少上がるかもしれませんが、誤差レベルな気もします。

しっとりタイプで満足しているのであれば、わざわざ高保湿を買う必要はないかなとも思いました。

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ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
DPG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。他の成分を製品内で上手に溶かす働きも。低コストで配合できるので、プチプラコスメを中心によく使われています。眼睛刺激やわずかな皮膚刺激が指摘されています。絶対に避けるほど危険性はありませんが、多量に配合されているものは目に入ると痛いです。敏感肌の方、お子さんへの使用、目の付近への使用は特に注意しましょう。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
PEG-32 保湿 化粧品の場合はPEG-●(数字4~400)、医薬品の場合はポリエチレングリコール●(数字200~20000)と表記される保湿剤です。鎖のように繋がった分子で、数字が大きくなるほど鎖が長くなり、使用感は固くなります。12(医薬品では600)以下は液体、20(医薬品では1000)以上は固体です。保湿以外にも増粘や乳化補助の作用があります。液体(化粧品では12以下)は保湿効果が高いですが、低分子なので皮膚刺激の可能性・報告があるため要注意です。
ジグリセリン 保湿 グリセリンと同じ程度の保湿力を持ちますが、質感はグリセリンよりさらっとしています。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
グリコシルトレハロース 保湿 保湿成分です。保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ヒアルロン酸Na 保湿 化粧品で多く用いられる保湿・保水成分です。保水性や浸透性に優れており、お肌に潤いを与え、なめらかに整えます。人の体の中に存在する成分で、細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしています。ヒアルロン酸Naの粉末1gで2~6Lの水分保持力があると言われています。とろみが強く、化粧水なら0.01%の配合量でもテクスチャが変わり、1%を超えるとゲル状になります。分子量が大きくなるほど粘度が高くなりますが、成分表示を見ても分子量は確認できません。グリセリンと組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
アラントイン 抗炎症 角質細胞増殖の作用を持ち、肌荒れ、あかぎれ、ニキビの赤みなどの炎症を抑えます。アレルゲンからの影響を予防するこうアレルギー作用、化粧品に含まれる他の成分の刺激を緩和する抗刺激作用も持っています。医薬部外品の有効成分として承認されています。配合上限内であれば皮膚刺激は少なく、肌荒れを治すには良い成分ですが、常用すると肌が弱まる可能性もあるので注意しましょう。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。
PCA-Na 保湿 人の肌に存在する保湿成分・NMF(天然保湿因子)の約12%を占めるPCAのナトリウム塩で、角質層にうるおいを与える重要な役割を持ちます。洗浄料とともに配合すると、洗ったあとのお肌のつっぱり感の防止になります。ヘアケア成分には髪のきしみの防止目的で配合されます。肌にもともと存在する成分で、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
クエン酸Na pH調整剤(アルカリ) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。
クエン酸 pH調整剤(酸性) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。

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化粧水・敏感肌用・さっぱりタイプ

定価 580円(200ml)

水、DPGグリセリン、PEG-32、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、PCA-Na、クエン酸、クエン酸Na、アラントイン、BG、フェノキシエタノール

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 3]成分評価[/value][/rate]

基本の解析結果はしっとりタイプと同じで、保湿成分がしっかり入っていて、余計なものが少ないのは◎

メインにDPGが入っているのが気になるポイントです。植物成分は敏感肌にはメリットもデメリットといった感じですね。

しっとりタイプと入っている成分は全く同じで、大きな違いはグリセリンとDPGの配合バランス。

DPGの方がさっぱりしたテクスチャなので、商品名通りさっぱりした使用感にはなりますが、眼精刺激やわずかな皮膚刺激が指摘されている成分。

価格も同じですし「どうしてもさっぱりじゃないと使用感が嫌だ!」というわけじゃなければ、しっとりタイプを選んだほうが良い気がします。

[open title=’クリックで詳しい解析結果を見る’]

ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
DPG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。他の成分を製品内で上手に溶かす働きも。低コストで配合できるので、プチプラコスメを中心によく使われています。眼睛刺激やわずかな皮膚刺激が指摘されています。絶対に避けるほど危険性はありませんが、多量に配合されているものは目に入ると痛いです。敏感肌の方、お子さんへの使用、目の付近への使用は特に注意しましょう。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
PEG-32 保湿 化粧品の場合はPEG-●(数字4~400)、医薬品の場合はポリエチレングリコール●(数字200~20000)と表記される保湿剤です。鎖のように繋がった分子で、数字が大きくなるほど鎖が長くなり、使用感は固くなります。12(医薬品では600)以下は液体、20(医薬品では1000)以上は固体です。保湿以外にも増粘や乳化補助の作用があります。液体(化粧品では12以下)は保湿効果が高いですが、低分子なので皮膚刺激の可能性・報告があるため要注意です。
グリコシルトレハロース 保湿 保湿成分です。保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
PCA-Na 保湿 人の肌に存在する保湿成分・NMF(天然保湿因子)の約12%を占めるPCAのナトリウム塩で、角質層にうるおいを与える重要な役割を持ちます。洗浄料とともに配合すると、洗ったあとのお肌のつっぱり感の防止になります。ヘアケア成分には髪のきしみの防止目的で配合されます。肌にもともと存在する成分で、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
クエン酸 pH調整剤(酸性) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です
クエン酸Na pH調整剤(アルカリ) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です
アラントイン 抗炎症 角質細胞増殖の作用を持ち、肌荒れ、あかぎれ、ニキビの赤みなどの炎症を抑えます。アレルゲンからの影響を予防するこうアレルギー作用、化粧品に含まれる他の成分の刺激を緩和する抗刺激作用も持っています。医薬部外品の有効成分として承認されています。配合上限内であれば皮膚刺激は少なく、肌荒れを治すには良い成分ですが、常用すると肌が弱まる可能性もあるので注意しましょう。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。

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乳液・敏感肌用・しっとりタイプ

定価 580円(200ml)

水、DPGグリセリン、パルミチン酸エチルヘキシル、PEG-32、スクワラン、ペンチレングリコール、PEG-40水添ヒマシ油、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、スベリヒユエキス、オリーブ果実油ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、アルギニン、アラントイン、キサンタンガム、カルボマー、BG、クエン酸Na、フェノキシエタノール

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 3.5]成分評価[/value][/rate]

基本的な解析結果はしっとりタイプの化粧水と同じです。

基本的にはしっとりタイプの化粧水がベースで、PCA-Naとクエン酸以外はすべて入っています。

乳液だけに配合されている成分はこの7つ。

  • パルミチン酸エチルヘキシル・・・安全性の高い油性の保湿成分
  • スクワラン・・・安全性の高い油性の保湿成分
  • ペンチレングリコール・・・防腐効果を持つ水溶性の保湿成分
  • PEG-40水添ヒマシ油・・・非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤。乳化剤の中で特に低刺激。
  • オリーブ果実油・・・肌を柔らかくする保湿成分(油脂)。ニキビとは相性✕
  • アルギニン・・・アミノ酸系の保湿成分
  • キサンタンガム・・・増粘・乳化安定に使われる安全な天然由来ポリマー
  • カルボマー・・・増粘・乳化安定に使われる安全な合成ポリマー

