【成分解析】ナチュリエ ハトムギ浸透乳液

ナチュリエ ハトムギ浸透乳液を成分解析してみました。

大容量のプチプラ化粧水でお馴染みのハトムギ化粧水シリーズから新登場した乳液。

「従来の乳液よりも、角質細胞の隙間を埋めて水分の蒸発を防ぐ」というコンセプトがあるようですが、成分を見てみると、やや心配な点が見つかりました。

全成分

水、グリセリン、ミネラルオイル、BG、ハトムギエキス、ベタイン、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10 、PEG-150、水酸化Na、イソステアリン酸ソルビタン、イソヘキサデカン、ステアリン酸、ステアリン酸スクロース、セスキオレイン酸ソルビタン、パーム脂肪酸グルタミン酸Na、ベヘニルアルコール、ポリソルベート60、メチルグルセス-10、メチルパラベン

ナチュリエ ハトムギ浸透乳液の成分解析

22種類の成分で構成された乳液です。まずはベースの成分から見ていきます。

ベースの成分は一般的な乳液

まずは水の次に配合量の「グリセリン」「ミネラルオイル」「BG」です。

グリセリンは化粧品でよく使われる保湿力の高いベースの成分。

ナチュリエ ハトムギ浸透乳液はノンコメドジェニックテスト済とのことですが、グリセリンはニキビや毛穴の目立ちの原因になりやすい成分なので、そこは注意。

まぁほとんどの乳液はグリセリンベースで出来ていますし、基本は良い成分です。

ミネラルオイルはベビーオイルの主成分としても使われる一般的な油分です。

BGはグリセリンよりもさっぱりしたベースの保湿成分ですね。

どれも一般的な低刺激成分で、ベビー用品にも使われているようなものです。

美容成分はハトムギエキスより擬似セラミドが優秀かも

商品名にもなっているハトムギエキスは保湿や抗炎症などの効果があると言われている植物成分ですが、プチプラで濃度も低いだろうし、あまり効果は期待できなさそう。

この製品の中で一番良さそうな成分は「ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)」です。

疑似セラミドと呼ばれる成分の一種です。

セラミドは人間の肌の角質層に存在する細胞間脂質に含まれる成分で、お肌の水分保持やバリア機能に非常に重要な役割があります。

「ヒト型セラミド」ではなく「疑似セラミド」なのと、プチプラなので濃度は期待できないですが、濃度が低くても多少の効果は期待できそうな良い成分ですね。

あとはベタインはアミノ酸誘導体の一種の保湿成分。メチルグルセス-10は天然保湿因子に近い性質を持ち、お肌を守る成分です。ざっと見た感じ美容効果が期待できそうなものは他に見当たりませんでした。

ちなみに、ナチュリエのスキンコンディショナー(ハトムギ化粧水)や、ハトムギ系コスメの中で人気のあるアルビオンのスキコンに入っているグリチルリチン酸2Kは、乳液には入っていません。

保湿力はやや物足りないかも

全成分を見ただけでは詳しい濃度はわからないのでなんとも言えませんが、一般的な乳液に比べると、保湿力が弱そうな印象です。

油分の濃度も低そうだし、保湿成分もあんまり入っていない感じですね。

ナチュリエの化粧水と同じく「さっぱり仕上げたい」「安いものを惜しみなく使いたい」って人には良いかもしれませんが、保湿力を求める人には不向きです。

「浸透」は刺激のリスクあり?

この製品のコンセプトは「従来の乳液より浸透する」ということ。公式サイトにもこのような図が出ています。

引用元:https://www.naturie-net.jp/milk/

公式の説明によると、浸透の仕組みは「水分となじみがよく、水分保持力に優れた、保湿成分ベタインを配合」と書かれています。

あとは他の方の成分解析だと「疑似セラミドが細胞間脂質に浸透して潤い」との意見もありましたが、私はそれだけじゃないような気がします。

あくまでも一個人の予想としてお聞きください。

全成分を見てみると、乳化系の成分がかなりの数入っているんですよね。

  • (アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
  • 水酸化Na+ステアリン酸※
  • イソステアリン酸ソルビタン
  • ステアリン酸スクロース
  • セスキオレイン酸ソルビタン
  • パーム脂肪酸グルタミン酸Na※
  • ポリソルベート60