大きくわけて『保湿力をアップさせる保湿成分』『水分の蒸発を防ぐ油性の保湿成分』『乳化&増粘剤』の3種類です。

乳液は油性の成分を混ぜるためにどうしても界面活性剤などが必要になってくるのですが、この乳液は非イオン(ノニオン)界面活性剤の中で特に刺激の低いPEG-40水添ヒマシ油を選択しています。

ペンチレングリコールは防腐効果を持つため、高濃度で配合すると刺激になりやすいですが、この位置なら気にする程度ではなさそう。

 

全体的な解析結果としては、肌に優しくちゃんと保湿できる悪くない成分配合です。

乳液で追加されたオリーブ果実油や、シリーズ共通して配合されているグリセリンはニキビや脂性肌と相性の悪い成分なので、該当する方はご注意ください。

[open title=’クリックで詳しい解析結果を見る’]

ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
DPG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。他の成分を製品内で上手に溶かす働きも。低コストで配合できるので、プチプラコスメを中心によく使われています。眼睛刺激やわずかな皮膚刺激が指摘されています。絶対に避けるほど危険性はありませんが、多量に配合されているものは目に入ると痛いです。敏感肌の方、お子さんへの使用、目の付近への使用は特に注意しましょう。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
パルミチン酸エチルヘキシル 保湿 高級アルコール類が原料となったエステル油。肌のバリア・水分の保持をサポートします。油ですがべたつきが少なく、さっぱりした使用感です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
PEG-32 保湿 化粧品の場合はPEG-●(数字4~400)、医薬品の場合はポリエチレングリコール●(数字200~20000)と表記される保湿剤です。鎖のように繋がった分子で、数字が大きくなるほど鎖が長くなり、使用感は固くなります。12(医薬品では600)以下は液体、20(医薬品では1000)以上は固体です。保湿以外にも増粘や乳化補助の作用があります。液体(化粧品では12以下)は保湿効果が高いですが、低分子なので皮膚刺激の可能性・報告があるため要注意です。
スクワラン 保湿 肌の保湿や柔軟作用を持っています。人間の皮脂中に5%含まれており、お肌に馴染みやすい成分。こってり感はありますが、べたつきにくいので感触改良のためにも配合されます。100%のオイルをそのままスキンケアに使うことも可能です。安定性が高く、酸化や熱による劣化が少ないのも特徴。医薬品の軟膏などにも使用されています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ペンチレングリコール 保湿 保湿剤の中ではさらっとした使用感を持っています。抗菌性があるので、防腐剤の量を減らす目的でも使用されます。防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
PEG-40水添ヒマシ油 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤 PEGエステル系で、製品中の水分と油分を乳化させ、成分を安定させる役割を持ちます。PEG-の後の数字が大きいほど水に馴染みやすく、小さいほど油に馴染みやすくなります。数字は5~100まであり「40・50・60」のものが多いです。10以下はW/O型(水で流れにくい性質)、20以上はO/W型(水で流れやすい性質)の乳化をするのに適しています。界面活性剤の中でも特に低刺激で、目薬などに使われることも。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
グリコシルトレハロース 保湿 保湿成分です。保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
オリーブ果実油 保湿 肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。ミネラルオイルなどの炭化水素にはない、水分を抱え込む力があるので、保水効果も持っています。成分の約75%はオレイン酸。比較的酸化しにくく、肌なじみが良いのが特徴です。皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。また、アクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方は注意。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
アルギニン 保湿 人の体内に存在するアミノ酸の一種で天然保湿因子(NMF)にも含まれます。単体での保湿効果は高くありませんが、他の成分と一緒に、天然保湿因子(NMF)に近い成分を作り上げる効果があります。他にも肌バリア改善、毛髪修復、ph調整などの役割を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
アラントイン 抗炎症 角質細胞増殖の作用を持ち、肌荒れ、あかぎれ、ニキビの赤みなどの炎症を抑えます。アレルゲンからの影響を予防するこうアレルギー作用、化粧品に含まれる他の成分の刺激を緩和する抗刺激作用も持っています。医薬部外品の有効成分として承認されています。配合上限内であれば皮膚刺激は少なく、肌荒れを治すには良い成分ですが、常用すると肌が弱まる可能性もあるので注意しましょう。
キサンタンガム 増粘・乳化安定 よく使われる天然由来ポリマー(多糖類)で、製品のとろみをつける目的で配合されます。乳化の安定性を作ったり、皮膚に膜を作る働きもあります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
カルボマー 増粘・乳化安定 よく使われる合成ポリマーで、製品にとろみをつける・ジェル化させる目的で配合されています。同じ名前でも増粘効果が異なるものが多数存在します。アルカリ性の成分と反応するので、水酸化Kや水酸化Naと共に配合されます。製品の乳化や油分・粉を分散させる役割もあります。天然ガム類(多糖類)よりも増粘効果・均一性・温度変化に対する安定性が優れているのが特徴。肌に乗せると塩分や脂肪酸の影響で水のようにさらっとした性質に変化します。皮膜を作って水分の蒸発を防いだり、肌をバリアする機能も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
クエン酸Na pH調整剤(アルカリ) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。

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乳液・敏感肌用・高保湿タイプ

定価 780円(200ml)

水、オリーブ果実油DPGグリセリン、PEG-32、パルミチン酸エチルヘキシル、ペンチレングリコール、グリコシルトレハロース、ステアリン酸グリセリル、ホホバ種子油、加水分解水添デンプン、ステアリン酸PEG-75、ベヘニルアルコール、ポリソルベート80、アラントイン、ポリクオタニウム-51、スベリヒユエキス、グレープフルーツ種子エキス、カルボマー、アルギニン、BG、キサンタンガム、トコフェロール、クエン酸Na、フェノキシエタノール

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 3.5]成分評価[/value][/rate]

しっとりタイプの乳液と比較して、『オリーブ果実油』の配合割合がかなり高くなっています。

オリーブ果実油は保湿力が高くて肌を柔らかくする一方、べたつく可能性も高い成分なので要注意。

あとは肌の表面に膜を作って水分の蒸発を防ぐ効果の高い『ホホバ種子油』も入っています。

 

しっとりタイプでは乳化剤としてPEG-40水添ヒマシ油を使っていましたが、高保湿タイプは『ステアリン酸グリセリル』『ステアリン酸PEG-75』『ベヘニルアルコール』『ポリソルベート80』を使っています。

油性の成分が多くなっている分なのか、界面活性剤の量はしっとりタイプより多そうですね。

しかしどれも刺激はほとんどない成分なので、特に気にする必要はないでしょう。

 

しっとりタイプに比べて保湿力は高くなっていますがお値段が高くなっています。

「保湿力が高い=肌に良い」とも限らないので、お肌の状態を見つつどちらが合うのか確かめましょう。

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ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
オリーブ果実油 保湿 肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。ミネラルオイルなどの炭化水素にはない、水分を抱え込む力があるので、保水効果も持っています。成分の約75%はオレイン酸。比較的酸化しにくく、肌なじみが良いのが特徴です。皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。また、アクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方は注意。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
DPG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。他の成分を製品内で上手に溶かす働きも。低コストで配合できるので、プチプラコスメを中心によく使われています。眼睛刺激やわずかな皮膚刺激が指摘されています。絶対に避けるほど危険性はありませんが、多量に配合されているものは目に入ると痛いです。敏感肌の方、お子さんへの使用、目の付近への使用は特に注意しましょう。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
PEG-32 保湿 化粧品の場合はPEG-●(数字4~400)、医薬品の場合はポリエチレングリコール●(数字200~20000)と表記される保湿剤です。鎖のように繋がった分子で、数字が大きくなるほど鎖が長くなり、使用感は固くなります。12(医薬品では600)以下は液体、20(医薬品では1000)以上は固体です。保湿以外にも増粘や乳化補助の作用があります。液体(化粧品では12以下)は保湿効果が高いですが、低分子なので皮膚刺激の可能性・報告があるため要注意です。
パルミチン酸エチルヘキシル 保湿 高級アルコール類が原料となったエステル油。肌のバリア・水分の保持をサポートします。油ですがべたつきが少なく、さっぱりした使用感です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ペンチレングリコール 保湿 保湿剤の中ではさらっとした使用感を持っています。抗菌性があるので、防腐剤の量を減らす目的でも使用されます。防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
グリコシルトレハロース 保湿 保湿成分です。保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ステアリン酸グリセリル 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤 グリセリンエステル系で、非常に多くの化粧品に使われています。乳化・分散作用が高く、酸化されにくい構造を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ホホバ種子油 保湿 ホホバは昔から肌の保湿や傷の治療に使われてきました。肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。肌なじみがよく、さっぱりした使用感が特徴。気温が約7℃以下になると固形に変化しますが、品質上の影響はありません。アクネ菌のエサにならないので、ニキビケア商品の保湿成分としても使われます。他の植物性オイルと比べて酸化・劣化しにくいのも特徴です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ステアリン酸PEG-75 増粘・乳化 シャンプーや化粧品の増粘剤として粘度を調整します。スキンケア用品などの乳化剤としても使用されます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ベヘニルアルコール 増粘・乳化安定 ナタネ油由来の高級アルコールで、製品の乳化を安定させる目的で配合されます。増粘剤として製品の粘度を調整する役割も持ちます。融点が高いので、製品の温度耐性を高める効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ポリソルベート80 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤 ソルビタンエステル系で、分子の大きさによって●の部分の数字が変わり、数字が大きいほど水に馴染みやすく、小さいほど油に馴染みやすくなりますが、20でもO/W型乳化です。皮膚刺激はほとんどなく、乳化剤として少量配合される程度なら安全性の高い成分です。
アラントイン 抗炎症 角質細胞増殖の作用を持ち、肌荒れ、あかぎれ、ニキビの赤みなどの炎症を抑えます。アレルゲンからの影響を予防するこうアレルギー作用、化粧品に含まれる他の成分の刺激を緩和する抗刺激作用も持っています。医薬部外品の有効成分として承認されています。配合上限内であれば皮膚刺激は少なく、肌荒れを治すには良い成分ですが、常用すると肌が弱まる可能性もあるので注意しましょう。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
カルボマー 増粘・乳化安定 よく使われる合成ポリマーで、製品にとろみをつける・ジェル化させる目的で配合されています。同じ名前でも増粘効果が異なるものが多数存在します。アルカリ性の成分と反応するので、水酸化Kや水酸化Naと共に配合されます。製品の乳化や油分・粉を分散させる役割もあります。天然ガム類(多糖類)よりも増粘効果・均一性・温度変化に対する安定性が優れているのが特徴。肌に乗せると塩分や脂肪酸の影響で水のようにさらっとした性質に変化します。皮膜を作って水分の蒸発を防いだり、肌をバリアする機能も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
アルギニン 保湿 人の体内に存在するアミノ酸の一種で天然保湿因子(NMF)にも含まれます。単体での保湿効果は高くありませんが、他の成分と一緒に、天然保湿因子(NMF)に近い成分を作り上げる効果があります。他にも肌バリア改善、毛髪修復、ph調整などの役割を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
キサンタンガム 増粘・乳化安定 よく使われる天然由来ポリマー(多糖類)で、製品のとろみをつける目的で配合されます。乳化の安定性を作ったり、皮膚に膜を作る働きもあります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
トコフェロール 酸化防止 製品の防腐とお肌の酸化防止に優秀な成分です。さらに血行促進をして肌の血色を良くする効果も得られます。皮膚刺激や毒性もない安全な成分です。
クエン酸Na pH調整剤(アルカリ) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。

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乳液・敏感肌用・さっぱりタイプ

無印良品 乳液・敏感肌用・さっぱりタイプ 200ml
定価 580円(200ml)

水、DPG、ミリスチン酸オクチルドデシル、ペンチレングリコール、シクロペンタシロキサン、ミツロウ、PEG-32、スクワラン、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、ベヘニルアルコール、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG-75、ポリソルベート80、キサンタンガム、カルボマー、アラントイン、アルギニン、グリセリン、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、BG、フェノキシエタノール

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 2.5]成分評価[/value][/rate]

DPGの配合量が多く、ペンチレングリコールもけっこう入っています。どちらもわずかな皮膚刺激が指摘されている成分なので、高濃度で配合されているのは微妙ですね💦

 

高保湿やしっとりタイプに入っている油脂は入らず、油分はエステル油などを使用しているので、ニキビ肌や脂性肌の人でも比較的使いやすそうです。

 

シリコーンが入っていますが、皮膚刺激はほとんどないものなので、特に気にする必要はなさそう。

一番気になった成分は『t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン』という紫外線吸収剤。

おそらく紫外線による劣化から守る目的で配合されている成分ですが、肌に負担がかかると指摘されています💦

日焼け止めならまだしも、敏感肌向けの乳液に配合されているのはかなり残念な成分ですね😨

 