※は特に作用の強そうなアニオン界面活性剤です。

乳液は化粧水に比べて油分が多いので、水と油を混ぜ合わせる(乳化する)ための乳化剤が多く必要になります。

でもそれにしても、強めの乳化剤が多いような気がするんです。

乳化剤というのは、製品を乳化するだけでなく、化粧品を肌に浸透させやすくするという性質を持っています。

乳化剤で浸透させるというのは、他社のコスメでも良く使われている手法。

特にデパコス系は美容成分をしっかりお肌に届けるために、浸透力を上げているものが多いですね。

でも、ナチュリエ ハトムギ浸透乳液の成分を見る限り、そこまで強引にお肌に入れたい高機能な成分が入っているわけじゃないんですよね・・・💦

そして、浸透しやすいというのは、肌の刺激にもなりやすいです。

ナチュリエのハトムギ化粧水は、余計なものが入っていなくてお肌にリスクの少なそうなコスメですが、乳液に関してはちょっと刺激になりやすいんじゃないかなぁと思いました。

成分解析のまとめ

  • ベースの成分は低刺激で一般的な乳液の処方
  • ハトムギエキスは整肌効果があるが、プチプラなのであまり期待できないかも
  • 疑似セラミドでお肌のうるおいやバリア機能をサポート
  • 総合的な保湿力は低そう
  • おそらく多く入った乳化剤のおかげで浸透しやすいが、ちょっと刺激になりやすいかも