めちゃくちゃ悪い成分配合ではありませんが、敏感肌向けシリーズの中でこの商品はあんまりオススメできないです💦

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ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
DPG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。他の成分を製品内で上手に溶かす働きも。低コストで配合できるので、プチプラコスメを中心によく使われています。眼睛刺激やわずかな皮膚刺激が指摘されています。絶対に避けるほど危険性はありませんが、多量に配合されているものは目に入ると痛いです。敏感肌の方、お子さんへの使用、目の付近への使用は特に注意しましょう。
ミリスチン酸オクチルドデシル 保湿 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。天然油脂と同じ構造なのに酸化しにくいのが特徴です。角質の細胞間で水分保持機能を促進します。他の成分との混ざりが良く、石油系界面活性剤の代わりとしても使われます。クレンジングオイルに大量使用するには脱脂力が高いので要注意です。わずかなの紅斑の報告がありますが、基本的には皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ペンチレングリコール 保湿 保湿剤の中ではさらっとした使用感を持っています。抗菌性があるので、防腐剤の量を減らす目的でも使用されます。防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
シクロペンタシロキサン シリコーン 撥水性が高く、皮膜力が低いので肌に塗ったあとはサラッとした質感になります。ファンデーションや日焼け止めなどに配合に良く配合されます。他の成分による刺激から肌を守る役割も。シリコーンの中では肌に残りにくい性質を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ミツロウ 保湿 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。テクスチャの調整やマスカラの皮膜形成、髪のスタイリングなどの目的でも配合されます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
PEG-32 保湿 化粧品の場合はPEG-●(数字4~400)、医薬品の場合はポリエチレングリコール●(数字200~20000)と表記される保湿剤です。鎖のように繋がった分子で、数字が大きくなるほど鎖が長くなり、使用感は固くなります。12(医薬品では600)以下は液体、20(医薬品では1000)以上は固体です。保湿以外にも増粘や乳化補助の作用があります。液体(化粧品では12以下)は保湿効果が高いですが、低分子なので皮膚刺激の可能性・報告があるため要注意です。
スクワラン 保湿 肌の保湿や柔軟作用を持っています。人間の皮脂中に5%含まれており、お肌に馴染みやすい成分。こってり感はありますが、べたつきにくいので感触改良のためにも配合されます。100%のオイルをそのままスキンケアに使うことも可能です。安定性が高く、酸化や熱による劣化が少ないのも特徴。医薬品の軟膏などにも使用されています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
グリコシルトレハロース 保湿 保湿成分です。保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ベヘニルアルコール 増粘・乳化安定 ナタネ油由来の高級アルコールで、製品の乳化を安定させる目的で配合されます。増粘剤として製品の粘度を調整する役割も持ちます。融点が高いので、製品の温度耐性を高める効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン 紫外線吸収剤 UV-Aを吸収します。UV-Bを吸収するメトキシケイヒ酸エチルヘキシルと混ざりやすい性質を持つので一緒に配合されることが多いです。光安定性は低めですが、オクトクリレンと併用することで改善されます。製品自体を紫外線による退色・変色から守る目的でも配合されます。肌に負担がかかると言われているオキシベンゾン類の一種で、やや不安のある成分です。
ステアリン酸グリセリル 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤 グリセリンエステル系で、非常に多くの化粧品に使われています。乳化・分散作用が高く、酸化されにくい構造を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ステアリン酸PEG-75 増粘・乳化 シャンプーや化粧品の増粘剤として粘度を調整します。スキンケア用品などの乳化剤としても使用されます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ポリソルベート80 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤 ソルビタンエステル系で、分子の大きさによって●の部分の数字が変わり、数字が大きいほど水に馴染みやすく、小さいほど油に馴染みやすくなりますが、20でもO/W型乳化です。皮膚刺激はほとんどなく、乳化剤として少量配合される程度なら安全性の高い成分です。
キサンタンガム 増粘・乳化安定 よく使われる天然由来ポリマー(多糖類)で、製品のとろみをつける目的で配合されます。乳化の安定性を作ったり、皮膚に膜を作る働きもあります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
カルボマー 増粘・乳化安定 よく使われる合成ポリマーで、製品にとろみをつける・ジェル化させる目的で配合されています。同じ名前でも増粘効果が異なるものが多数存在します。アルカリ性の成分と反応するので、水酸化Kや水酸化Naと共に配合されます。製品の乳化や油分・粉を分散させる役割もあります。天然ガム類(多糖類)よりも増粘効果・均一性・温度変化に対する安定性が優れているのが特徴。肌に乗せると塩分や脂肪酸の影響で水のようにさらっとした性質に変化します。皮膜を作って水分の蒸発を防いだり、肌をバリアする機能も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
アラントイン 抗炎症 角質細胞増殖の作用を持ち、肌荒れ、あかぎれ、ニキビの赤みなどの炎症を抑えます。アレルゲンからの影響を予防するこうアレルギー作用、化粧品に含まれる他の成分の刺激を緩和する抗刺激作用も持っています。医薬部外品の有効成分として承認されています。配合上限内であれば皮膚刺激は少なく、肌荒れを治すには良い成分ですが、常用すると肌が弱まる可能性もあるので注意しましょう。
アルギニン 保湿 人の体内に存在するアミノ酸の一種で天然保湿因子(NMF)にも含まれます。単体での保湿効果は高くありませんが、他の成分と一緒に、天然保湿因子(NMF)に近い成分を作り上げる効果があります。他にも肌バリア改善、毛髪修復、ph調整などの役割を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。

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敏感肌用オールインワン美容液ジェル

定価 990円(100ml)

水、BGグリセリン、PEG-32、ペンチレングリコール、オリーブ果実油、ジメチコン、パルミチン酸エチルヘキシル、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、ポリクオタニウム-51、スベリヒユエキス、ヒアルロン酸Na、グレープフルーツ種子エキス、スクワラン、ポリソルベート60、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、水酸化K、フェノキシエタノール

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 3.5]成分評価[/value][/rate]

化粧水や乳液に配合した成分をベースに、シリコーンやポリマーを配合し、プルプル感を出したり、肌に膜を作って水分の蒸発を防いだり、外部刺激から肌を守ります。

 

化粧水・乳液に入っていた低コスト&やや刺激ありなDPGは配合されておらず、メインの保湿成分はBGとグリセリンが使用されています。

ただし防腐効果があり、多少の刺激が懸念されるペンチレングリコールが配合。濃度的には影響があるのか微妙なところですが、ややマイナスポイントですね。

 

また、ジメチコンはシリコーンの一種で、肌に膜を作って水分の蒸発を防ぐ役割があるのですが、人によっては刺激を感じるリスクもある成分。

敏感肌に入っているのは微妙かなぁという印象です💦

 

商品名に『美容液』と入っていますが、化粧水や乳液と比べて何か特別な美容成分が入っているわけではなさそう。

せいぜい、濃度をちょっと濃くしているレベルでしょう。

乾燥さえ気にならなければ、化粧水と乳液のスキンケアが1本で終わる楽さはあるけど、それ以上の美容効果はないと思われます。

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ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
PEG-32 保湿 化粧品の場合はPEG-●(数字4~400)、医薬品の場合はポリエチレングリコール●(数字200~20000)と表記される保湿剤です。鎖のように繋がった分子で、数字が大きくなるほど鎖が長くなり、使用感は固くなります。12(医薬品では600)以下は液体、20(医薬品では1000)以上は固体です。保湿以外にも増粘や乳化補助の作用があります。液体(化粧品では12以下)は保湿効果が高いですが、低分子なので皮膚刺激の可能性・報告があるため要注意です。
ペンチレングリコール 保湿 保湿剤の中ではさらっとした使用感を持っています。抗菌性があるので、防腐剤の量を減らす目的でも使用されます。防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
オリーブ果実油 保湿 肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。ミネラルオイルなどの炭化水素にはない、水分を抱え込む力があるので、保水効果も持っています。成分の約75%はオレイン酸。比較的酸化しにくく、肌なじみが良いのが特徴です。皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。また、アクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方は注意。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ジメチコン 保湿 髪や肌に膜を作り、水分の蒸発を防いだり、表面をキレイに見せたり、外部刺激から守る役割があります。低分子のジメチコンはサラッとしたテクスチャで揮発性があるので、洗い流さないトリートメントによく使われます、高分子のシリコーンは粘度が高くコーティング力に優れているので洗い流すトリートメントによく使われます。人によっては肌に残って刺激を感じることもありますが、無理して避けるほどではないレベル。トリートメントやコンディショナーなど髪に使う場合は刺激はなく、髪の状態を良くしてくれる優秀な成分です。
パルミチン酸エチルヘキシル 保湿 高級アルコール類が原料となったエステル油。肌のバリア・水分の保持をサポートします。油ですがべたつきが少なく、さっぱりした使用感です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
グリコシルトレハロース 保湿 保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ヒアルロン酸Na 保湿 化粧品で多く用いられる保湿・保水成分です。保水性や浸透性に優れており、お肌に潤いを与え、なめらかに整えます。人の体の中に存在する成分で、細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしています。ヒアルロン酸Naの粉末1gで2~6Lの水分保持力があると言われています。とろみが強く、化粧水なら0.01%の配合量でもテクスチャが変わり、1%を超えるとゲル状になります。分子量が大きくなるほど粘度が高くなりますが、成分表示を見ても分子量は確認できません。グリセリンと組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
スクワラン 保湿 肌の保湿や柔軟作用を持っています。人間の皮脂中に5%含まれており、お肌に馴染みやすい成分。こってり感はありますが、べたつきにくいので感触改良のためにも配合されます。100%のオイルをそのままスキンケアに使うことも可能です。安定性が高く、酸化や熱による劣化が少ないのも特徴。医薬品の軟膏などにも使用されています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリソルベート60 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤 ソルビタンエステル系で、分子の大きさによって●の部分の数字が変わり、数字が大きいほど水に馴染みやすく、小さいほど油に馴染みやすくなりますが、20でもO/W型乳化です。皮膚刺激はほとんどなく、乳化剤として少量配合される程度なら安全性の高い成分です。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 増粘 製品をゲル状の質感に近づける増粘剤として配合されています。耐水性があるのでウォータープルーフのメイク用品にも使用されます。わずかなが眼刺激が起こる可能性がありますが、皮膚への刺激性はほぼありません。
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー 増粘・乳化補助 ポリマーです。水に溶かすと増粘効果を持ち、製品のテクスチャを整えるために配合されます。乳化を安定させる効果もあるので、刺激の強い乳化剤の配合を減らす役割もあります。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
水酸化K ph調整剤(アルカリ性) 主に製品のpHを調整する目的で配合されます。油脂や高級脂肪酸と中和させると石けんになり、カルボマー等と中和させると増粘効果があります。水酸化Naと同じ性質を持ちますが、水酸化Kの方が肌を軟化させる効果が高いです。単体では劇物に指定される危険な成分ですが、強アルカリ性の物質と中和させることで、毒性や刺激性はなくなるので、肌への悪影響はなく、安全性の高い成分です。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。

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敏感肌用日焼け止めミルク

定価 1490円(150ml)

水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルシクロペンタシロキサン、イソノナン酸イソデシル、ペンチレングリコール、パルミチン酸エチルヘキシル、ジメチコン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、グリセリン、ミツロウ、ベヘニルアルコール、ステアリン酸グリセリル、ポリシリコーン-14、ポリソルベート60、ステアリン酸PEG-75、トリメチルシロキシケイ酸、BG、カルボマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、アラントイン、ポリクオタニウム-51、ヒアルロン酸Na、スベリヒユエキス、グレープフルーツ種子エキス、アルギニン、クエン酸Na、トコフェロール、フェノキシエタノール

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 2]成分評価[/value][/rate]

敏感肌向けシリーズに配合されている保湿成分をベースに、紫外線吸収剤やシリコーンを入れて作られた日焼け止めです。

 

SPF27・PA++と日常生活レベルの弱めの紫外線カット効果を発揮します。

肌への負担は少ないですが、夏の日差しをがっつり浴びる日や、レジャーにはちょっと物足りないかなという強さです。

一般的な低刺激の日焼け止めとは逆で「紫外線吸収剤を使って」「紫外線散乱剤を使わない」配合。

紫外線散乱剤による白浮きや乾燥のデメリットは回避できますが、基本的には紫外線吸収剤の方が刺激がある成分なので、敏感肌向けの日焼け止めとしては微妙かも💦

使用されている紫外線吸収剤も、『ポリシリコーン-14』は低刺激の紫外線吸収剤ですが『メトキシケイヒ酸エチルヘキシル』『t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン』は肌への刺激や負担が指摘されている成分です。

 

『シクロペンタシロキサン』はシリコーンの中では肌に優しい成分で、吸収剤をコーティングして、刺激から肌を守る役割があります。

『ジメチコーン』は刺激ゼロとは言えないけど、耐水性を良くする役割もあるので、配合するのは仕方ないですね。

強いウォータープルーフ成分は入らず、石けんで洗い流せる仕様ですが、汗や皮脂には弱いのでこまめな塗り直しが必要です。

 

トリメチルシロキシケイ酸はメイク崩れ防止下地などに配合される、肌に残って悪影響の可能性があるシリコーン樹脂ですが、配合量が少ないので気にするほどではないかも。

 

敏感肌向けの日焼け止めと言っておきながら、刺激や肌負担がありそうな種類の紫外線吸収剤を使っているし、そのわりにSPFやPAは高くないので、あまり良い解析結果ではありません😨