ナチュリエの成分解析一覧

ベースほぼすべての化粧品に成分を溶かし込むために配合されています。
水自体に特別な効果はありませんが、刺激やアレルギーなどのリスクもありません。
グリセリンベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
ベース成分の中でも特に低刺激で保湿力が高いのが特徴。
高濃度で配合されているものは、ニキビ肌との相性は悪いです。
ミネラルオイルエモリエント化粧品でよく使われる油分です。
肌への浸透性がほとんどなく、表面に膜をつくって、水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守ります。
液体の場合はミネラルオイル、固体の場合はワセリンと呼ばれます。
固体のワセリンは皮膚科で処方される塗り薬にも使用され、液体のミネラルオイルはベビーオイルなどにも配合されます。
「鉱物油不使用」のコスメは、ミネラルオイルやワセリンが入っていないという意味です。
昔のワセリンは精製度が低く、肌への刺激が指摘されて鉱物油として避けられていました。
最近は99.9%以上の精製度で統合され、低刺激で安全性の高い成分です。
安価なクレンジングオイルでは主成分として配合されがちですが、脱脂力が強いので乾燥を招きます。
BGベース(保湿)化粧品のベースとしてよく使われる保湿成分です。
低刺激で、グリセリンに比べて保湿力は劣りますがさっぱりした使用感です。
1%以下(成分表示の後方に表示)の場合は、成分を溶かし込むためなどの目的で配合されており、影響はほぼありません。
ハトムギエキス整肌ハトムギ化粧水でお馴染みの抗炎症・保湿成分です。
抗腫瘍作用も持っており、昔からイボ治療のためにも使われていました。
他にも肌のターンオーバー促進、角質水分増加による保湿、色素沈着抑制、汗の消臭、余分な皮脂の分泌を抑えるなどの作用を持っています。
化粧品ではやたらと万能な成分として扱われがちですが、植物成分なので作用はそこまで強くないです。
ベタイン保湿糖蜜から得られるアミノ酸誘導体で、化粧品でよく使われる一般的な保湿成分です。
帯電防止効果もありますが、刺激のリスクはほぼありません。
ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)保湿疑似セラミドとも呼ばれ、人間の肌に存在する細胞間脂質・セラミドと似た性質を持ちます。
セラミドと全く同じ効果があるとは言い切れませんが、近い作用を持ち、低コストで配合出来るのがメリットです。
角質の柔軟化、水分の蒸発を防ぐ作用があります。製品の安定化やべたつき防止効果もあります。
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー乳化安定製品の乳化を安定させる成分です。
化粧品の粘度を上げて、とろみをつける効果もあります。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー乳化・増粘製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化し、粘度を上げてゲル化させる役割で配合されます。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
肌への刺激はほとんどないと言われていますが、わずかな眼睛刺激は指摘されています。
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10調整さらっとしたテクスチャで、油剤やグリセリンのべたつきを抑えます。
水分蒸発を防いでうるおいをキープする役割もあります。
PEG-150増粘化粧品に良く使われる成分です。
PEG(ポリエチレングリコール)は肌の水分蒸発を防いだり、化粧品にとろみをつけます。
PEG-150は分子量が大きく保湿力はほとんどなく、主に増粘や乳化補助のために配合されます。
低分子のものは刺激の可能性がありますが、PEGー150は分子が大きいので刺激はほぼありません。
水酸化Na洗浄or調整強いアルカリの性質を持ち、高級脂肪酸や油脂と混ざることで石けん素地(陰イオン界面活性剤)になります。
水酸化Kで作ったカリ石けん素地に比べて、水に溶けにくいので、主に固形タイプの化粧品に使われます。
単独では強い刺激のある成分ですが、化粧品では中和されているため刺激はほぼありません。
製品の増粘やph調整のために配合されることもあります。
イソステアリン酸ソルビタン乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を油の中に水が溶け込むW/O型に乳化します。
W/O型は水に流れにくくこってり。ウォータープルーフのコスメなどによく使われる乳化です。
イソヘキサデカンエモリエント炭化水素油です。
浸透性はなく、お肌の表面で膜を作って水分の蒸発を防いだり、外部刺激から守ります。
他の油性成分を溶かし込むための溶剤としても配合されます。
ステアリン酸洗浄or調整高級脂肪酸の一種で、水酸化Naや水酸化Kと混ぜることで石けん(陰イオン界面活性剤)になります。
石けんに使われる高級脂肪酸の中では気泡力が弱め。刺激が少し強めです。
テクスチャ調整や乳化の補助のために配合されることもあります。
ステアリン酸スクロース乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
セスキオレイン酸ソルビタン乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を油の中に水が溶け込むW/O型に乳化します。
W/O型は水に流れにくくこってり。ウォータープルーフのコスメなどによく使われる乳化です。
パーム脂肪酸グルタミン酸Na洗浄or乳化アミノ酸系のアニオン(陰イオン)界面活性剤です。
肌に必要なうるおいを残して洗える、優秀な洗浄成分。
製品の水と油を混ぜ合わせる乳化を助ける役割もあります。
ベヘニルアルコール乳化安定・調整水の中に油が溶け込むO/W型の乳化を安定させます。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
融点が高いので、製品の温度耐性を高める効果も。
製品のテクスチャを調整するために配合されることもあります。
ポリソルベート60乳化非イオン(ノニオン)界面活性剤です。界面活性剤ですが刺激はほぼありません。
製品を水の中に油が溶け込むO/W型に乳化します。
O/W型は水に流れやすくさっぱり。乳液やクリームなどのスキンケアによく使われる乳化です。
他の成分を溶かし込む役割もあります。
メチルグルセス-10保湿水溶性合成ポリマーの一種です。
天然保湿因子に近い性質を持ち、お肌を柔らかく整えたり、保護膜を作って保湿します。-10は-20に比べて皮膜感が弱く、少ししっとりした使用感です。
化粧品の成分を浸透しやすくさせるためにも配合されます。
メチルパラベン防腐ごく少量の配合で、製品の抗菌・防腐に高い効果を発揮します。
パラベンは避けられがちですが、実際には化粧品に配合する防腐剤の中では毒性が低く、お肌への刺激も少ない防腐剤です。
メチルパラベンは代表的なパラベン4種類の中で、少し防腐力は弱めですが、低刺激です。
ナチュリエ ハトムギ浸透乳液の特徴
  • 肌にうるおいを与えてスキンコンディションを整える浸透乳液
  • 天然保湿成分 ハトムギエキスを配合


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