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ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 紫外線吸収剤 1984年に日本で使用が許可されてから、非常に多くの日焼け止めに使用されています。赤くなる日焼けの原因であるUV-Bの吸収力が高いです。化粧品自体を紫外線による劣化から防御する目的でも配合されています。紫外線吸収力は高いのですが、大量に配合されているものは乾燥や刺激を起こしやすいので注意が必要です。
シクロペンタシロキサン シリコーン 撥水性が高く、皮膜力が低いので肌に塗ったあとはサラッとした質感になります。ファンデーションや日焼け止めなどに配合に良く配合されます。他の成分による刺激から肌を守る役割も。シリコーンの中では肌に残りにくい性質を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
イソノナン酸イソデシル 保湿 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。油性成分の中では粘度が低く、さらっとしたテクスチャです。天然油脂と同じ構造なのに酸化しにくいのが特徴です。他の成分との混ざりが良く、石油系界面活性剤の代わりとしても使われます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ペンチレングリコール 保湿 保湿剤の中ではさらっとした使用感を持っています。抗菌性があるので、防腐剤の量を減らす目的でも使用されます。防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
パルミチン酸エチルヘキシル 保湿 高級アルコール類が原料となったエステル油。肌のバリア・水分の保持をサポートします。油ですがべたつきが少なく、さっぱりした使用感です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ジメチコン シリコーン 髪や肌に膜を作り、水分の蒸発を防いだり、表面をキレイに見せたり、外部刺激から守る役割があります。低分子のジメチコンはサラッとしたテクスチャで揮発性があるので、洗い流さないトリートメントによく使われます、高分子のシリコーンは粘度が高くコーティング力に優れているので洗い流すトリートメントによく使われます。人によっては肌に残って刺激を感じることもありますが、無理して避けるほどではないレベル。トリートメントやコンディショナーなど髪に使う場合は刺激はなく、髪の状態を良くしてくれる優秀な成分です。
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン 紫外線吸収剤 UV-Aを吸収します。UV-Bを吸収するメトキシケイヒ酸エチルヘキシルと混ざりやすい性質を持つので一緒に配合されることが多いです。光安定性は低めですが、オクトクリレンと併用することで改善されます。製品自体を紫外線による退色・変色から守る目的でも配合されます。極めて危険なわけではありませんが、肌に負担がかかると言われているオキシベンゾン類の一種で、やや不安のある成分です。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
ミツロウ 保湿 肌の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。テクスチャの調整やマスカラの皮膜形成、髪のスタイリングなどの目的でも配合されます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です
ベヘニルアルコール 増粘・乳化安定 ナタネ油由来の高級アルコールで、製品の乳化を安定させる目的で配合されます。増粘剤として製品の粘度を調整する役割も持ちます。融点が高いので、製品の温度耐性を高める効果も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です
ステアリン酸グリセリル 保湿 グリセリンエステル系で、非常に多くの化粧品に使われています。乳化・分散作用が高く、酸化されにくい構造を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ポリシリコーン-14 紫外線吸収剤 UV-AとUV-Bに対して防御効果を持ちます。シルクのカプセルで吸収剤を包んでいるので、肌に直接触れずに刺激を和らげています。紫外線吸収剤の中では皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。
ポリソルベート60 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化剤 ソルビタンエステル系で、分子の大きさによって●の部分の数字が変わり、数字が大きいほど水に馴染みやすく、小さいほど油に馴染みやすくなりますが、20でもO/W型乳化です。皮膚刺激はほとんどなく、乳化剤として少量配合される程度なら安全性の高い成分です。
ステアリン酸PEG-75 増粘・乳化 シャンプーや化粧品の増粘剤として粘度を調整します。スキンケア用品などの乳化剤としても使用されます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
トリメチルシロキシケイ酸 シリコーン樹脂 他のシリコーン類に混ぜて配合されます。揮発性が高いので、メイクなどの崩れを防止する効果があります。メイクアップ化粧品でツヤのある仕上がりを作る目的でも配合されます。肌にやや残りやすく、毛穴の詰まりなどのトラブルの原因になるので要注意。配合量が多すぎなければ基本的に皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
カルボマー 増粘・乳化安定 よく使われる合成ポリマーで、製品にとろみをつける・ジェル化させる目的で配合されています。同じ名前でも増粘効果が異なるものが多数存在します。アルカリ性の成分と反応するので、水酸化Kや水酸化Naと共に配合されます。製品の乳化や油分・粉を分散させる役割もあります。天然ガム類(多糖類)よりも増粘効果・均一性・温度変化に対する安定性が優れているのが特徴。肌に乗せると塩分や脂肪酸の影響で水のようにさらっとした性質に変化します。皮膜を作って水分の蒸発を防いだり、肌をバリアする機能も。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 増粘 製品をゲル状の質感に近づける増粘剤として配合されています。耐水性があるのでウォータープルーフのメイク用品にも使用されます。わずかなが眼刺激が起こる可能性がありますが、皮膚への刺激性はほぼありません。
アラントイン 抗炎症 角質細胞増殖の作用を持ち、肌荒れ、あかぎれ、ニキビの赤みなどの炎症を抑えます。アレルゲンからの影響を予防するこうアレルギー作用、化粧品に含まれる他の成分の刺激を緩和する抗刺激作用も持っています。医薬部外品の有効成分として承認されています。配合上限内であれば皮膚刺激は少なく、肌荒れを治すには良い成分ですが、常用すると肌が弱まる可能性もあるので注意しましょう。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。
ヒアルロン酸Na 保湿 化粧品で多く用いられる保湿・保水成分です。保水性や浸透性に優れており、お肌に潤いを与え、なめらかに整えます。人の体の中に存在する成分で、細胞と細胞の間で、水分の保持やクッションのような役割をしています。ヒアルロン酸Naの粉末1gで2~6Lの水分保持力があると言われています。とろみが強く、化粧水なら0.01%の配合量でもテクスチャが変わり、1%を超えるとゲル状になります。分子量が大きくなるほど粘度が高くなりますが、成分表示を見ても分子量は確認できません。グリセリンと組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
アルギニン 保湿 人の体内に存在するアミノ酸の一種で天然保湿因子(NMF)にも含まれます。単体での保湿効果は高くありませんが、他の成分と一緒に、天然保湿因子(NMF)に近い成分を作り上げる効果があります。他にも肌バリア改善、毛髪修復、ph調整などの役割を持ちます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
クエン酸Na pH調整剤(アルカリ) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。
トコフェロール 酸化防止 製品の防腐とお肌の酸化防止に優秀な成分です。さらに血行促進をして肌の血色を良くする効果も得られます。皮膚刺激や毒性もない安全な成分です。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。

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オイルクレンジング・敏感肌用

定価 950円(200ml)

オリーブ果実油パルミチン酸エチルヘキシル、テトラオレイン酸ソルベス-30、ポリソルベート80、オレイン酸ソルビタン、水、ペンチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、グリセリン、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、トコフェロール、BG

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 4]成分評価[/value][/rate]

この価格帯では珍しく、油脂をメインの洗浄成分にしたクレンジングオイルです。

油脂はクレンジング力が高く、肌を柔らかくする効果もあり、適度に肌に良質な油が残るので肌を乾燥させない優秀な成分✨

安価なクレンジングオイルはクレンジング力は高いけど、脱脂力が高く肌を乾燥させる、鉱物油やエステル油がメインになっているものが多いので、油脂(オリーブ果実油)をメインにしてるのは最高です👍

ただし2番目にエステル油が来ているので、油脂オンリーのクレンジングに比べると脱脂力は高いかも。

また、オリーブ果実油はニキビ肌や脂性肌との相性は悪めなのと、油脂の中ではそれほどグレードは高くないです。

 

クレンジングのために配合された油+乳化剤以外の部分は、シリーズの他のコスメと似たような配合です。

ただし洗い流す製品なので、油脂以外の保湿成分による美容効果は他の製品ほどは期待できないかも。

 

肌への刺激が気になる成分は得になし。

1000円以下で買えるオイルクレンジングとしては、かなり優秀な成分解析結果だと思います✨

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オリーブ果実油 クレンジング 肌の水分蒸発を防いだり、お肌を柔らかくする作用があります。ミネラルオイルなどの炭化水素にはない、水分を抱え込む力があるので、保水効果も持っています。成分の約75%はオレイン酸。比較的酸化しにくく、肌なじみが良いのが特徴です。皮脂量が多い人が使うと皮脂バランスや毛穴の状態が悪くなることもあるので注意しましょう。また、アクネ菌のエサになるのでニキビが出来やすい方は注意。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
パルミチン酸エチルヘキシル クレンジング 高級アルコール類が原料となったエステル油。肌のバリア・水分の保持をサポートします。油ですがべたつきが少なく、さっぱりした使用感です。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
テトラオレイン酸ソルベス-30 乳化 さまざまな油に対する乳化力が高く、洗い流し用の乳化剤としてクレンジングによく配合されます。。水にも馴染みやすい性質で、クレンジングオイルによく配合されます。分子量が大きく、皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
ポリソルベート80 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化 ソルビタンエステル系で、分子の大きさによって●の部分の数字が変わり、数字が大きいほど水に馴染みやすく、小さいほど油に馴染みやすくなりますが、20でもO/W型乳化です。皮膚刺激はほとんどなく、乳化剤として少量配合される程度なら安全性の高い成分です。
オレイン酸ソルビタン 非イオン(ノニオン)界面活性剤・乳化 ソルビタンエステル系で、W/O型に乳化します。皮膚刺激はほとんどなく、乳化剤として少量配合される程度なら安全性の高い成分です。
ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
ペンチレングリコール 保湿 保湿剤の中ではさらっとした使用感を持っています。抗菌性があるので、防腐剤の量を減らす目的でも使用されます。防腐効果を持つため、高濃度で配合されると刺激になる可能性があるので注意しましょう。
グリコシルトレハロース 保湿 保湿成分です。保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
トコフェロール 酸化防止 製品の防腐とお肌の酸化防止に優秀な成分です。さらに血行促進をして肌の血色を良くする効果も得られます。皮膚刺激や毒性もない安全な成分です。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。

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泡洗顔フォーム・敏感肌用

定価 750円(200ml)

水、DPGラウリン酸、オレイン酸、グリコシルトレハロース、水酸化K、加水分解水添デンプン、ココアンホ酢酸Naミリスチン酸、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、クエン酸、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、BG、グリセリン、フェノキシエタノール、EDTA-4Na、エチドロン酸、亜硫酸Na

※ピンクが特に良い成分、ブルーが気になる成分です。

[rate][value 2.5]成分評価[/value][/rate]

メインの洗浄成分は高級脂肪酸の『ラウリン酸』『オレイン酸』『ミリスチン酸』と『水酸化K』を反応させて得られる、アニオン(陰イオン)界面活性剤の『カリ含有石けん素地』です。

石けんは界面活性剤の中でも特に洗浄力が高く、洗いすぎによる乾燥・刺激の原因になりがち。

しっかり洗いたい人にはメリットもありますが、敏感肌用の洗顔フォームに配合するのはあまり良くないです💦

さらに特に一番多く配合されているラウリン酸が、他の高級脂肪酸に比べて刺激が強いのも気になる点。

気泡補助目的もある『ココアンホ酢酸Na』で刺激は緩和されているかもしれませんが、

『コカミドプロピルベタイン』はアレルギーのリスクがある成分ですが、日本では多くの製品に使われており、洗い流し製品に少し入っている程度なら気にしなくて良いでしょう。

肌に優しいアミノ酸系の洗浄成分である『ココイルメチルタウリンNa』も入っていますが、メインは石けん系なので、「アミノ酸系の洗浄成分が入ってるから肌に優しい」とは言えません。

 

また、ベースの保湿成分に入っているDPGは眼精刺激とわずかな皮膚刺激が指摘されている成分。

洗顔料に高濃度で配合されていると目に入ったときに染みます。

石けんも染みる成分なので、目に入ったときに痛い可能性大です。

 

シリーズの他商品にはない酸化防止剤やキレート剤が入っていますが、洗顔料という性質上ほぼ必須な成分で、洗い流されますし、肌への悪影響は特に気にしなくて良いレベルです。

 

保湿&美容目的の成分は、シリーズの他のコスメと似たような配合です。

ただし洗い流す製品なので、保湿成分による美容効果は他の製品ほどは期待できないかも。

 

解析結果としては、洗顔料にしては刺激になりやすい成分は少なめだけど、敏感肌の人が毎日使う洗顔料にしては、洗浄力が強すぎると思います。

むしろ普通肌や脂性肌の人向けな気がします。

[open title=’クリックで詳しい解析結果を見る’]

ベース ほぼすべての化粧品に配合されているベースとなる成分です。水溶性の成分を溶かし、化粧品を作り上げます。単体では蒸発してしまうため、水と結びつく性質を持つ保湿剤(グリセリン、BG、DPG、PGなど)と共に配合することで保湿効果が得られます。水自体に特別な効果はありませんが、刺激や毒性などは一切なく、化粧品の成分の中で最も安全です。
DPG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。他の成分を製品内で上手に溶かす働きも。低コストで配合できるので、プチプラコスメを中心によく使われています。眼睛刺激やわずかな皮膚刺激が指摘されています。絶対に避けるほど危険性はありませんが、多量に配合されているものは目に入ると痛いです。敏感肌の方、お子さんへの使用、目の付近への使用は特に注意しましょう。
ラウリン酸 アニオン(陰イオン)界面活性剤・洗浄 油性成分(高級脂肪酸)です。ナトリウムと中和したものは『ラウリン酸Na』となり、よく似た名前ですが、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naとは異なります。水酸化Naと混ぜることで石けん素地、水酸化Kと混ぜることでカリ石けん素地になります。洗浄力は高いですが、他の高級脂肪酸に比べて分子が小さいので刺激性も強め。ボディの洗浄ならまだ良いですが、洗顔料や肌荒れ中には避けたい成分です。乳化の補助として使われることもあり、少量の配合なら特に刺激はありません。
オレイン酸 アニオン(陰イオン)界面活性剤・洗浄 油性成分(高級脂肪酸)です。水酸化Naと混ぜることで石けん素地、水酸化Kと混ぜることでカリ石けん素地になります。分子が大きいので同じように石けん素地に使われるラウリン酸などの飽和脂肪酸と比べると刺激は弱め。刺激ゼロではありませんが、洗浄力も高く、評価はそこそこの成分です。乳化の補助や抗菌のために配合されることもあり、少量の配合なら特に刺激はありません。
グリコシルトレハロース 保湿 保湿成分です。保水性が高く、肌の表面や角質に水分を与えます。肌の表面に膜を作り、外部刺激から守る働きも。トレハロースにブドウ糖が結合して作られた多糖体で、トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
水酸化K アニオン(陰イオン)界面活性剤・洗浄 主に製品のpHを調整する目的で配合されます。油脂や高級脂肪酸と中和させると石けんになり、カルボマー等と中和させると増粘効果があります。水酸化Naと同じ性質を持ちますが、水酸化Kの方が肌を軟化させる効果が高いです。単体では劇物に指定される危険な成分ですが、強アルカリ性の物質と中和させることで、毒性や刺激性はなくなるので、肌への悪影響はなく、安全性の高い成分です。
加水分解水添デンプン 保湿 水分の保持や抗炎作用があります。紫外線に対するバリア機能も発見されました。トウモロコシなどの植物の含まれている糖アルコールが原料になっています。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です
ココアンホ酢酸Na 両性イオン(アンホ)界面活性剤・洗浄成分 イソダリン系で、洗浄力は弱く、主に気泡の補助目的で配合されます。刺激緩和作用や、髪や肌にうるおいや柔軟性を与える効果もあり。ベビーソープや敏感肌向けシャンプーはもちろん、スキンケア用品の乳化剤としても使われます。低刺激で肌への刺激が少ない、優しい洗浄成分です。
ミリスチン酸 アニオン(陰イオン)界面活性剤・洗浄 油性成分(高級脂肪酸)です。水酸化Naと混ぜることで石けん素地、水酸化Kと混ぜることでカリ石けん素地になります。高級脂肪酸の中で、泡の持続性が優れているのはミリスチン酸です。洗浄力は高いですが、刺激性も強め。ボディの洗浄ならまだ良いですが、洗顔料や肌荒れ中には避けたい成分です。乳化の補助として使われることもあり、少量の配合なら特に刺激はありません。
コカミドプロピルベタイン 両性イオン(アンホ)界面活性剤・洗浄 アミドベタイン系で、洗浄力は普通ぐらい。柔軟作用もあります。粘り気があり、泡立ちを良くしたり泡だれを防ぐ効果や、陰イオン界面活性剤の刺激をやわらげる効果も持っています。ほどよい洗浄力で皮膚刺激が少なめの、バランスの取れた洗浄成分です。日本では非常にメジャーな成分で、低刺激シャンプーやベビーソープによく配合されています。しかしアメリカ接触皮膚炎協会ではアレルギーの原因となる物質として指定されており、かゆみやアレルギーの可能性がある成分です。日本では配合されている商品が多すぎるので避けるのが非常に難しいですが、かゆみやアレルギーが起こった場合はこの成分を疑った方が良いかもしれません。
ココイルメチルタウリンNa アニオン(陰イオン)界面活性剤・洗浄 アミノ酸系(タウリン系)の界面活性剤で、きめ細かい泡立ちを持ち、洗浄力・脱脂力もちょうどよい強さです。洗浄力を持ちつつも皮膚刺激は少なめの、バランスの取れた洗浄成分です。
クエン酸 pH調整剤(酸性) 収れん作用を持ち、毛穴ケアやお肌のキメを整える効果があります。お肌を弱酸性に整えたり、キレート(金属イオン封鎖)の役割も。濃度が高い状態では刺激性の強い成分で、ピーリング目的で多く配合されている場合は要注意。通常の化粧品に使用される量であれば皮膚刺激は少なく、安全性の高い成分です。
スベリヒユエキス 保湿 肌を保湿し、バリア機能を整える効果があると言われています。抗炎症効果も期待できます。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
ポリクオタニウム-51 保湿 ヒアルロン酸の2倍の保湿性があり、洗い流しても皮膚に残ってうるおいを与え続けます。医療で人工血管などにも使用されている、安全性の高い成分です。
グレープフルーツ種子エキス 保湿 肌を保湿する効果があると言われています。抗菌、防腐効果も期待できます。光毒性があるとの指摘もありますが、化粧品に少量配合する程度ならあまり影響はないでしょう。皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い天然成分です。
BG 保湿 化粧品で多く用いられるベースの保湿剤です。グリセリンに比べて保湿効果は劣りますが、使用感がさっぱり軽く、静菌作用も持っています。油性成分を混ざりやすくしたり、粘度を低下させる役割も。成分表示の後方に記載されている場合は、植物エキスの抽出培養として使われている可能性が高く、保湿や静菌作用はほぼありません。皮膚への刺激性の声もありますが実際の毒性は低く、ベースの保湿成分の中ではグリセリンの次に安全なものです。
グリセリン 保湿 ベースとなる保湿剤の中で最も保湿・保水効果が高い成分です。成分を溶けやすくしたり、低温でも固まりにくくしたり、粘度を保つ目的で配合されます。ヒアルロン酸Naやコラーゲンなど水溶性の保湿成分と組み合わせると相乗効果で保湿力を高めます。グリセリンと水が混ざるときには熱が発生するので、配合量を増やすと温感コスメにもなります。他のベース保湿成分と比べたデメリットは、静菌作用が低いこと、べたつきやすいこと。高濃度で配合されている場合はニキビ肌や脂性肌との相性は悪いです。皮膚刺激はほとんどなく、ベースの保湿成分の中で安全性が最も高い成分です。
フェノキシエタノール 防腐 菌に対して強い抗菌作用があり、製品内での微生物の繁殖を防ぎます。パラベンが効かない微生物にも有効で、刺激も弱めですが、その分高濃度で配合する必要があるので、パラベンとどちらが安全かは比較できません。化粧品の配合上限(1%以内)での使用では刺激はほとんどありませんが、皮膚バリア機能が壊れている場合はごくまれに軽度の刺激が起こる可能性があります。基本的に、防腐剤としてはお肌に悪影響が少ない部類なので無理にさけるほどの成分ではありません。
EDTA-4Na キレート剤 金属イオンを封鎖して、製品の品質劣化を防ぐ役割があります。化粧品に配合されるpHが調整されたものは皮膚刺激や毒性もない安全な成分です。
エチドロン酸 キレート剤 金属イオンによる化粧品の変色・変質防止のために配合されます。情報がやや少ないですが、化粧品に少量配合されるレベルでは皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。
亜硫酸Na 酸化防止剤 通常の酸化防止剤は油溶性のものが多いですが、ピロ亜硫酸Naは水に溶ける性質を持ちます。水分を多く含むコスメの酸化防止剤として使用されます。化粧品に少量配合されるレベルでは皮膚刺激はほとんどなく、安全性の高い成分です。

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まとめ

  • 低価格で買えるシンプル保湿スキンケアとしてはかなり優秀
  • 香料や着色料などの肌に余計なものが少ない
  • 保湿以外の美容成分はほとんど入ってない
  • パラベンフリーだけど防腐剤は入ってる
  • ニキビ肌・脂性肌には不向き

敏感肌向けだとして、成分解析をみてオススメなのは『化粧水しっとり』『乳液しっとり』『オイルクレンジング』。

微妙なのは『乳液さっぱり』『日焼け止めミルク』『泡洗顔フォーム』ですね。

名前がないのはオススメでも微妙でもない程度の結果です。

低価格で買えるスキンケアとしてはかなり優秀

肌へのリスクが少なく、しっかり保湿効果が期待できる成分が多種類入っています。

美白やエイジングケアケアができるような成分や高機能な成分はほぼ入っていないけど、シンプルな保湿ケアを求める人には良いと思います。

メインで配合されている保湿成分にDPG(低コストだけどやや刺激のリスクあり)が多用されているのは少し気になりますが、プチプラスキンケアの中ではかなり低刺激で保湿力もしっかりある成分配合です。

肌に余計なものが少ない

着色料・香料・調整剤などの使用感を良くしたり、原料の悪さをごまかすような『スキンケアや品質保持に関係のない成分』はかなり少ないです。

余計なものが入っていないので、肌へのリスクはかなり抑えられているかなという印象です。

保湿以外の成分はほとんど入っていない

敏感肌へのリスクを下げるためか、保湿以外の美容効果が期待できる成分はほとんど入っていません。

強いて言うなら抗炎症成分のアラントインが入っているけど、1種類だけだし、有効成分でもないので大きな効果は期待できないかも。

美白、エイジングケア、抗炎症、角質ケア、毛穴ケア、皮脂抑制などの効果を望むなら、一部だけでも他の商品を使った方が良いでしょう。

パラベンフリーだけど防腐剤は入ってる

パラベンフリーですが、防腐剤として刺激リスクのあるフェノキシエタノールが入っています。

パラベンとフェノキシエタノールのどちらが肌に優しいかは賛否両論。

パラベンフリー=肌に優しいというわけではないのでご注意ください。

ただし防腐剤はほぼすべてのコスメに入っている成分なので、このシリーズが悪質なわけではありません。

ニキビ肌・脂性肌には不向き

グリセリンや油脂などの保湿効果の高い成分をたくさん配合しているので、肌質によっては合わない可能性があり。

ニキビ肌や脂性肌の人が使うと、アクネ菌のエサになる成分が含まれていたり、保湿されすぎてベタついたり油っぽくなります。

特に化粧水はさっぱりタイプでもグリセリンが多く入っているので要注意です。

ニキビ肌の人は抗炎症成分がしっかり入った低刺激のものを、脂性肌の人はもう少し保湿しすぎず皮脂抑制効果の入ったものを選ぶとGOOD👍敏感肌用ラインは向いていなんじゃないかと思います。

 

無印良品の敏感肌シリーズを成分解析してみました

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この記事を書いた人

美容、メイク、おしゃれ等にはまっている20代の3児のママ。
コスメレビュー、コスメ成分解析、コスメサブスク、ファッションレンタルなどの情報を発信しています。

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